CRFは以前乗っていたセローと同じく、基本的にはアドベンチャー的な扱いでツーリングメインで使おうと考えている。
キャンプや野宿のツーリングでも昔から荷物は少なめなので、トップケースと極端に大きくなくてもサイドバッグがあれば容量は十分だ。トップケースはこれまで使っていたGIVIのケースを使うとして、サイドバッグの選定に悩んでいた。CRFはサイレンサー側だけでなく左サイドもツールボックスの張り出しがあるので、ツアーシェルケースでは車幅が結構なサイズになってしまう。
そこで斜めに装着できるソフトケースを探していた。見つけたのはWILD HEATのサドルバッグ。お値段なんと13,900円(2023年9月現在)。恐ろしく購入しやすい価格だ。中国の通信販売サイトでも調べてみたけれど、似たような商品がほぼ同じ値段だった。容量は3種類ある中で、真ん中の18Lにした。
ソフトケースの最大のメリットは、「縛れば幅が狭くできる」だ。ただ、このケースは最大幅にしてもそれほど張り出しが広くない。思っていた以上に全体の幅は狭い。
セローにツアーシェルケースよりも幅が狭いのではないだろうか。
ハードケースが付づらい理由のひとつ、左サイドのツールボックス。
右のサイレンサー部も、ヒートガードに上手い具合に沿った位置にケースが来ている。熱で溶ける、ということはないだろう。
テントとシュラフ、マット、チェア、調理系の道具をサイドバッグに詰め込んでハンモックまで収めてみたけれどまだ余裕たっぷり。口をグルグル巻くことで内側への浸水を防ぐ完全防水仕様で、口の巻きあと3回分くらいは荷物が入る。
隙間に衣類を詰めればトップケースに収めるのはテーブルと焚き火の道具になる。
荷物フル装備で走ってみた。
取り回しはセローの時と同じように、いつもの軽さがなくなって嫌な感じがする。走り出してみるととても走りやすい。スピードが乗っても不安がない。
走行して不安がないのは、おそらく固定方法がかなりしっかりしているのが原因だ。
2つのバッグを繋ぐベルトはシートの上に載っているだけで、ツアーシェルケースのようにシート下を通すようなベルトはない。
その前方に右のバッグ前方から伸びているベルトを左に、左のバッグから伸びているベルトを右に止めるバックルがある。これに加えて
後ろからしっかりと引っ張って固定できるベルトと、
前方下に引っ張るベルト。
しっかりと引っ張ることでバッグがかなり車体に密着した状態で動かなくなる。とても良い感じ。
不整地もフラットダートなら動かない荷物のおかげで思った以上に楽しく走れる。あんまりガレた林道は荷物の安定が、とか言う以前に重さの問題でそもそも走りづらい。
固定用の各種ベルトは恐ろしく長めだったので、切って切り口を焼いておいた。
難点を挙げるとしたら、バッグを外したり取り付けたりが、固定箇所が多いことからやや面倒なこと。今のところそれ以外にネガティブさが見えてこない。
高速から林道まで、こりゃトランポ使わずに泊を伴う遠距離ツーリングに出かけてみたくなる装備だぞ。
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