Tractionメンバーだけでなく、ジムカーナのイベントに参加される皆さんはジムカーナをすることで何を目指しているのでしょうか。
走ってなんぼのバイク乗りの多くは「速さ」を求めたり、そこに格好良さを感じていると思います。 自分も大学生のころワインディングを速く走りたいと思いました。ジムカーナのイベントに参加される方も最初は速くなることを目指して参加された方も多いのではないでしょうか。速さって減速量を減らして、逆にアクセルを開ける時間を長くすることで得られるものなのですが、皆さんが最後に目指すものは速さなのでしょうか?
ジムカーナが一般道の走りやサーキット走行と決定的に違うのは、走り全体を構成する要素に速さだけでなくかなりの比重で「巧さ」が含まれているところにあると思います。速度域が高ければ慣性の法則でマシンは安定しますが、失速寸前の速度域でもマシンをコントロールして回すテクニックはジムカーナならでわなのではないかと思います。
それではジムカーナで目指すコトは「速さ」と「巧さ」を身につけることに終始するのでしょうか?
僕はジムカーナで一番大切なこと、そして一番目指さなくてはならないことは、大会や勝負で勝てる「強さ」を身につけることにあるのではないかと思っています。速さと巧さだけではジムカーナの競技としての実力と認められないのです。速さを希求する思いが巧さにつながり、巧さを以て勝つ強さを身につける人間になることで、ジムカーナが3倍(?)楽しめるのではないかと思うのです。昔の人は「心・技・体」と言いました。僕なりに言えば「強さ・巧さ・速さ」です。速さはきちんと走るマシンを作れるということにもつながるのではないでしょうか。
余談ですが‥HGC創始者のひとりで僕の大師匠の(と、勝手にとらえている)山田さんが、僕がジムカーナを始めた頃ぽそりと言われたことがあります。
つがたく「ジムカーナで速い人って、究極にバイクの扱いが巧い人なんでしょうね」
山田さん「んー、『バイクの扱いが本当に巧い人』というのは、バイクが静止している状態から時速300kmオーバーまで全て意識的にコントロールできる人を指すんだよ」
そう考えるとジムカーナで扱っている速度域なんて幅の狭いもので、ジムカーナで速くて巧くて強くても、オートバイのライディングそのものが巧いとは言い難いものがあるなぁ、と常々思っているところです。
この山田さんの言葉はかっこよいですねー
本当に巧い人の言う言葉だからなおさらよね。
山田さんにはどう考えても人間的にもバイクの扱いも勝てないけど、
目指したい人の一人です。