ライン取り 応用編

応用編01

上の図のようなコース図が配布されたら、皆さんどのようにラインを考えますか?先の基本編に従って、楕円・8の字・回転にコースを分解して考えると次のようになります。

応用編02
大きく入ってピタ付けして出る、セオリー通りのきれいなラインです。でも、このようなコースの場合、(コースの大きさにもよりますが)次に挙げるラインの方が圧倒的に有利です。

応用編03
薄いグレーの線がセオリー通りのライン。ターンする順番にパイロンに番号をつけておきました。このようなラインになった根拠は、パイロン一つ一つを片付けていくのではなく、いくつかつなげて考えられるパイロンはまとめてひとつのセクションとして扱い、仕事の数を減らすことで効率よく片付けていくためです。では、どのようにセクションがまとめられるかというと、

応用編04
このようになります。セクションの切れ目ごとに色分けしてみました。一つ一つ解説していきます。なお、説明のためには次のセクションで何をするのかがわかっていないと難しいところがあるので、後ろのセクションから説明していきます。

セクション6:パイロン7のターン
パイロン7に大きく入らず近づいて進入するのは、折り返した後パイロン6に進入するのが楽になるからと、セクション5でパイロン6を深くターンしなくて済むためです。

セクション5:パイロン4~6のターン
それぞれのパイロンに対して「大きく進入・小さく脱出」を繰り返すとアクセルを開けたりブレーキをかけたり する回数が増えてしまい、速度も出ません。図のようにパイロン4の脱出からパイロン6の進入まで一気につなげることで、長くアクセルを開けられるので、よりタイムを稼ぐことができます。こういったセクションをみつけられるかどうかが、ジムカーナでのタイムアップのキモだと思います。

セクション4:パイロン4の回転
パイロンに近づいて入って、離れて脱出という通常のセオリーとはまったく逆のラインですが、セクション5で一気に走りきるためにはパイロン4を大きくスタート側に膨らんで脱出する必要があります。このセクションの進入を大きく取ると、セクション3にストレスがかかります。

セクション3:パイロン3のターン
セクション4の回転に大きく入る必要が無いので なるべく大きく振らずに直線的に抜けます。

セクション2:パイロン1~2のターン
考え方はセクション5と同じで、パイロン1から3までを一気につないで直線的に大きく加速していきます。

セクション1:スタートからパイロン1のターン
スタートラインの横幅があるときは、たとえわずかでもどうすれば次の進入に有利な位置や向きになるのかを考えましょう。パイロン1に近づいて進入して、通り過ぎた後でセクション2の加速がしやすい位置につけられるようターンします。1発目に失敗すると、なし崩しに次のターンもダメダメになってしまうので、ここではベストよりもベターを目指して確実に進入できるようにします。

というわけでまとめ。

ライン設計の基本は、次のセクションへ向かう立ち上がりの向き最優先

その上で悩んでしまったときは、

1)アクセルを早く・長く開けられるセクションを生かすライン
(ex:セクション1・2・5)

2) 目的のパイロンの手前、または次のセクションに対して進入を大きく取れるライン
(ex:セクション1・4・6)

3)走る距離を短くできるライン
(ex: セクション3)

で組み立てを考えてみてください。


サイト内検索