タマイチ商店さんのCRF250L用高性能インシュレータをつけてみることにしました。
CRFのサービスマニュアルを持っていないのでインシュレーターまでのアクセス方法が分かりません。サイドパネルを外すだけではインシュレーターが見えないので、タンクを外します。
今回のインシュレータの大径化のためにはエアクリーナーボックスを取り外して穴を広げる加工をする必要があります。車体に綺麗に収まったエアクリーナボックスは丸々見えるけれど、これ、どこで固定されているんだろう‥。
と、マニュアルがなくて答えを探しながらバイクをバラしていくこの感じ、学生の頃にバイクを触り始めた時のようで懐かしさ半分、外したネジを全部元に戻せるかどうか不安半分。
バッテリーのマウントの裏の方でいくつかボルト止めされています。
フェンダーの裏の方でもいくつかプッシュ型のクリップとボルトで止められています。
エアクリーナーボックスをマウントしているボルトを全部外したけれど、うん、どうやっても右からは抜けない。下方向にはエキパイ、後ろ方向にはフェンダーが邪魔になる。
マフラーを外して、フェンダーの前半分のボルトを外してみたけれど、まだ抜けない。
結局フェンダーのボルトも全部外して隙間を広げ、エアクリーナボックスを後方へ引き抜くことでやっと取れました。
すごい手間だけれど、本当にこの手順で合っているんだろうか。
エアクリーナボックスから引き抜いた純正のインシュレータは長い。
交換するインシュレータは太い。
タマイチ商店さんの加工写真を参考にガイドラインを引きました。
リューターでグリグリ。削るというよりも熱で溶かす感じ。
高性能インシュレーターの溝の径は約65mm、それにあわせて63mmくらいの径で開けてみました。後にわかることですが、ここはタマイチ商店さんの作例のように、正円ではなく多少縦長の穴にした方がよかったようです。
純正のインシュレーターと同じように、レゾネーターが真横につくように取り付けて、コーキングもしました。
ところが、スロットルボディにインシュレーターがうまく挿さらない。上から見るとエアクリーナーボックスと差し込み口が並行ではなく、右側は挿さるけれど左側がどうしてもはまらない。
そこで一旦外してインシュレーターを15度くらい回転させることで差し込み口がなるべくまっすぐになるようにしました。これで上から見た向きはスロットルボディと揃いましたが、今度は横から見たときに下側は挿さるけれど上側の挿さりが浅くなってしまいます。
インシュレーターをスロットルボディに押し込みながらインシュレーターバンドを締めました。インシュレーターが引っ張られてエアクリーナーボックスとの間に隙間ができて2次エアを吸い込みそうなのでコーキングを追加。
このことから考えると、エアクリーナーボックスの穴はタマイチ商店さんの加工例のように縦長にしておくことで若干引っ張りに対処できる余裕が生まれると思います。
先の作業でコーキング剤がなくなってしまったので、シューグー(透明)を使いました。シューグー、本当に万能。
雨が降る前に試走してみました。全体的にうっすらパワーが盛られたのに加えて高回転では伸びが良いようです。エアクリーナーボックスの蓋に穴あけ加工して吸入量をもう少し増やすことでもう少しパワーが上がるようなので、それはまた今度。
SP忠男パワーボックス、AIキャンセル、2次減速のショート化と今回の吸気向上で、ノーマルとは比べ物にならなくらい押し出し感のあるマシンになってきました。ただ、昔は闇雲にパワーアップすることに力を注いでいましたが、近頃は多少物足りないバイクでトコトコ走ることが悪いとは思わない年頃になってきたので、バランスを大切にこれから調整していこうと思います。
凄い、限界までカスタムする勢いですね!やれる実力が素晴しいと感じます。
色々参考にさせてもらってAIキャンセルとパワーボックス取付しましたが結構変わるもんですね。忠夫さんのコメントにもありましたがギア上げてグンと加速する感じが楽しく思います。低回転になると崖のようにストンと落ちる感じが弊害になるのかな?気を付ければ大丈夫ですが。
>あろっとさん
とりあえず見た目じゃなくて乗り味が改善できそうなパーツは試してみたいという病気みたいなものですw 基本ボルトオンに準じたことしかしていませんから、失敗しても元に戻せますしね。