CRF250L アチェルビスビッグタンク

CRFに乗り始めてツーリングで痛感したのは、7.9Lタンクの小ささからくる足の短さです。30km/Lだと200km走行したあたりでリザーブランプが点灯して残り2L弱。購入前はV-Maxよりはマシだし大した問題じゃないだろうと思ってたけれど、いざ使ってみると林道に入るのにフューエルメーター半分とかだとかなり心許ないのです。都合よく山の中にガソリンスタンドがあるわけじゃないので、結局180kmも走るとソワソワして1日3回も4回もガソリンスタンドに入るコトになる‥純正タンクの容量ではなんとも僕の乗り方には向いていない。

CRF用の社外ビッグタンクはタマイチ商店さんの9.5Lタンク（5万2000円）とアチェルビス製の14Lガソリンタンク（5万9800円あたりが相場）があります。ちょっとお高い。でも、イタリアのモトストームで購入するとアチェルビスのタンクが4万1493円（2023/7現在）、これに送料と関税を含めてだいたい5万円くらい。1週間で到着しました。

アチェルビスのタンクには英語ですが丁寧なインストールマニュアルがついていました。

シュラウドを外すと小ぶりなタンクが甲虫の殻のように張り付いています。

右サイド。水冷なこともあって、エンジンにボリュームもあって補器類もギッシリ。

半分くらいガソリンが残っていたので、サイフォンで抜けるだけ抜きました。

ケーブル1本、ホース2本を抜いてタンク取り外し。ガソリンホースのコネクタはGROMで経験がなかったら外し方が分からなかったかも。電動ポンプなので、ホースを抜いてもガソリンがダバダバ漏れてくることはありませんでした。無理に車体にタンクが載ったまま変な体勢で先にサイフォンしなくてもよかったんですね。

アチェルビスのタンクは2023年6月製の出来立てホヤホヤ。

純正ポンプを取り外して再利用します。ポンプがまっすぐ抜けません。あれあれ？

フロート式の燃料計がついているので、グリグリ向きを変えながら抜き取りました。これをそのままビッグタンクに取り付けるのでメーターの燃料計も死なずに信用できる形で使えます。

純正タンクの底に差し込んであった細い方のカーボンキャニスター関係のホースをワンウェイバルブを噛ませてタンク付属の紫のチューブに接続します。アチェルビスのタンクは底面に差し込み口がないので、これをタンクキャップに差し込むために延長しています。

す‥すごく、大きいです！

パリダカ仕様のXLRをみているようです。

シュラウドのわずかな隙間にもタンクの一部が張り出して容量を稼いでいます。容量確保に懸けるすごい執念を感じる。

フルロックできなくなる、とは聞いていましたが、どうもウインカーステーがタンクにあたってしまうようです。フルロックができないので鍵もかけられません。薄くて強度のないウインカーステーがフルロック時の負荷を受けることになるので、このまま転倒でもしてしまうとウインカーステーが変形しそう。なによりハンドル切れ角を犠牲にしてしまうと林道で扱いづらくなるので、これはなんとかしなくては。（後日追記：翌日転倒して曲げてしまいました）

ウインカーをステーごと外してみるとフルロックできました。ウインカーを20ｍｍくらい前方にオフセットすれば解決しそうです。20ｍｍのカラーと70ｍｍのM8ボルトを調達してみます。（後日追記：転倒して曲がったステーのおかげでフルロックできるようになったので、反対側もステーを少し加工して使うことにしました）