CRF250L 山陰ジオキャッシングツーリング

先日ジオキャッシュの発見数が1,900個を超えました。こうなると年内に2,000個発見というのが密かな目標として浮かんできます。

GW前半の3連休が始まりましたが初日が出勤ということで出鼻をくじかれ、3日目の天気もやや下り坂ということで2日目に何をしようかと思っていたところ、妻が「20個キャッシュを見つけるまで帰ってくるな」と言ってくれたので、今回はぷらりと山陰方面へ出掛けてみることにしました。

中国横断自動車道尾道松江線(中国やまなみ街道)のほとんど北端のスマートインター近くで、トランポからバイクにスイッチ。なぜココかというと、

キャッシュがあるから。本日1個目。パークアンドバスライドのスポットで駐車場も広く、ご迷惑にならないだろうというのもあります。

ここでアメリカからやってきたトラッカブルアイテムも拾ったので一緒に旅に出かけることにしました。

いつか宍道湖や中海をぐるりと回ってみたいと思っていました。出雲大社や日御碕に寄り道とかしていると1日では回りきれない広さがありますが、今回は周辺にあるジオキャッシュを繋いでいくことでうまく回れそう。時計回りに巡ることにしました。

宍道湖の出雲側の平原は麦畑。出雲の近くだから小麦より蕎麦なんじゃないか?と思ったけれど蕎麦の季節は夏とか秋か。

朝の7時半。抜けるような青空。少し肌寒いくらいの気温で、やっぱりこの時期が最高のバイクの季節なんだろうな。

今回は電話ボックスに仕掛けられたキャッシュが目立ちました。僕は実は何気に電話ボックス苦手。でもこの辺りのものはバリエーションがいろいろで楽しめました。トラッカブルもvisit。

マメに写真付きでvisit報告したので、アメリカの持ち主さん、朝起きてびっくりだろう。

なにげなく陸橋を超えていたら、新旧のやくもが並んでいました。

一番手前にいた車両は頭とお尻が違う顔してる。マニア垂涎ではないだろうか。

トランポで来たのでこの日の夜は車中泊も考えました。でもざっと考えたキャッシュを巡るルートでは車に戻ってくると効率が悪かったので、一応どこでも泊まれるセットを車載して出ました。

サイドバッグには右にハンモックとお風呂セット、左にシュラフとマットと着替えが入っています。たったこれだけでもかなりCRFの軽快感が落ちてしまいます。

Dで残念だったこの海沿いの東屋、ロケーションはとても良いところでした。キャッシュがなければ絶対に足を運ばなかった場所です。

くっきりとは言えないまでも、水平線が空と海を分けている。

出雲大社前には来たものの、今回観光色はゼロ。キャッシュの繋ぎとして通過するだけ。

出雲ドームもキャッシュがなければここまで近づかなかったでしょう。遠くから見ると丸いドームは、近くから見ると結構直線的な構成なのね。

帽子を忘れた!と近くのワークマンを探してみたら数分のところに。ありがとう、俺のワークマン。

とあるお店で「並盛りと‥ボックス」とメニューにはないものをオーダーすると出てくるコンテナ。これ自体がキャッシュ。

お昼時、出雲蕎麦の誘惑に負けずここまで我慢してよかった。メニューにある方の料理をいただきます。

大きなログブックだったので、カレー描いておきました。

ふと気がつくと、線路と道路の間に柵のない道が続く。都会じゃ考えられない。

ここからしばらく駅巡りが続きます。キャッシュを探している間、駅を利用する女子高生が興味深そうにCRFを見ていました。

ISDN、今年で通信用のサービスが終わって、2025年に完全終了になります。公衆電話もIP電話になるんだろうか。音質とかどうなるんだろう。公衆電話なんて使わなくなって久しいからわからないな。

川に一番近い道はダートであることが多いので、遠回りでもよく走ります。

宍道湖の北側を走る単線の一畑電鉄、よく見たら汽車じゃなくて電車なのね。そういえば社名が電鉄よね。

中海に浮かぶ大根島の六叉路の中心に立つ冗談みたいなカーブミラー。

今調べていたら、この島、溶岩トンネルっていうのがあるのね。また来る機会もあるだろうから次の楽しみにしておこう。

ベタ踏み坂で有名になった江島大橋。このアングルから見ているのもキャッシュのおかげ。

水木しげる記念館がリニューアルしたとニュースで紹介されていたので、今回境港だけは観光しようと立ち寄っては見たものの‥境港は恐ろしいほどの人・人・人。バイクを降りてその人の渦に巻き込まれようという気にはなれなくて、キャッシュだけ巡ってスルーしました。

本当は境港に宿泊して、夜の水木しげるロードのライトアップを愉しむつもりだったのに、これは平日にまた改めてくることにしよう。

電話ボックス、今回何回入ったことか。ここの隠し方が秀逸だった。

朝の暗いうちからスタートして、夕方にもなるともうかなりクタクタ。それでもここに来て米子城天守跡への登山がはじまります。キャッシュがなかったら絶対に上らない山だな。

上がってよかった。米子の街の向こうに日本海の水平線が見える。

別の向きには大山。天気にも恵まれて、360度の絶景でした。

ああ、日が沈んでいく‥宿泊場所を探してうろうろする時間。

この日はひと気のない鬱蒼とした寂しい山の中に落ち着きました。初日の戦績、26F7D。

どんなところでもハンモックを吊って中に入ってしまえばいつもの宿泊環境。でもこの夜は暗い山の奥から何ともいえない人のものではない妙な呼吸音が聞こえてきました。これまでの経験から夜中に鳥が鳴くことはほとんどないのにフクロウがホーホー鳴いたり、悪意を感じるギャーっっという声が聞こえたり‥なかなか不気味な宿泊場所でした。

周囲が暗くなった20時には就寝しました。家では2度寝ができないタチなのに、この夜は何度寝かして、結局8時間半もハンモックで横になっていました。ハンモックの寝心地も良いのに加えて、きっと疲労感も半端なかったのでしょう。

翌朝。4時半起きで5時前スタート。日の出は5時18分です。

雨に変わる予報だったので、どちらかというと起きたら広島へ帰る方向で宿泊地を決めていました。ところが日の出前の朝焼けこそ弱かったけれどきちんと太陽が昇ってくる朝で雨が降るまでしばらくかかりそう。ありがたい。家とは反対方向の大山方面へ向かってみることにしました。

実は昨晩無茶苦茶焼肉ビールしたくて、地元の良さげな焼肉屋も見つけたのに、宿泊が少々離れたところになってしまったため飯抜きでした。まぁ、昨晩はクタクタだったから飲まなくて正解だったでしょう。

朝からしっかりと食事。こういうときに、すき家さんとか助かります。

山の上の古墳までハァハァいいながら上がってきたら、これ。ヒントを深読みしすぎて開錠に苦労する。

箱の底。

ゲット。

鉄の塊のSLは、ジオキャッシングを始めて嫌いになってしまいました。ここは割とさっくりと見つかってよかった。

大山へ伸びるダート。人生も後半になってこういう道を見つけて愉しめるようになって本当に良かったと思う。リアサスが良い仕事する。

途中、アメリカからやってきたトラベルバグも1枚拾ったので、一緒に日本の美を紹介しておきます。

で、トランポまで戻ってきました。ここも一応キャッシュがあった場所なので訪問ログを上げておく。

天気のことをすっかり忘れていました。バイクを積んで高速に乗ったら15分も走るとポツポツと雨が降り始めました。トランポを使ったバイクツーリングとしてはとてもよくできた時間運びになりました。

Relive ‘春の山陰宝探し祭り’

2日間で41F8D。ほぼ完全に「キャッシュを最短コースで繋ぎ続けるツーリング」でした。

年内にあと46F。頑張ろう。

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