GW2024

【5月3日】

後半の連休スタート。朝一番で羅漢へ上がってみました。山口から来られたという初めましての方と1時間ばかりお話をしました。早朝上がってくるバイク、おじさんばかりです。顔馴染みな常連さんとは、僕が山を下っていく時にすれ違いました。僕はここに10年少々通っていますが、ここ数年ででも時代というか世代というか文化が変わったのを感じます。

お天気が約束されているこの日、バイクで遠出せずに麦茶を連れて高原のドッグランへ行くことにしていました。

冠高原ドッグパークさん。犬と飼い主が同じものを食べられるというカフェが併設されています。

受付してびっくり。もともとは小型犬のエリアで遊んでご飯食べて帰ろうと考えていました。それがなんと今日からジャンボドッグラン(オレンジのエリア)がオープン!とのこと。

道路沿いにある柵に囲まれたハートのドッグランは以前から知っていて、ここで犬が遊んでいるのをみていつか麦茶も‥とか考えていましたが、

新規オープンエリアに入ってみると「ドッグランで遊ぶ」というよりはもう、

「野に放つ」

という感じ。麦茶とムスメがあっという間に点になってしまった。

高低差も結構あって、高台には一本杉が残してあったり。

まだ造成したばかりで土も剥き出しで、畑なんだかわからないゾーンもあります。ひと夏超えると土の箇所も草叢になるのかな。

ハートのドッグランにも入ってみました。

ここは他の犬との距離が近くなるので、麦茶はすみっコぐらしモード。

小型犬エリアも他の犬がいなくなって貸し切りになったので入ってみました。

でも、ジャンボドッグランの広さと魅力を知ってしまうと、ここじゃもの足りません。ここまで広さの違いがあると遊び方そのものが変わってしまいます。

お昼ごはん。カフェはペット同伴OK。

犬用バーガー。これ、大型犬ならひと口でいけますね。

人間用バーガーは、人が口を開けた限界くらいの分厚さ。食べるのに苦労しました。

新規オープンエリアは2万平米ということですから、ざっくりと100m×200mくらいの広さがあります。この広さで麦茶をリードから放して好きにさせるというのは、麦茶だけでなくこちらの精神的にもとても開放感があってとても素晴らしい体験でした。

広いので逃げ回ってしまうと捕まえられなくなるんじゃないかと心配になりましたが、麦茶は僕たちを飼い主としてしっかりと認識しているようで、自分から遠くへ行くことはなく付かず離れずな距離感で一緒に園内を歩き回ります。

わざと麦茶から遠くはなれたところから声をかけると、斜面をミサイルのように駆け降りて突っ込んでくる姿がなんとも‥これはまた暑くなる前に来なくては!

帰宅して、バルコニーでゆっくりしようとか考えていたのに、新しく植物を買ってきてその植え替えをしているうちに日が暮れました。

オリーブの花芽。成長が楽しみ。

ユーカリも若葉がリズミカルに伸びていました。春から夏に向かいます。


【5月4日】

この日も1日天気が良いということでしたが、バイクに乗らず、家で過ごしてみました。テラスにタープで日除をつくってのんびり。

前日買ってきた小さな植物の鉢を植え替え。

麦茶、日なた暑くない?

リビング空間がそのまま外へ繋がるように大開口のフォールディングウインドウにしたのが活きる季節です。これが夏になると虫の問題が発生るすので、楽しめるのはホントに今。


【5月5日】

さすがに連日晴れの天気が続くと、この時期バイクにも乗りたくなります。福山方面で20個くらいジオキャッシュを拾ってこようと夜明け前から出発しました。

高速道路のGSにはレギュラー201円、ハイオクは212円の表示が出ていました。僕史上最高値更新です。ハイエースには昨日張ったタープの紐が括り付けてあったので、ほどくのがめんどくさくてこの日はCRFで出てきました。高速道路をある程度走るのでDUKEにしようかとも思いましたが、今日はCRFで正解ですね。

尾道というか福山というか、というあたり。早朝は寒いくらいです。

初めて走るエリアに潜り込んで、楽しい。

井戸。

井戸。

潮が引けば渡れるそうなのだけれど、中潮の満潮と干潮の間くらいでこの深さ。浅ければ素足ででも‥とか考えていたのに、キャッシュに近寄れません。

2度と来ないよというような島の高台でDNF。

内海大橋が曲線を描く橋になっているのは、海中の地盤と大型船の航路の関係で、直線橋として橋脚を建てられなかったとかいう理由だったと思います。周囲の環境と相まって、とても個性的で綺麗な橋になって良かったんじゃないかな。

鞆の浦のあたり。こちらはスカイラインから見える風景。

鞆の浦。ここはスカイラインから海沿いに降りる道からの風景。

GWの、晴れの日の、午前8時台の、路面の良いワインディング。最高。

こちらは湧水地。今日は水にまつわるものを巡ることが多いな。

福山の錦帯橋。

砂留という江戸時代の防砂堤防を以前尾道から府中へ抜ける山中でいくつか散見しました。神辺北部の山中にもいくつか集中して作られていました。

マグネットクリップでビニール袋を咥えてガードレール‥新しい手法だな。

日差したっぷりで、午前中の時点でもう汗だく。

午前中の涼しい時間で平野部のキャッシュを巡って、午後は山へ逃げればよかったと後悔しました。

駅名がトマト。

あまりにも民家のガレージ然としていて通り過ぎてしまった大迫古墳。

奥行き6m、内部は立って歩ける高さ。ここは私有地なのかしら。

県内で2番目に大きいという二子塚古墳の円墳側。じゃ、1番はどこかというと東広島の公園の中にあって猛烈に綺麗に整備されすぎている三ツ城古墳です。

二子塚古墳は半分森、半分整備された公園みたいな感じ。このくらい自然に飲み込まれた感じがある方が、ここに至るまでの時を感じて良いと思う。

ただ、展示方法は斬新でした。古墳をシャープに切り取って中が覗けるようにしてありました。

この日の福山行脚、26Fでした。年内に2000個という目標まであと19個となりました。イケるなこれは。


【5月6日】

雨です。こんな時は美術館です。

大竹の下瀬美術館が、開館1周年記念として加山又造展を開催しています。

いつか訪れようと思って、もう1年。この新しい美術館は建物自体がキワモノっぽくて、少々嫌厭気味だったのも足が向かなかった理由のひとつ。

 今回、開館時に報道された情報以外ほとんど予備知識なく入館します。外観は総ミラー貼りでかっこいい。

シンプルでソリッドで無機的な外観と違って、円形のロビー内は木の柱から天井へ繋がるアーチでと壁の色調から、幾何学的だけど少々有機的寄りでとても良い。

外観は総ミラー貼りだと思っていたけれど実はマジックミラーで、内側からは屋外が抑えた明るさで見えるようになっています。

僕の中で開館時の紹介でもキワモノに写っていたのはこの屋外のカラフルなコンテナで、これ自体が何だかわからず大きな作品だと思っていたのです。ところがなんとこれ、水上に置いてある可動式の展示室なのです。

各コンテナを繋ぐ通路とは自動扉で仕切られていて、映画「Cube」張りに隣のコンテナへ移動すると全く様相の違う展示が現れたりします。これは非常に面白い。

大空間のメインの展示室に加えて、こちらは企画によって構成を変更して組み替えができます。今回、六曲一隻の屏風の展示ために1コンテナを使うなど、大胆な使われ方をしていました。壁に作品が並ぶよりは、ひとつひとつの作品にひとつの空間を与えることで、作品に対して気持ちを切り替えて臨まされることになります。とても贅沢だ。

大塚国際美術館の陶製の原寸大複製画と同じ手法で、加山又造の屏風が複製されて水上に置かれています。耐候性の非常に強い複製方法ならでは。

週末はライトアップもされるようで、夜だけじゃなく晴れの日に訪れてもまた全然違った表情になるだろうから、この美術館は「雨の日イベント」と言わず来てみなくては。

屋外のエミール・ガレの庭も年間を通して楽しめそう。

ただ、これを見るにも入館料が必要で、入館料が大人1800円とちょっとお高め。前日までにネット購入すると1500円でチケット購入ができます。

さらに、屋外のスロープを歩いて展望エリアへ。

宮島ビュー。

予想外に建物そのものが面白くて驚きの連続でした。うちからそう遠くないので、年内に何度か訪れてみようと思います。

作品の感想を好き勝手言うムスメと美術館にくるのも、とても新鮮でした。

帰りにセリアで1/12スケールのいろんなミニチュアがあるのを見つけてしまいました。1/12‥そうですか‥。

うちのフレディと縮尺が一緒じゃないですか。

フレディの昼寝。

フレディのジオキャッシング。

振り返ったら、麦茶が人のように寝てた。


【5月7日】

世間のGWは終わりましたが僕の連休はまだ続きます。休日出勤の代休が割り当てられている5月7日、雲は多めながら晴れ間も見えるということで朝から家を出てみました。

数ヶ月前、見た目にヤバいんじゃないかというくらい水位が下がっていた弥栄ダムの貯水量も通常通りに戻っていました。

この時期、田植え前の水鏡が面白い景色を見せてくれます。

とりこぼしていたキャッシュを拾いに津和野方面へ。雲が厚くなってきたぞ。

降られるとは思っていなかった!時間が早すぎて津和野では雨宿りできるようなお店が開いていないので、キャッシュを拾うのも兼ねて近くの道の駅 願成就温泉へ。

冬でも対応できるような装備だというのに、体の芯が底冷えするような気温ですっかり冷え切ってしまいました。

温泉のオープンから30分くらいは雨が降るようなので、オープン時間まで足湯で温まります。体の芯の冷えには効かないけれど、とてもありがたい。

島根県(うっすら白塗り)と山口県の境界あたりに願成就温泉があります。ここから県境の峠を越えると島根県の津和野です。

山口県側に広い盆地がありますが、ここはもともと湖の底だったそうです。面白いのが、もともと左下から右上へ向かって流れていた川が、県境あたりの火山活動による隆起で堰き止められて湖をつくり、左下に流れる川になって山口県側の河口に流れるようになった、とのこと。

このあたりは今では全く気が付きにくいところですが、実は火山地帯です。周囲を見渡すと、お椀を伏せたような形状の山が点在しています。等高線のある地図でみると同心円になっているので目立ちます。これらはもともと火山でした。Googleアースなどでみてみるとお椀型の山は他の山と違って侵食されたひだが極端に少ないのが分かります。

雨上がりの津和野城へ上がります。

徒歩にしようかとも思いましたが、リフトが動き始めたので今回はリフトで。

小学生の頃に乗ったことがあるので、実に45年ぶり。おじさんにそのことを話すと、「椅子は新しくなったけど、機械は昔のままよ」と教えてくれました。

リフトに乗った、ということ以外全然覚えてないんだけどね。

さすが当時ものです。この辺り気取ってなくて良いな。

津和野から東側を見ると青葉山という綺麗な山容の青葉山が見えます。火山です。

リフトで登った山上はとても綺麗に整備されていました。薄曇りの合間に射す日差しで、トレイルがとても美しい。

本来ならこの道が正規ルートなのですが、工事中出歩けず仕舞い。

迂回路として急傾斜地に無理やり通路を設けていましたが、よくここに通路をつくったな、と感心してしまう造形でした。

ゲット。

津和野の街が一望できます。

明治期に城郭は解体したそうですが、山上の細長く広い範囲に石垣が築かれていて、日本一の規模ともいわれる山城城郭建築群というのも納得のスケールでした。

雨がぱらついてきたので退散。

また45年経ったら来ます。

その時は99歳か。

すぅちゃんに立ち寄って、今日は大盛りにしてもらいました。GWは田植えの時期なので忙しかったとか。それでも休日関係なく通常営業で月曜日はしっかりとお休みしたそうです。

今回、タイヤのエア圧と温度をモニタリングするアイテムを取り付けて走っていましたが、これについてはまた後ほど。

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