GROM オーリンズHO424投入

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ノーマルの穏やか〜な乗り味は相変わらず楽しいので、エンジンは後回しにしてとりあえず足回りだけでも‥とリアショックを交換することにしました。リアショックを車体にとめているナットは規定トルクで44Nmなのですが、他のボルト・ナット類同様鬼のように締め付けてあって、締め付け圧が抜けることで「キンっ」とボルトから軋み音が出るほど。先にボルトを緩めておいてからリアをチェーンブロックで吊って作業開始。

オーリンズのGROM用のリアサスペンションは初期モデルの圧減衰調整とイニシャルアジャスターのついたHO324というモデルから、新型の伸び減衰調整のついたHO424というモデルに変わりました。関連記事で、GROM1にHO324を入れたときの記事はこちら。その前にタケガワのリアショックを入れたときの記事はこちら

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まだ走行距離69kmの車体は、パーツを外していっても部品の洗浄がいらないっていうのがイイです。交換作業に徹することができます。

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外したリアショック。これ、どうやって処分したらいいんだろう‥。

リアショックが外れてゴッポリとタイヤハウスが空いたついでに、シリコンスプレーを吹きつけて皮膜をつくっておきました。新しいリアショックも取り付ける前に全体に吹きかけて。

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こちらが新しいHO424タイプ。スイングアーム側に伸び側のダンパー調整リングがついています。伸び側調整は(車体下側から見ての)全閉から34ノッチ戻したところからクリック感がなくなってスルスル回るようになるので、とりあえず34段階調節なのかなぁ。標準では6戻し。圧側は24段階のうち初期値が12戻しでした。

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こちらはHO324。圧側の段階はHO424と同じ。僕のいまの状態は14戻しでした。イニシャルリングは標準よりもかなり締めこんでいます。

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さて、新しい方で試走してみた感想なのですが‥
納車からここまで、完全ノーマルでもバランス良く走れて結構イイじゃない、これもアリじゃない?って思っていました。そこで冒頭にも書いたとおりエンジンは後回しにして足回りから手をいれることにしたのですが、オーリンズのリアショックに換えて走り出しは「細かい衝撃が消えて乗り心地良くなったな」といつもショックを換えたときの感じと同じだったのに、気が付いたら走るペースが上がっていて、今のならし運転のエンジン回転数じゃ物足りなくなっていました。驚きました。
リアの接地感が高くなることで、安心して飛ばせるようになってしまうんですね。せっかく過不足ないバランスのマシンだと思っていたのに、「これならパワーをあげても‥」とか「ブレーキが‥」とか思い始めていました。今回GROMが2台あるわけですから、その「飛ばせるマシン」づくりはGROM1に振ることにして、GROM2は乗り心地や乗り味のバランスを良く考えて、気持ち良く走れるマシンがつくれるようこれから心がけていこうと思います。

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