GROMをジムカーナで使う上で、どうしようもない欠点はパワーの不足。GROMは4バルブヘッド化することで20馬力以上のパワーが期待できるのですが、耐久性という点でちょっと心配なところも(<根拠ありませんが)‥ということで、キョウちんが「ノーマルヘッドでの到達点」というビッグスロットルボディ化でもうちょっとパワーを稼ぐことにしました。
作業はエアクリーナーボックスからスロットルボディ・インジェクター、インテークマニホールドまでの交換や加工になります。
まずエアクリーナーボックスに外気を取り入れるエアダクトを太いものに交換、なのですが、以前に交換した武川の大口径エアダクトと同等品のようなので、今回手に入れたものはGROM2に取り付けることにします。エンデュランスのダクトサイドの刻印は無印になっていました。
エアクリーナーボックスとスロットルボディをつなぐコネクティングチューブは、見るからに逞しい太さのものと交換です。
そのため、エアクリーナーボックス側の取り付け穴を拡大しなくてはなりません。おそらく今回一番面倒な作業です。カッターなどで削るのでは時間がかかりすぎるので、電動リューターで一気に加工。
ボックス内にも吸気ダクトがありますが、これは意味がなくなりそうなので取り外しました。
エンジンまでの吸気系パーツを全部取ってみたところ。フレーム下にゴッポリ空間ができます。
DAX?
スロットルボディの比較。大きい方を見てしまうと、小さい方はもう頼りなさすぎるサイズです。
スロットルボディの吸気側。
マニホールドのエンジンに取り付ける側。
インジェクターもビッグサイズが付属していました。これまでユミナシのビッグインジェクターをつけていて、これがそのユミナシのもの。DF08の刻印が見えます。
こちらがエンデュランスのビッグインジェクター。FF22の刻印が見えます。補修パーツとして単品取り寄せもできるのかな?型番はE16450-KYZ-T1 (¥5,000)。
どっちがどっちかわからなくなりましたが、穴の大きさはほぼ一緒、でも穴の周りのリング状の模様が違ったりと、同じものではないようです。
流用する純正部品を付け替え終わって、あとは組み上げるだけ。
完成。土日に向けてガレージを片付けてシュラウドだけでも外しておくか‥と金曜の夜に作業を始めたら、日をまたがずに作業が終わってしまいました。見た目にはスロットルボディ周りが銀色から黒に変わっているだけで、外装を付けたらほとんど言わなきゃわからないレベルの地味改造というところがイイです。
吸気のセッティングが大幅に変わりますが、僕はサブコンにプリセットのセットを選択するだけという武川のFICON2を使っていますのでこれをビッグスロットルボディに対応させるためメーカーに送り直してマッピングデータの書き換えをする必要があります。
こんにちわ、グロムのビックインジェクターはユミナシのものよりも噴射量は多いですか?
>sa22cwertさん
こんにちは。「グロムのビッグインジェクター」というのがどこの製品なのかがわからないのですが、どちらにしても噴出量を数値で計測できるわけではないのでちょっとわかりません。
体感でノーマルとユミナシの違いというのは明らかにユミナシの方がたくさん噴いているという感触があったくらいです。
ビッグスロットルボディ、サブコンの組み合わせによっては、それぞれの社外品メーカーで指定されたインジェクターを使わないとちゃんとしたセットがでない(きれいに回転が吹けあがらない)、上が(電気的に?)回らないといった症状がでるので、この辺をいろんなパーツを寄せ集めて組むのは結構なギャンブルです。
僕が遭遇した限りでは、武川のサブコンの場合、社外品インジェクターではなぜか8000回転で頭打ちという症状がありました。
エンデュランスとユミナシのビックインジェクターを比較してです。