暖かくはないですけれど寒くもない冬です。
丁度1年前の1月2日に家族で呉のキャッシュに挑戦して、その時見つけられなかったキャッシュに再挑戦。呉の中央公園のキャッシュはなんとこんなに大きなレギュラーサイズのコンテナが隠されていました!見つけた時はそれはもう、言葉にならない感激と感動でした。ホントにスゴイ、これは絶対おすすめ!
さて、今日は「うさぎの島」として有名な大久野島へ行くことにしました。
目的のひとつは動物大好きなムスメのため。もうひとつは島に設置された8つのキャッシュを巡るため。大久野島経由大三島行きのカーフェリーと大久野島行きの112人乗りの連絡船が忠海港から30分間隔で出航していて、小さな島なのにアクセスはとても便利です。船の便数の多さにも驚きましたが、それにゾロゾロと乗っていくお客さんの多さにも驚きました。
島については予習せず、うさぎがたくさんいて戦前の毒ガス施設の遺構が残っているということ以外、島の大きさも把握せずに颯爽と島へ渡ろうとしたのですが‥
ここまででナルキが車酔いで嘔吐してダウン‥。待合所で横になってしばらく様子見。1便スルーしたら顔色も良くなって回復したので島へ渡ります。便数が多くてホントに便利。
桟橋を降りて、うさぎの島に上陸早々目の前にやってきたのは‥
こちらに突進してくるように近づいてくるうさぎ!
うさぎ!近すぎ!
なんと、恐れる様子もなくうさぎの方からワラワラと人に寄ってくるじゃないですか。宮島の鹿ほど距離感を無視してしつこく寄ってくるわけでもなく、「何か持ってたらちょうだい」という感じで入れ替わり立ち替わり大小様々いろんな色のうさぎが集まってきます。
野生のうさぎが700羽ほど生息しているということです。動物園のふれあい動物ランドのような囲われて作られたような場所でしか動物に接することに慣れていないと、この島自体がジュラシックパーク的に作られたものなんじゃないかと穿った考えを持ってしまいます‥天敵が居ないとこうなっちゃうわけですね。
このあたり、海の水はとってもきれい。奥に見える島は生口島・高根島あたりですね。大久野島は大三島(愛媛県)と本州の丁度中間あたりにある島なので、しまなみ海道巡りをする際にこの島を経由するコースも考えるとルーティングの幅が広がります。
食堂があるような島でもないので、お昼ご飯持ち込みでいただきました。宮島だと鹿が容赦なく食べ物を奪いに来ますが、ここはうさぎが周囲をピョンピョン跳ねるだけでとても平和。
海沿いを時計回りに歩きながらキャッシュを探すのですが、人があまり居ない側へ行ってもうさぎだらけ。
いつもなら「だっこしてよー」になる2歳児も、うさぎを触りたいので自分の足で歩きます。
道端のフェンスにはうさぎの通れる穴が空いていますが、うさぎが自主的に開けたのでしょうか。
島の波止場の反対側にある巨大な毒ガス貯蔵庫の遺構。多分キャッシュがなかったら訪れることはなかったろうな‥。
うさぎと戯れながら歩くので前へ進むペースはゆっくりですが、それがかえって疲労感少なめでよかったのかも。
途中から島の中央部にある山頂の砲台跡へ登りましたが、階段も乗り越えられない段差以外自分の足で登りましたよ。1周3kmちょっとの島を、山道も含めたら5kmくらい歩いたと思うのですが、2歳児がこんなに歩くとは思いませんでした。
島がそれほど密になっている地域ではないのですが、海全体は大きく流れていました。島影から別の流れに潮流がぶつかるところではザーザーと大きな音を立てながら波頭が立つほどです。
山頂付近の砲台跡のキャッシュ。僕の身長で届かないところは妻の出番‥。子どもたちはうさぎと遊んでいます。
設置場所から落ちて地面の落ち葉に埋もれているコンテナを偶然発見!こういうのはとてもうれしい!
山頂の展望台にもうさぎ。
中途半端に割れ残った窓ガラスとか、廃墟マニア垂涎の発電所跡。
子ども連れで全部廻れるとは思っても居ませんでしたが、無事に8箇所のキャッシュを巡ることができました。見つけられていない4つは恐らく、というか間違いなくロストだと思われます。なかなかメンテナンスしに行きづらいところですから、どなたか勝手メンテナンスを‥。3個はマグネットで設置のマイクロサイズ。1箇所(発電施設跡)は形状も設置方法も不明です。
実は上陸した時点でiPhoneの電池残量が80%。充電しながら移動できるバイクとは違って徒歩のキャッシュ巡りだというのに、予備のバッテリーを持ってくるのを忘れてしまって、通常では電池切れ必至!というパターンでした。が、今回山登りも必要なキャッシュもあるのでガーミンのハンディGPSを持っていました。そこでGPSにキャッシュの座標を打ち込んでiPhoneのアプリはなるべく使わずに全てのキャッシュを巡りました。
バイクだとハンディGPSでは不便なところもあるのですが、徒歩で巡るのなら非常に使いやすいですね。これだけ巡ってiPhoneの電池消費は20%。ハンディGPSは電源入れっぱなしで常に自分の位置を確かめながら歩けることもあって、楽しく山歩きもできてとても助かりました。
11時30分に上陸して、15時30分の連絡船で島を後にしました。うさぎと子どもたちのおかげでとても充実した4時間の滞在でした。
帰り道、竹原のキャッシュを拾いに街のなかを巡りました。
巡りついでに街並み保存地区の景観を楽しんで帰りました。
本日12F1D&4個は多分ロスト。
キャッシュがなかったらこんなところに来なかったよ、と思うことが何度もあります。無計画に出かけても、キャッシュを巡ること自体が知らない土地の観光につながるというのがいろんな意味で美味しいですね。
たまゆらの聖地巡礼までしてる。いいな〜