朝、可能であれば雲海チャレンジ‥程度に考えていたら起きようと思っていた時間よりも30分も長く寝てしまいました。前日睡眠時間が短いわりに走り回って、さらに夜はお店で飲んでくたびれていたからね。
今回設定した「宿泊と調理にロマンを求めない」というテーマのおかげで、まさに寝るためだけの機材をあっという間に片付けて山へ上がるとカブト岩展望台にトニーさんと彦衛門さんが居ました。
僕と彦衛門さんはそこからちょっと移動。
雲海は見られず、朝も焼けませんでしたが、雲はダイナミックで日が昇ってからも楽しめる空。
時間とともに光が動いて、風景の全てが変化していきます。
内牧が照らされている。日が昇るにつれて、光の差し込みは奥の方へ。
昨日焼肉正で汲んだ水で朝コーヒー。
日が高くなって、最後はこんなにダイナミックな風景が!
一人だとこんなに長い間1箇所に滞在することはありません。彦衛門さんと新しい場所から初めてのアングルでみる阿蘇をじっくりと噛み締めながら、1時間半ものんびりしてしまいました。
山を下って最近話題の田子山公園へ行ってみました。駐車場の協力金を投入するマシンが昔の駄菓子屋の店頭にある機械のようでなかなかイカしている。
ヤギの面倒をみていたおじさんが「まだ誰もおらんから、バイクで頂上まで行ってもよかよか」と言ってくれたのでそれはありがたい!と出発しようとしたらGROMが‥なんとあひるさんとたぁさんが登場。しばらくしてハマノスケさんとはしるひと君も‥w
ヤギのおじさん、ありがとう。本当にありがとう。
また、見たことのない阿蘇の風景に出逢えました!
バイクで上がらせてもらいましたが、ちょっと写真の刺激が強すぎるのでヘルメット写真だけ載せときますね。
ここからの風景も初めての場所なので新鮮。でも、光の具合は絶対に早朝がいいね。
駐車場から少し上がったところに食事ができる場所が設けてありました。営業はしていませんでしたが、この解放感はたまりませんね。
GROM関係の人は10時に道の駅阿蘇に集合だそうで、僕はそれまでのわずかな時間に新しく外輪山を掘って作ったトンネルとそれに続く道を見ておこうと西へ。途中に見えた外輪山の刈込が目かと思ったら、扇ですね。でも、外輪山でこういうの、正直してほしくないです。
うはー、また高規格な道路をつくっているものです。熊本方面からの新しいメインストリートになるのでしょう。先の震災で橋が落ちて交通の便が悪くなってしまっているので、異様な早さでトンネルを掘ったと伺っています。
適当に走っていると、うちのまき駅を発見。繁華街とずいぶん離れているのね。
道の駅阿蘇に時間通りに到着したら、なんかGROMの集団が出発するところでした。10分くらいついて走ってセブンイレブンの駐車場。僕はここで皆さんとオサラバ。
南へ。椎葉へ向かいます。
日本三大秘境のひとつとされている椎葉村。どれだけ秘境かって、信号機のある交差点は1か所だけだそうです。椎葉ダムを見下ろす展望台は個人のお宅のようで、前回はおばちゃんが出てきてシャボン玉とか吹かせてもらったのですが、今回は無人でした。
椎葉越え、十数年前に人吉側から阿蘇へTDM900で抜けたことがあります。今回は北から南へ。行ってきます。
国道のショートカット路があるのですが、そちらは通れなくて「国道265号を利用ください」と書いてあるので案内されるがままに国道を走りました。
ん、飯干峠と地名で書かれてもどこだか分からないので、この時は頭の中に残らない情報でした。
あとでで振り返ってみたら、椎葉から人吉へ抜ける際に乗り越える唯一の峠が飯干峠だったようです。
この峠道、舗装の国道の他に椎葉側からくると左手に締まったダートが続いています。荷物積んでいなければチャレンジしたかも。今回は入り口だけ覗いて舗装路へ引き返しました。
あともう少しで全線制覇。全然交通量のない道ですが、そこに向かい側からセローが1台。僕の方に大きく手を振って止まりました。「この先、崩れてて通れませんよ。10㎝くらいしか道がないので、セローでも無理無理」と言われるのでどのくらい先か伺うと、2分くらい先の方だそうです。
これか。10㎝は大げさだろう‥。
アスファルトの下がえぐられていることがあるので、歩いて確認。白線の上を走るなら、バイクだったら問題ないようです。
いや、バイクだから問題でした。停車しようとしたらフロントが何かを踏んだようで、横滑りして転倒。良く倒れるな、今回。
難所といってもここだけで、あとはひたすら時間をかけて走ればそれほど厳しい道ではありません。四国の国道439号の方が酷道のバラエティに富んでいてまだあちらの方が上手に思います。
前日入浴する気力もなかったので、人吉でお風呂。ホント、九州はお風呂には困りませんね。
お、今回軽装にするためにいろんなものを置いてきましたが、降ろさずに積んだままにしてある俺のノコギリが火を噴く場面か‥無理に通らなくても良い道だったので迂回。
えびの高原。硫黄山へ行ってみようと思ったら、
火山活動のために通行止め。というか、この道が通れないと宮崎へ向かうのがやや面倒臭くなる‥。
高千穂から下るこの道、とても好きです。今回は日差しがありませんでしたが、晴れていれば木漏れ日の気持ちの良い道が延々と続いているのです。
くたびれてきて、霧島からは写真も撮らずにただひたすら走るだけの数時間後、都城から志布志を通って海まで抜けました。このあたり高速道路規格の道を作っている最中で、現在無料区間となっています。かなり時間と距離を稼げました。
日が暮れると宿泊場所のロケハンが難しくなるので、まだ日のあるうちに串間に宿泊することに決めて、何やらすごいことになりそうな予感の空を見るために高台へ‥強烈な夕焼けでした。空がマゼンダ色に染まっていきました。
宿泊にも調理にもロマンを求めない、実用性を重視する意味では最適最高な環境が見つかりました。屋根下で食事用の台もあります。
この日の夕焼け、やけに長いこと空を染めていました。
いよいよこのツーリングの目的となる日南海岸の朝、が明日になります。良い天気が期待できそう。20時過ぎには就寝しました。
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