江田島・能美島・呉

近々、江田島へ行こう思っていたところにトウイがやってきたので、家族みんなで行ってみることにしました。

FItに大人3人、小学生2人で広島の宇品港から江田島の切串港まで3310円。

まず海上自衛隊の第一術科学校の見学へ向かったのですが、到着すると守衛さんに「諸事情により、見学を中止しています。ホームページをご覧になりませんでしたか?」と言われました。ホームページ、昨日見ました。トップページには「!!重要!! 諸般の事情により、令和2年2月22日(土)から当面の間、すべての見学を中止します。再開時期は未定となっています。」と書いてあるのですが、「江田島 第一術科学校」で検索するとダイレクトで見学時間の案内ページにアクセスできて、そちらにはなにも書いてないのです。こういうの危険回避の能力が低く見えてしまうので、改善した方が良い点だと思います。フールプルーフ、客観性大事。

気を取り直して。そもそもの江田島へ行きたいと思っていた理由は、八朔を購入する、ということでした。少し走ったところで路傍の無人販売を発見。

お買い得。

工具箱が料金箱。この手の無人販売所、島内で結構見かけました。「島で八朔を買う」というのがお気楽にできることが分かったので、冬に江田島に渡る理由がひとつできました。

もうちょっと進むと産直の販売所も見つかりました。

店の外に、この看板。スウェーデントーチが載っています。

他にもゴロゴロ。これ200円なら間違いなく買いです!200円を握りしめて「これください!」と言うと、「これは3000円」と言われました。ええええ!それは残念!!とおじさんと別件でしばらく話していたら「‥200円でいいよ」と言ってくれました。

ゲト。ありがたい。

ヒューマンビーチ長瀬の公衆トイレをお借りしたついでに散策。海の上の宿泊施設「能美海上ロッジ(2017年4月から休館)の前の小さな島は、引き潮の時には渡れるトンボロの2連島です。この日は残念ながら満潮時間でした。

海の水はとても綺麗です。江田島と能美島に囲まれた湾は、湾への入り口が小さいので海水って淀まないのかと不思議になりますが、これをみる限りでは気にすることでもないようです。

冬のビーチは地元の人のシーカヤックの発着に使われていました。道路からのアクセスも良く海への乗り入れも簡単、湾外に流されることもそうそうないでしょうから、カヤックの練習にはとても良い場所ですね。

島の中程の鹿川水源地公園には「ふわふわドーム」があります。最近はあちらこちらで見られますが、僕が初めてこの手のふわふわを見たのはココ。

アクロバットプレイも楽しめます。

徳永豆腐店で大豆製品を買って、ついでにお昼。

陀峯山(だぼうざん)から。江田島ってカニの爪のような形をしている一つの島で、僕の認識では右側の爪が江田島、左側の爪が能美島(でも外洋側は沖見町)、爪の付け根は大柿、全体では江田島、という感じ。この山は大柿の真ん中にあります。360度のパノラマで、岩国〜広島〜呉〜四国まで見渡せるので、この地域の地理地形を知った上で周囲を見渡してアレがコレとか擦り合わせるのは結構楽しいところです。上の写真の正面に横たわっている島が宮島で、その向こうに連なるのは本州の山です。宮島の中央より右側の2つの峰がそれぞれ駒ヶ林と弥山で、2日前にあの尾根沿いを右に歩いて海まで降りました。

とても景色の良いところなのに、子供達は松葉相撲に興じてます。

こちらは少し下ったところにある追の浦渓谷 丈ノ内展望所。どうしてみんな突端に立ちたがるんだろう‥全て自己責任で、といろいろ試される展望台。

もう、見てる方がタマヒュン。

引いている足をもう一歩、怖くて前へ出すことができません。このくらい保険がないと本当に怖い。

先の方へ歩いて行くと少し広く張り出していて、ここは上よりは少し落ち着いて崖下に広がる風景を楽しむことができます。

ビーチがとてもきれい。以前四国の柏島へ行って以来、ビーチが綺麗に見えるのは水質だけじゃなくて白砂の浜が沖まで続いているからだということに気がつきました。

崩れやすい花崗岩質だからだとはいっても、摩耗した丸い岩が突然ここに生えている姿は異様です。沖を船が縦列で往く船は、この先の江田島と倉橋島の間になる「早瀬の瀬戸」を通過して呉方面へ向かう船。
広島湾や呉港へ入るには、【本州】〜【厳島(宮島)】〜【江田島(能美島)】〜【倉橋島】〜【本州】の4つの「〜」の水道のいずれかを通過することになります。倉橋島〜本州間の「音戸の瀬戸」は極端に狭いだけじゃなく流れも早くS字になっているので関門海峡のような難所として有名ですが、広島-松山間の最短ルートになるのでフェリーなどの往来もあってにぎやかです。早瀬の瀬戸は音頭の瀬戸ほど往来も多くなく、それなりに広いのでその点では使いやすいのかもしれません。

奥の方に水平線に蓋をするように横たわっているのは周防大島。

倉橋島を経由して本州へ戻ってきました。上に見えるのは音戸の瀬戸に掛かる第二音戸大橋。先にも書きましたが音戸の瀬戸は狭いのに往来が激しく、大型船も通過するので、この橋の南に掛かる古い方の音戸大橋では自動車は倉橋島側でぐるぐると2周半して高いところまで登ってから橋を渡るという特徴のあるつくりになっています。

道を間違えて標高の高い方からアレイからすこじまを見下ろすことになりましたが、こちらからだと停泊している艦船が一望できるので、これはこれで。

潜水艦ぷかぷかしていますが、見慣れてくるとその後ろにいる艦艇が気になってきたりします。ここに写っている船は潜水艦救難艦「ちはや」でした。

というか、右手の上甲板がフラットな大きな船‥なんといずも型2番艦、「かが」でした。ヘリコプター母艦として作られた護衛艦で、近い将来F35Bを積載した航空母艦になるだろう艦艇です。これ、見られるチャンスって今後も呉ならあるんでしょうか。戦艦大和とほぼ同じ長さの艦艇を、とりあえずしっかりと目に焼き付けておきます。

終始好天で2月の中旬だというのに、全然寒くなくてむしろ暑いくらい。江田島・能美島・倉橋島をダイジェストで楽しむお出かけ、大変楽しかったです。

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