実家帰省7日目 水沢うどんと志賀草津

長いことお世話になった実家を出発して広島に向かいます。折角なのでまっすぐ帰らずに寄り道しながら、ということで、天気と元気次第ですが志賀草津を経由して金沢観光して帰るという予定でスタートしました。
平日の都心へ向かう高速道路の混雑状況が分からなかったので、5時にスタートして常磐道〜外環〜関越へ。午前6時くらいまではどこも混雑しないんですね。実家からのスタートは30分ずらしても渋滞に巻き込まれずに関越へ抜けられそうな感じ。

SAでNHKの連続テレビ小説を見たりして、のんびりと渋川伊香保へ向かいました。

今回の帰路で外せなかったのが、渋川伊香保の水沢うどん、大澤屋さん。Ryocoさんの希望で6年振りに来てみました。水沢うどんといえば日本三大うどんのひとつですが、この店はただのうどん屋ではありません。

以前は床に座卓がずらりとならんだ道場のような部屋で黙々とうどんをすするところだったのですが、机と椅子が並ぶ座敷になってしまっていました。壁には岡本太郎の版画が並びます。

三角のザルに盛られて出て来るシコシコツルツルの水沢うどん。この店は舞茸の天ぷらもうどんに負けない名物で、1人前の三株も食べるとそれだけでおなかがいっぱいになるくらい。

でも、このお店は12年程前に初めて来た時のインパクトが大きくて、それ以来舞茸の天ぷらは小さくなっていくし、道場のような空間じゃなくなってしまったし、と、だんだん角がとれて普通のお店になっていったように思います。

まぁ、岡本太郎の作品群は他では真似出来ない強烈なインパクトがありますけど。

榛名湖。気温も高くなくて湖越しに榛名富士をソフトクリームを舐めながら拝みました。うちのハイエース、2000ccのガソリンエンジンなんですが、バイク1台と家族全員乗ると全然坂道登りません。急坂の登坂スピードは自転車にも劣るんじゃないかと思います。榛名山の登山道は休日は結構バイクや車の往来のある道ですから、平日で本当に良かった‥。

家族が気持ち良く全滅していく中、1時間ほど軽井沢を目指して移動してく途中の碓氷峠の旧道。途中「めがね橋」と呼ばれる碓氷第三橋梁が突然現れました。碓氷峠は過去に何度か走っていますが、雨やガスで視界が悪く、めがね橋というものがあるのを初めて知りました。

登ってみると、橋の両端にはトンネルが続いています。

入口に居たボランティアの解説おじさんによると、この先の熊野平で閉鎖された鉄道と新しくできた鉄道とが合流していて、その先のトンネルは補強が入ってしまっているので文化財にならないんだそうです。というわけで、めがね橋から熊野平に続くこのトンネルは当時のままの状態の大変貴重なトンネルなんだとか。ひんやりとした風が抜けてきていて、500mほどあるトンネルだけど、夏でも快適に歩いていけるそうです。

道路から見上げると結構な距離に見えますが、車が停まっているところから3分くらい歩いたら橋梁の上まで来られます。

軽井沢は白糸の滝に寄りました。岩の層の上にある砂の層の境界から水が沸き出すところです。富士山の白糸の滝の規模の小さい版ですね。水は非常に冷たく、しばらく手を浸けたままにしておくとじんじんしてきます。深いV字の谷間の沢をつくっているので、周囲はひんやりと気持ちいいところ。

今日はそのまま草津温泉一泊コースの予定だったのですが、白根山のあたりが夜間通行止めという看板が出ていました。夜間通行止めで‥それなら朝は何時から通行可能になるのかというと8時半ということで、翌朝はきっと早起きするし、そんな時間まで待っていられないのと、今日の夕方は雨の予報だったのに予報に反して好天が続いていたので、それならば渋峠まで今日中に上がっておこうということにしました。

志賀草津道路‥天気に恵まれていたらそれはもう、語るまでもなく最高に気持ちが良いところです。

あんまりにもハイエースが坂道を登らないので、途中でGROMを降ろして走り出しました。GROM+人間で170kgは軽くなったはずなのですが、やっぱり登らなかったそうです。

GROMで渋峠。渋すぎる。標高が高すぎるせいか、6000回転あたりでゴボゴボいって全然吹けなくて、ものすごく狭い回転域をせわしなくシフトチェンジして繋ぎながらなんとか登った感じ。インジェクションって空気濃度に関係なく調整してくれるんじゃなかったっけ。

渋峠は長野県と群馬県の県境となっています。小学生、こういうの好きよね。大人もやってるけど。

昨年のGWにNUDAで来て以来の国道最高所。平日の志賀草津道路は交通量がとても少なくて快適。

白根山付近の夜間通行止めは、白根山にガスが発生していることが原因のようです。ということで、白根山は現在立ち入り禁止で、駐車場には一台も車が止まっていませんでした。ただでさえ荒廃ムード満天なところなのに、さらに寂しさも加わって、なかなか他にはないムードの道になっていました。

はー、バイクで走れて本当にシアワセ。

ハイエースにハーフドームのテントをくっつけて、車内の大型の荷物をテントに出せば、広々車内泊が可能です。宿泊の準備をしてから西の河原露天風呂へ行くと、雨が降り出してそのまま雷雨になりました。雷が鳴りはじめるまでに身体は温まるくらい入湯できたので良いのですが、その後湯畑まで降りていくのも諦めて、車中泊となりました。

日中の退屈な移動時間、ずっと寝ていてくれた子どもたち。夜になっても寝ない寝ない‥w

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