NUDA900R タイヤ交換

先週、あまりにも走りの感触が面白くなかったので、タイヤ交換することにしました。今回もミシュランのPILOT POWER 3です。過去の記録を振り返るとこれまで履いていたPP3は丁度1年前に履いたもののようです。現在走行距離約1万km。純正タイヤで3000kmくらい走っているので、PP3で走ったのは6000kmくらい。

リアタイヤはタイヤの中央に近い溝はスリップサインがまだ谷の中にありますが、サイド部分のスリップサインはトレッド面とつながってしまっています。結構きれいに減った方だと思います。

TDM900の時もそうでしたが、900ccツインだとフロントよりもリアの方が早く減る傾向のようです。フロントままだ溝がありますが、ハンドリングが気持ち悪いので交換。

リアホイールを外す際、キャリパーがホイールに引っかかって抜きにくいので、遠回りするようでもチェーンカバーを外して作業を進めた方がスムーズにホイールを脱着できます。

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外したパーツは洗油にドブ漬け。30代の頃と今と、整備する上で何が違うって、ガレージ整備するようになったということもありますが、とにかく仕事の丁寧さが変わりました。これは愛おしむようにパーツひとつひとつを脱脂して磨いてから組む中T隊長の影響が大きいです。おかげでいつもきれいなバイクを維持できるようになりました。丁寧にパーツ洗浄してから組むと、走っていても気持ちよさが違います。

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1万キロ弱走って、ブレーキパッドの残量は元の半分くらい。

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キャリパーも外せる物は外してパーツ洗浄して、シリコンスプレーで仕上げます。アルミパーツの腐食もなく、とてもきれいな状態。

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NUDAのホイールはBMWデザインなのですが、オシャレな上に掃除がし易いのでとても気に入っています。ハブダンパーのハウジングの中まで磨いておきました。

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タイヤ交換といっても、タイヤ交換そのものにかける時間が1なら足回りの洗浄が9くらいになってしまいます。やっとタイヤを外すところまで漕ぎ着けました。リムの内側の縁に付着しているタイヤゴムのカスはネバダルで磨いて取り除いています。

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純正の鉄チェーンをまだ使っています。洗車後放置してしまって、錆を浮かせてしまいました。洗油で洗いながら注油という感じなのですが、エンドレスチェーンの場合グルグルまわしていくとどこが洗浄を始めたスタートのコマなのか分からなくなるので、子どもにもらった立体キラキラシールを1枚、目印としてチェーンに貼っています。

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組み上がり。テカテカのピカピカ。バイクは車体よりも足回りのきれいさが勝負のキモ。

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その後フロントタイヤも交換です。
NUDAの後期型はABSを装備している関係でフロントブレーキのホースの取り回しが初期型と大幅に違っていて、ホースの分岐ステーがステムの直下にあります。このおかげでステムのシャフト穴が塞がっているので、ステムの底の穴を使用するタイプのフロントアップスタンドを使うのがとても面倒な状態です。うちではフロント回りの整備をするときはチェーンブロックで吊るようにしています。

試走した結果‥先週と車体のセッティングは同じでタイヤを換えただけなのに、車体が面白いように意のままに動きます。また深くバンクさせたときの内向力の強さは圧倒的。少々ハイスピードで突っ込んでみても、通常のバンクよりももう少し深いところまで持っていくと、思っているラインのずっと内側に車体が入ってくるので、進入のスピードが上げられるだけでなく旋回スピードも落とさずにクルクルバイクが曲がります。ここ数年のハイグリップ系タイヤの特徴的なハンドリングです。今回フロント2.2kgf/cm2、リア2.5kgf/cm2でセットしました。一般道を走るバイクの空気圧、ホントによく分かっていません。多分標準的な空気圧よりも低めなんでしょうね‥。

冬場にGROMに乗るのが楽しくて、NUDAでツーリングとか楽しめなくなっちゃったかも‥とか思っていたのをあっさり払拭できる面白いバイクが復活しました。やー、ロングツーリングに出かけたい!

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