いつものキハ。残念、GBにピントがきてません。
湯来で週末古民家生活をされている職場の方のお宅へ突撃訪問してみました。在宅されていたのでいろいろ案内していただきました。
親戚の方がリノベーションされたそうなのですが、改装後親戚の方が体調を崩されて家も畑も放置状態になってしまったものを少しずつ片付けているとのこと。外観は昔ながらの様相を崩さないことを大切にされていたそうです。なので外からの見た目は田舎によくありそうな‥というか馬屋があったり信心している宗教の偉い方が来られた時だけお泊まりいただく離れがあったり、というのがよくありそうなとは言えないような感じもありますが、とにかく古さを感じる建物群です。
現役で使っていらっしゃるという屋外の半畳ほどの便所も、無茶苦茶当時モノ。
熊が敷地内に出るそうで、柿の木にはまだ掘り跡も新しい爪の跡。
ハシゴに大正12年と書いてありました。母家は間違いなく100年を越えている建物だそうです。
では、おじゃましま‥って、土間の横に連なる部屋の奥行きが‥犬上家か?
昔医者の家だったということで、玄関脇に事務室として使っていた小部屋も。古民家カフェみたいな籐の椅子が素敵。
奥へ進むと‥なー、なんだこりゃ。古くてシンプルで新しくて懐かしくて生活感があるのかないのかよくわからないくつろげる広い空間が!なんだこりゃ。
ここに毎週末ひとりでいらっしゃって過ごしているそうです。贅沢にも程がある‥貸切旅館として営業するにしても、4家族くらいが泊まれそうな部屋数と広さがあるんですよ‥凄い。
この位置に昔いろりがあったそうで、天井の梁には鶴瓶を掛けた金具の跡がありました。この座卓はリノベの際に外した建具でつくったそうです。
おじいちゃんの家に遊びに来たような感じはあるのだけれど、ものすごく片付いているのでどちらかというと旅館に来たような感じがします。
蓋の開け方がちょっと特殊な、古いピアノ。
木製のブラインドで囲まれてお洒落な縁側。
昔の時計ってなんで八角形なんですかね。
明りとりの天窓も。本当に古いのか新しいのかよくわからない。とにかくおしゃれ。
個人的にツボだったのは、縁側の軒先に吊るしてあった手洗いタンク。昔その縁側の先にトイレがあって、用を足したあとこの吊るしたタンクの下の突起を押して手を洗っていたそうです。いや、懐かしい。僕もこの手の手洗い使ったことありますが、もう何十年前の話なんだろう。今の人、絶対に知りませんね、これ。
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