VTR250 オールペン

先日、ガレージに手持ちのバイク5台突っ込むチャレンジをしていた際、外に置いてあるセローを取りに行った間にガレージでVTRが倒れてしまいました。バンパーも付いているし、実害はないとこの時は思っていましたが‥。

どこでどうぶつけたのか、タンクがベッコリ。ジムカーナを続けてきたからか歴代バイクを塗り替えてきたからか、こんなことになっても気分はそんなに凹まないんですよね‥慣れってコワイ。

もともと購入した時からタンクにはエクボ状の打痕があったので、それらを補修するのも兼ねて塗り替えることにしました。

写真の上に雑に色をつけていろんなデザインを検討してみましたが、結局黒と黄色がしっくりくる。バイクはいろいろ乗り換えましたが、30年近くジムカーナ用マシンはこんなカラーで走っていましたからね、一番落ち着く‥慣れってコワイ。

VFR400R→ホーネット600→NSR250R→CBR600F4→NSR250R→GROM‥よく考えたらまっ黄色だったVFR以来ひとつも途切れることなく黒黄色で走っていました。

やると決めたら即やります。ガレージが塗装工房化。

コレ、何気にしっかりとくっついていて、剥がすの面倒だった。

凹んだあたりを200番の耐水ペーパーで荒らします。油性マジックでパテ埋めするエリアをマーキング。この丸よりも大きくパテを盛ります。

使ったポリパテはホルツのコントール(中サイズ)。パテの色が青とクリームになっているのは硬化材を2種類持っているからで、特別に意図はありません。透明な硬化剤だと主剤と混合した量が把握しづらいですが、青の方は硬化材が結構どぎつい染料系の青で、混ぜた時の濃さで硬化材の量がなんとなくつかめます。

研ぎ出し。

研ぎ出しをするのに使った木片。耐水ペーパーを手で持って直接タンクに触れることはほとんどなくて、木片に耐水ペーパーを巻いて使います。木片を使わないと綺麗な曲面が出せません。100〜200番を巻いて荒削り、320番で整形、600番で仕上げ。プラサフを吹くので600番くらいで良いと思いますが、次に吹くのが仕上げの塗装の場合は800番〜1000番くらいのもう1段階上の細かさで面を出しておかないとペーパーでできた傷が塗装面に影響することがあります。

あちらこちらにクレーター状の凹みがありました。

タンクのガソリンを抜きます。

軽くサフェーサーを吹いてパテ埋めの状態を確認。

パテの気泡で穴が空いています。小さい穴ならプラサフで埋まりますがこのくらい大きいと補修が必要です。

ここはポリパテではなくお手軽な溶きパテ(パテをラッカーシンナーで溶いたパテ。昔は自分で作っていましたが、最近は程よく溶いた状態で瓶詰めされたものが売られています)で補修します。

補修完了。

全面サフェーサーを吹いてみました。もうどこが凹んでいたのか分かりません。

フェンダーとテールカウルも、時間が無駄にならないように段取りを考えながらサフェーサーを吹いていきます。

今回選んだ黄色はY-53(カーニバルイエロー)でホンダのビートとかの色。

ツートンにする黒い方はT-189(ブラックマイカ)。これはトヨタのハイエースの色。そう、余ったらハイエースの補修に使おうという魂胆w

一晩限りの黄色タンク。

塗り分け箇所をマスキングしました。曲線用マスキングテープが手持ちでなかったので、普通のマスキングテープを引っ張って調整して曲線を描きました。感覚で作業すると絶対に左右非対称になるので、鉛筆で薄くガイドラインを描いて、それに沿ってマスキングしました。

黄色と違って隠蔽力強い!メタリックのフレークが粒子でかいのかな。1回吹いたら地が隠せそうです。黄色部分と色分けするところはあんまり厚く吹くと段差ができそうなのでほどほどに。

ガレージに篭って別のパーツの作業してシャッターを開けたら‥雨降ってました。タンク雨ざらし。

道路が乾いて湿度が下がるまでクリア塗装は控えた方が良いです。湿度が高いと白く粉を吹いたような仕上がりになることがあります。

ペリペリペリペリ‥努力が報われる瞬間!

天日干し。日なたを向いていてちょうど良いハンガーがあった。

ペリペリペリ‥黄色のラインも悪くないですね。

ここで終われれば楽なのですが‥スプレー塗装だとどうしてもクリアの表面に凹凸ができてしまいます。そのままでもそれなりに光沢はありますが、鏡のような艶を出そうと思ったらこの凹凸を1200番でざっくり落として1500番で凹凸がなくなるよう下地処理して、ひたすら磨かなくてはなりません。面倒だけど、やった分だけ光ります。

クリアの層が薄いと地の塗装が出てしまうので、クリアを何回吹いたらこの作業に向く程度の厚さがでるのか、は経験とか勘の世界です。僕はタンクで4回か5回くらいクリア吹きました。

研磨剤はピカールを使っています。楽をしてやろうと電動ドリルにバフをつけて磨いていましたが、手で直接磨き込んでも時間的には変わらないようだったので、手でひたすら磨きました。後半花咲かGのコンパウンドも使いました。僕の使ってみた感じでは、花咲かGの方がピカールよりもコンパウンド細かいんじゃないかと思います。

仮組み。ウイングマークは次回の塗り替えなどを考えてクリアの上に貼ることにしました。

ヘッドライトを交換していることもありますが、テールカウルやタンクの黄色部分が細くてエッジが効いていることもあって、VTRの優しい感じが薄れて戦闘的な構えになったと思います。

リアビュー。タンデムシート部分とテールカウルの一体感のあるデザインはVTRの特徴でもあってとても良いデザインだと思いますが、ちょっと重ったるいな、って思っていました。そこで、それを切るように黄色の三角を差し込んでみました。スッキリしたと思います。タンクの塗り分けの曲線も綺麗。

タンクを磨き始めます。表面の凹凸を削り取って地を作ってしまえば、磨きはそれほど時間がかかりませんでした。

前日注文していたウイングマークのステッカーが届きました。僕が注文した時点で、2007年式の黄色用のステッカーは鈴鹿の倉庫に残り3セットだったそうです。

2枚で4000円。んー‥。

実は塗り替える前、クリア塗装の下になっているホンダ純正のウイングマークは剥がしませんでした。うっすらとウイングマークの形が浮かんでいますが、補修が終わって新しいステッカーを貼る際、これをガイドにしてやろう、という魂胆。ステッカーを適正な位置に貼るのって、結構難しいんですよね。

万が一失敗しても剥がしやすくなるので、水をステッカーの裏に塗ってから貼ります。

ガイドのおかげで、悩まず貼れました。

ステッカーひとつで完成度マシマシ。

さらにステッカーチューン。

すごい、フェンダーにアルパインスターのステッカーとか貼ったら、もう本当に自分のバイクみたい。初めましてな感じがしない。フロントフォークのテクニクスのステッカーもこれまで浮いていたけれど、ナイトロンと呼応してしっくり見え始めた。

これで速かったらカッコいい!というかこれで速くなかったらカッコ悪い!

塗装が終わった時点でイメージ図の想像通りだったけれど、ステッカーを貼ったら思っていた以上に格好良くなりました。

ガレージの定位置へ。ここにこのカラーリングのフルサイズのバイクが収まっている、というのがなんだかとても嬉しいんですよね。完全に自己満足ですけれど。

今回の塗り替えにかかった時間は、概ね丸2日。使ったスプレー(ソフト99のボデーペン)は、プラサフ2本、クリア2本、黄色1本、ガンメタ1本。アマゾンで買えば総額5000円くらいです。これにホンダのウイングマークのステッカーが4000円。ステッカー、高いなぁ‥だんだんに言われて気が付いたけれど、ステッカーは自分で作っても良かったな、って思いました。

新型コロナウイルス対策で外出自粛という出かけちゃいけない理由がなかったら、こんなに落ち着いて塗装作業することもなかったかなと思います。日中土日を潰して作業するには惜しい季節ですものね。

1 Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です