VTR250 愛媛ダンロップ杯第1戦

 

愛媛D杯第1戦へ遠征です。
しまなみ海道ツーリングやジオキャッシングを絡めたり、前日入りしたり当日朝自走で会場まで行ってみたり、これまでいろんなパターンで参戦してきました。今回は前日の朝広島出発で、てけさん主催の練習会へ参加して、夜はゼロヒートという王道パターンです。

大会当日の朝に松山入りだと広島を5時出発になるのですが、大会の開催される5月と9月と11月はそれぞれ朝の太陽の高さが違います。5月だとすっかり明るくなって朝という雰囲気ではなくなっていますし、今回は前日練習会に参加ということもあって大会参加の時間帯よりも少し出発を遅らせたので、しまなみ海道を走る時間はすっかり日中という感じです。

向島から因島大橋を渡って因島へ入ったところで、いつも左手に見える展望台へ続く道が気になっていました。今回自転車を積んできたので、パーキングエリアから自転車で行ってみます。

初めての視点から因島大橋を眺めます。

到着したのは視界をさえぎるように木の生えた展望所。これは期待外れだ‥。

会場に到着するとすでにコースもできていて、何人かタイム計測も終わっていました。この時点で関東からやってきたえろにゃんさんが1分23秒台前半を出して寝てました。僕の初走で25秒台、次で24秒台。何本か走って僕が23秒前半へ入れた頃に、トップタイムが22秒台に。
ここから何をすればタイムを稼げるか、バイクが前へ進むかの穿り出し大会が始まります。

スロットルの遊びを限りなくゼロにしてアクセル開度を稼ぐ
リアの車高を上げて初期旋回を稼ぐ
同様にリアのイニシャルをかける
リアタイヤのエアを抜く
ブレーキレバーを下げてアクセル開度を稼ぐ
右フルロックでアクセルが開けづらいので、ハンドルをより鬼ハンへ‥

とにかく前へ進む、早く曲がる方向に仕向けていく度にタイムがわずかずつ伸びていきました。
最終的に21秒6に入りましたが、トップタイムは21秒台前半に。これ、自分がトップタイムを出していたら、22秒台に入ったところでもう走るのを止めていたと思います。この日は抜いたと思ったら更新されて、じゃぁ何ができるか‥と重箱の隅の隅の隅をつつくタイムの稼ぎ方で調整を重ねた結果、ひとりの時よりも1.5秒くらいタイムが伸びるようなセッティングを煮詰めることができました。本当に面白かった。これもバイクの大きな大きな楽しみのひとつだと思います。乗り出して半年、ノウハウが全くないに等しいVTRで、大会前日にコレは本当にありがたかったです。

練習会を撤収して風呂にでも行こうか、と思っていたら、場外の自販機前で若い女性がスクーターを押して歩いて行くのが見えました。ペガサス父さんがどうされましたか、と声をかけたら「鍵を(メットインスペースに)閉じ込めてしまって‥」と言いながらバイクを土手道へ押し上げています。自分のハイエースにはもう1台バイクを積むスペースがあるので、怪しいものではありません、とお断りをして積んでいきましょうか?と声をかけたところ、実はもう熱中症寸前だったご様子で、積み込みをして陸送して差し上げるというクエストが発生しました。お送りしたのはほんの数キロでしたけれど。

松山で泊まる際にいつも利用していた町なかの銭湯が廃業してしまったのでいつもと違うお風呂で‥と、ゼロヒート幹事のだんだんを迎えに行く途中にあった温泉、寿温泉さん。昔ながらのつくり‥といってもよく考えたら建物自体はわりと新しい感じの建物でしたので、昔ながら風の銭湯、といった方が正しいのかも。

大人410円。料金も内容も、なにもかも頃合な感じ。

ゼロヒートの際、車は松山の繁華街の外れにある朝まで駐車しても料金が1000円にならない駐車場へ置いています。
1時間ほど時間があったので、だんだんとお先にマイナス1ヒートで一杯‥居酒屋あかりさん、良いお店でしたから、また松山で飲む機会があったらあらためてゆっくりと訪れたいです。

松山のゼロヒートは格別ですね。ミギーミギー言っている人やマーライオンやら居るだけでネタになる人も居るし、知った顔も知らない顔もすぐ打ち解けて、とても楽しい。ホドホド飲んでホテルハイエースへ向かいました。

翌朝。会場へ向かう途中にあるサイクリングコース沿いのキャッシュをいくつか、自転車で巡ってみました。令和初キャッシュ。

スモールコンテナも。あんまり獲ると次の楽しみがなくなるので、欲張らずに数箇所巡って大会会場へ向かいました。

今回はなるべく片付けのときのことを考えて、散らかさず整理整頓を心がけてみました。それでも財布が行方不明になりました。鍵や財布や日焼け止めやら工具やら、イベントの際のレイアウトや定位置を決めりゃいいのにね。

天気は上々。ドライ確定で暑くなりそうな空です。

コースも直線がやや長いけれど、どちらかというと僕好みの迷路じみて探検気分を楽しめるコースです。二輪公園のコースの幅やセクションの配置の都合上、大会のコースはちょっとややこしいところを作らざるを得ないのですが、昔から‥というのも20年も前から愛媛大会のコースはとてもオモシロイと思っていました。

今回のオドロキセクションはゴール。S字の出口、変な形。

ウォーミングアップコース、パイロンが投げてあるのかと思ったら‥

雲雀の巣と卵が。これは知らないと踏んでしまいそうで、優しさを感じる。

第1ヒートで、ゴールに飛び込んでタイムを聞いたら好タイムで小さくガッツポーズが出ましたが、直前にてっち君がそれよりも2秒も速いタイムで帰ってきていたようで、あとで聞いてがっくり。
第2ヒート、2秒以上のアップを狙って走りましたが無難にまとまってしまって、0.5秒程度のタイムアップにしかなりませんでした。

結果総合3位。1位のてっち君(SM450R)とどこが違うのか、何がVTRに足りないのかの比較が楽しみ。

というわけで、比較動画作ってみました。スタート直後の直線往復と、戻ってきてから僕が日和った走りしているあたりのロスがどうしようもない感じ。あと決定的なのは回転。

VTRではSM450Rのパワーにはどうやっても勝てそうにないので、直線ドッカーンで稼ぎようがありません。でも走ってみても、またビデオを見ても、バンク角には全然余裕があるようなので、これまで以上にコーナリングスピードを上げてひとつひとつのターンで稼ぐしかないですね。あと圧倒的に負けてる回転と。いずれも練習しないと身に付かない技術的な問題だしマシンとの親和性の問題なので、次でいきなり勝負になるってもんでもないだろうなぁ。練習しないものなぁ‥。

大会を終えて、自宅まで帰るのが結構億劫になってきました。これまでで一番くたびれたかも。9月の大会なんてもっと暑いのに、もうホント大丈夫かな、自分。

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