CRF250L ディスクローター交換

CRFラリーのフロントディスクがCRF-Lと違う形状なことに気が付いて調べてみたら、なんとラリーはフローティングなだけじゃなく大径じゃないですか。

純正流用で性能向上が見込めるカスタマイズができるのはうれしい限りです。早速交換してみます。

6本あるディスクボルトのねじロック剤をダイスで削り取ります。こういう重要なパーツを止めているボルトは本来再利用しちゃいけないんでしょうね。

ハブのボルト穴もタップを切りなおします。この辺はもう触ることのないところだから丁寧に。

ディスクの回転方向は新しい方のディスクに見当たらなかったので、ディスクのウェーブの向きを古い方と比べて確認しました。摩耗限界がプリントしてある方が外側です。(あとでよく見たら新しい方も銀色の方のディスクの側に小さく矢印が刻印されていました)

ねじロック剤を‥と取り出してみたら、中身は残っているはずなのに、つぶしても液体がでてこない‥つい先日DUKEのディスクボルトに使ったときは問題なかったのに。

容器の先端を外してみると、ねじロック剤がブニブニのゼリー状になっていていました。今回は何とか使えそう。先ほど同じものをオンラインで購入しなおしたところ、前回は9年前に買っていました。

これまでなんとなく装着できれば良いや、という感覚でディスクローターを取り付けていましたが、とあるメンテナンス系記事によるとディスクローターは「タイヤの回転方向とは逆方向へ力をかけて取り付けます」とありました。ハードなブレーキングでディスクが負荷のかかる側へ回転して動いてしまうことを防ぐためです。ディスクボルトを差し込んだ段階では少しだけカタカタとディスクが動く遊びがあります。この写真ではディスクローターに時計回りに力をかけた状態でボルトを締めます。

できた。言わなきゃ絶対にわからなない地味さが純正流用カスタムの醍醐味。ディスクそのものはサンスター製です。

ディスク径が大きくなるので、キャリパーサポートも交換になります。スライドピンの長い方はサポートに加締めてあるので取れません。短い方は古いサポートから外して流用します。

昔、中Tさんが「ピンスライド式ブレーキキャリパーの要だからよぉ‥」と見かけに依らずものすごく丁寧な作業でキャリパーのブーツの中のグリスを掻き出して整備されていたのを思い出します。今回はスーパーゾイルグリスを突っ込んでおきました。

キャリパーを外したついでに洗浄しておきます。今回はホースの水をかけながらブラッシングしました。ガレージで作業するようになって以来、実はキャリパーを水洗いするのは初めてです。今回はどうしても水洗いしてみたくて、半分車体をガレージの外に出して作業しています。油汚れじゃないから水でもかなりピカピカになるんですね。

ほんと、これは見事に言わなきゃ分かんないわ。レバー位置がなぜか近くなってしまったので調整して、通勤で20kmほど走ってみました。

ディスクローターとサポートで今回のパーツ代は2万円くらい。かけた値段に対してどのくらい効くようになったら値段相応なのかは難しいですけれど、アタリが出るにしたがってノーマルよりは確かに効きは良くなりました。効きに関してはもうひと声欲しいところなので、そろそろ交換時期になったブレーキパッドを発注しとこ。

知ってしまったからには気になるけれど、特別にやらなくちゃいけないほど必緊なカスタムというわけでもない、というなんとも微妙な改良でした。

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