GROM 生月島ツーリング etc… 2日目

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夜中、SNSのコメントで「流星群ですね」というのを見て、そういえばと外へはい出そうとしたら‥なんか悪いことしましたか!?というくらい自分の居るところだけ雨雲が‥。

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まあ、屋根付き東屋に吊ったので雨の影響は全くありませんでした。

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先日の宮島野宿で味をしめて、今回クーラーバッグを持参しました。夕方ビールと一緒にロックアイスを買って突っ込んでおけば、「ビールがヌルくなるー!!」と焦って宿泊地を探すこともないし、ゆっくりと最後まで冷たいビールが飲める。おまけに、明け方には氷が適度に溶けて魔法瓶の口に入るサイズになっているので、歯磨きやらペグの洗浄やらに使った残りの水と氷を魔法瓶に詰めて、その日1日冷水としてずっと持ち歩くことができる‥。夏場のツーリングにはとても助かることばかりです。

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まだ人が寝ているような時間に島を徘徊。生月大仏のキャッシュを拾いに来ました。大仏って、なんで全国津々浦々大きな像を作るんでしょう。まぁ、大きくなかったら大仏って言えないのかもしれないけど。

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昨日と違って島の東岸を通って北へ向かってみました。西側は絶壁ですが、東側はなだらかな丘陵になっていて、海では漁業を、陸では農業を営んでいて想像以上にたくさんの人が住んでいる島のようです。

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写真じゃうまく表現できなかったけど、これは僕の思い出用に。朝露が蒸発する水滴に朝日が正面から差し込んで、金色に光る道になっていました。

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生月島北端の大バエ灯台に到着。バエとは海の侵食でできた崖のことを指すそうで、灯台は海面から100m近い絶壁の上に建っています。

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といっても、灯台そのものから自分の立っている絶壁の高さを感じることはできません。

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灯台からあたりを見渡すと自分の居る環境が想像できる、という感じです。海から見たらスゴイんでしょうね。海面の岩礁で釣りをしている人がいたので降りられるんだろうと道を探したら、確かに茂みの中に踏み固められた道は続いていましたが、今回はパス。

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サンセットウェイを北側から。北側から4km、南側からだと5kmのところで迂回路となっていました。

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昨日と同じところで丁寧に写真を撮ろうと思ったのだけど‥ライティングって大事ね‥薄曇りの空と夕照のその差といったら‥。

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さて、また脇道へそれてロケット灯台へ。生月島の西側の岬にある灯台です。この案内の地図‥

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現在地、笑う。生月島なのは分かってるんだってば。

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このロケット灯台、「生月」の「月」にちなんで月に向かって飛来するロケットをイメージして作った灯台なんだそうです。なら「生月」の「生」にちなんだ生灯台も対にして作ってよ。絶対観光名所になる。

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ロケット灯台からの戻る道で気がついた名もない滝。生月島に降った雨が東シナ海の水になるのですね。

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事前に調べておいた行ってみたいところのひとつに「山頭草原」がありました。島の南側中央付近にある草原なのですが、実際に周囲を走ってみると経路が複雑な割には看板も不案内で、なんとなく「来てほしくない」的な感じ‥到着するとゲートが。通行止めのためではなくて、牛が外に出ないようにするためのものだとかいてあるので遠慮なく中へ入ってみます。【※後日追記:この当時は知りませんでしたが牧草地に外部の車両が入り込むのは牛にとって有害な菌を持ち込む恐れがあるため絶対に許されません】

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ゲートの先は道端に牛の糞糞糞。いや、牛の糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞、くらいの糞だらけの道。そろりそろりと避けながら進むと、さらに糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞な避けようのない糞だらけの道。少々踏みながら行けるところまで行ってみたら‥

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大 草 原‥!270度パノラマの写真はこちら。昨日のサンセットウェイと並んで、今回のツーリングの文句無しのハイライト!

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草むらの中に落とされている糞は見えないし、なにより道が凸凹すぎて自由が利かず糞があっても避けられないような状況。なんとか尾根まで進んでみると歩道と思われる舗装路がありました。地図をみるとこの歩道から右側は絶壁になっていて、その絶壁はサンセットウェイから見上げるあの絶壁なのです。面白い!

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GROMだからできた冒険。後に帰ってからこの草原について調べてみると、普段は平戸牛が放牧されているところで、牛だらけの写真がありました。牛がいたらバイクで入り込むなんてことできませんので、非常にラッキーなタイミングだったのだと思います。

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生月島、面白いなぁ。長崎らしいのはこういった礼拝堂も点在しているし、お墓は十字の墓標だったりするところ。

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さて、平戸島に戻りました。昨日夕方に素通りした「春日の棚田」をあらためて見てみようと県道を走っていきましたが、なんか全然たいしたことないんですよ‥。そこにふと道路脇の看板が目に入りました。「指定した期間中の農業の繁忙期には立ち入ってくれるな」という旨の内容が書いてあります。ということは、その脇道の先に多くの人が訪れる場所があるというわけですね‥早速GROMで入っていくと、奥に奥に道が続いていて、延々棚田になっていました!棚田って棚田と同じ視線レベルだとその面白さがよくわかりませんが、

上空からみるとこんな感じ。沢沿いに山の中腹から海まで棚田が並んでいます。稲作にかける農家の人の努力って、本当に素晴らしいと思います。

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あ、ウリ坊発見!

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平戸島の西岸の道を南へ下って行くと、春日の棚田に限らずいたるところで有機的な形状の棚が何段にも重なった田んぼをみることができます。

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海外には海外の、日本には日本の農村風景のよさがあると思いますね。日本人でよかった。

平戸島の南端まで行こうかと思いましたが、途中のガソリンスタンドで何か面白いものある?って尋ねたら、釣りでもしないんだったら何にもないよと言われてしまったので、引き返すことにしました。スタンドのお兄ちゃんが教えてくれた東岸の県道、全然期待していなかったのにほぼ全線2車線のナイスワインディングで、島の中央を通る国道よりもおすすめ。

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平戸大橋を見下ろすことができる田平公園は、ハンモック宿泊には最適な間隔の木がたくさん生えていて、ロケーション的にも最高に魅力的です。

ここから佐世保方面へ、全然前へ進まないキャッシュハント観光開始!

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さすが長崎。

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松浦西九州線沿線の駅巡りキャッシュハントも再開です。ここは県立高校の目の前の無人駅なんだけど、こういう駅で乗り降りする高校生活というのも僕の中ではドラマの世界ですが、ここでは現役の現実。

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駅前に全線開通記念のオブジェのある駅。なんでこんな沿線の中途半端なところに?と思ったら奥に見える堀内組さんが最後の難工事に係わって開通したそうで、その会社としての記念碑なんですね。

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横断歩道の先がすぐ駅とか、路面電車かっていうくらいアクセス良すぎ。生活感のたっぷり感じられる路線、ゆっくりゆっくり一駅ずつ佐世保に近づいていく感じもとても面白かったです。

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ここも観光ガイドには載っていない山頂の岩場のキャッシュ。大きな岩が尾根にびっしりと並んでちょっと危ない魅力的な道をつくっていました。奥に見えるのは九十九島。

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そこから見下ろせるとても贅沢な感じのプライベート入り江とか。あのお家の方のクルーザーなんでしょうね。

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西海国立公園九十九島水族館きららが対岸にあるため、人が訪れることがなさそうな駐車場もない高台の公園に丁寧にハンモックを吊って、今日は最高のロケーションだぞ‥と買い出しにでようとしたら‥出入り口にゲートがあるのに気がついて、開閉門時間が書いてありました。午前9時まで閉門だそうです。これはいかん、と撤収‥。

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そのまま入浴・買い出しをして、薄暗くなり始めた頃に海沿いの公園へ落ち着きました。

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着座位置から見える風景。夜は観光船の電飾が生々しく光っていましたが、昨晩と違って都会的な泊地を楽しむことができました。

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