コミュニティ

以前は広島で絵描きの端くれのようなことをしていました。

普段は個々で仕事をしている作家さん達も、個展のオープニングパーティなどで顔を合わせてお互いの近況を知ったりするわけですが、広島の日本画界に関しては作家同士の動きを知る場としてピカソ画房という画材屋が大きな存在となっています。2階の日本画材売り場のY川さんと世間話をすると、数日後には自分を知るほとんど全ての人に自分の近況が伝わるという感じ。

今日、久々に手を動かしてみようと思ってスケッチブックを買いに行きました。30分ほど立ち話をしただけで、同世代の作家さんが何をしているかだいたい知ることができました(笑)。継続するって大切ですね。自分は器用貧乏が高じて絵じゃない世界に手をだして、結局なにも手につかずに今を迎えていますが、画業一筋でやっている友人達は、広島という土地の中堅作家としてそれぞれの収まるところを見つけていらっしゃるようです。

嬉しいことに、昔教えていた生徒にもたまたま10年ぶりにピカソ画房で会うことができました。画家が町で立ち寄るところといえば美術館か画材屋かということになるので、それほど確率の低い偶然ではないのかもしれませんが、なんとも嬉しい再会でした。

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