NUDA900R 突き出し

ハンドリングがどう変わるだろうかと、突き出ししてみることにしました。トップブリッジのクランプ部分が水平ではないので、アウターチューブの目盛りの見えなくなる部分に鉛筆でケガキ線を入れて、それを目安に突き出し。

1目盛り分、5mm突き出しました。トップブリッジのクランプの切れ目など、左右全く同じ位置をノギスで正確に測るにはハンドルを外さなくちゃいけないので、とりあえずの今回は左右ほぼ同じ位置でノギスによる計測を3回行って誤差の少ないように整えておきます。

サイドビュー。リアサスも5mm車高を下げています。Web上の同じサイドビューのNUDA900Rと比べてみると前後5mmといえども、元のイメージとはずいぶん違って見えて、重心の高い元のデザインに対して、車高の落ちたNUDAはちょっと落ち着いた(悪い意味でスパルタンさに欠ける)デザインに寄って見えます。

セッティングをいじらず試走した瞬間、フロント側からの入りが強く感じられて最初はこりゃダメかなと思いましたが、ワインディングに入ると以前より寝かしている感じが少ないのに曲がっていく感触。タイム計っているわけじゃないけどフィーリング的には以前より楽に速い感じがします。リアの圧ダンパーをチョコチョコ抜いて行く方向で調整して丁度良い感じ。もっとも、走ったのは中~極低速のワインディングなので、高速コーナーになるとこれが良いのかわかりませんし、少なくともロングツーリングには向いているとはいえない、気を遣うハンドリングになってしまいました。
それはそうと、NUDAを知るずっと以前から「NSRのフレームにDRZのエンジン」のマシンに乗ってみたいと思っていたのですが、ヒラヒラ感のあるクイックな車体にパンチのあるエンジンと、今回の感触は好意的にみればズバリそのもの(いや、ちょっと言い過ぎました。ポジションは小さいけど、車格は結構あります‥)。

ここのところ、いじりながら乗って思うこと。ハンドリングだけじゃなくて外装品を含めてどこに重きを置くかというのがとても難しいマシンです。NUDA(イタリア語で「裸」)というのは本当によくできたペットネームで、元々が素っ裸な状態を如何様にもつくっていける。オールマイティな国産車の、いじっても知れてる(またはいじる気も起こらないくらい性格付けがされている)マシンに比べると、軽くてスリムな車格をベースに好きなようにトランスフォームできる感じが、お得なマシンに思います。

2 Comments

河童ライダー

こんばんは、まさに考えていたロール軸修正したイメージが合っているようで、自信を持ちました。ただ、ちよっとちょろちょろする神経質な面が増大するようで、その辺は伸び側調整で抑えれないかな、と考えてます。

わたしのいじりかいというか、「自分のマシン」に仕立甲斐のある貴重なバイクと思います、普通はこれだけ完成したデザインだと動かせないですが、シールでも、レバーでもなんでもちょっとが引き立つバイクだと思います。

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河童ライダーさん
山でよく「速そうですねー」と声をかけられますが、このバイク、何か付けると「速そう」な感じが失われていくように思いますw

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