690DUKE 日帰り高知太平洋

「高知でカツオを食べたい」とあやのすけさんが言うものですから、高知へいくことになりました。昨年の10月末に高知までこの2台で行ったのが無茶苦茶楽しくて良い思い出。その際、すっかりシーズンオフだと思い込んでカツオを食べ損ねたことをずっと根に持っていらっしゃった様です。

ノンストップ・高知!走り出してすぐに空気圧の調整をして、そこから高知県の仁淀川の沈下橋が見えるところまで一気に快走!信号が全然ないGWの道を、まさに快走!遠くに見えるこの橋、以前2022年7月にDUKEでこの場所から見た橋で、その後映画「竜とそばかすの姫」を鑑賞中に主人公が渡っていた橋だと気がついて、是非橋の上から写真を撮ってみたいと思っていたところでした。

映画のシーンのアングル。比較してみましたが、山の形から橋の先の1本木立、家々の形までそのまんま使われていました。

ほとんどの人がアプローチしやすい川の反対側から橋を渡る方向で来ると思うのですが、この橋はこちら側から橋にアプローチする方が、カーブを抜けた瞬間この風景が広がるので「おおおおお!」となると思います。

道の駅にある多田水産さん。多分何十年か前にソロツーリングで立ち寄ったことがある。今回のツーリングの目的その1は、ここの直売のカツオのたたきをたべること。

1人前600円。2人で3人前を頼んでいただきました。カツオのたたきの付け合わせとして玉ねぎとニンニクが定番ですが、他所で食べるとそれらは「カツオのたたき風」にするためについているように思います。が、ここの玉ねぎとニンニクは真面目にカツオのたたきと無茶苦茶マッチしすぎていて、本当に美味しい。

カツオをたべているとアシカさんが海に近い駅、安和駅を紹介してくれました。ここから5分もかからず行けそうです。

うお、と声が出た。

駅のすぐ前がビーチで、その先に広がる太平洋と海と空の境界線。風景と駅が一体化していて、駅だけが独立して見えない。全部ひっくるめてひとつの景観になっている。

田舎のバスかっちゅーくらい便数が‥。

お相撲さんが座ったのかと思った。らぶらぶベンチ。

ふたりでこの風景を愛でるんだわ。

いつものように国道や幹線道路は避けて空いている道をグイグイと走りながら南下していたら、ライダーズイン中土佐が見えるところに来ました。

その先、土佐興津坂展望台。ここにくるまでに太平洋の水平線は見えましたが、ここまで来てやっと「端から端まで」の水平線。この画面の両辺を結ぶ1本の水平線を見るのが今回の目的その2。太平洋、広い!

これまたアシカさんに紹介してもらった砂浜美術館Tシャツアート展。海風で数えきれないくらいのTシャツがバタバタとはためいています。このバタバタがこの展示を楽しげに演出してくれるんでしょうね。無風でダラリとぶら下がったTシャツ展っていうのはなんとも‥バタバタしすぎてTシャツの柄が全然見えないのもどうかと思うんだけど。

砂の中に立つポスト。底面につい手を入れてしまう病気。

バタバタ‥本当に柄が見えない。

どこまで南下するかで旅の長さが決まります。日帰りなのでそろそろ北上しましょうか、とうことで四万十川の河口まであともう少しのところで折り返しました。

海洋堂ホビー館四万十。

たまにしか来ないので、来る度に拡張している気がします。今回は物販コーナーが新しくできた建物に入っていました。館内すべて撮影可とのこと。

僕ら世代か、もう少し上の方なら隅々まで全部が「なつかし〜」と言えるのかと思います。

黒澤映画のフィギュアが白黒で。いいなこれ。

ありがたいハイオクも売ってるガソリンスタンド。でも、ハイオクの給油機がやや不調で、何度もレバーを握り直してジョボジョボ注いでくれました。おまけに何リットル入ったのかカウンターが0のままでわからない。お兄さん、本体横の(おそらくアナログカウント式の)数値を見て金額を計算していましたが、レシートを見ると「11L」って書いてありました。端数はラウンド処理されてしまうようです。

俺のダム。

津賀ダム。

701 , 690 , 439。

国道439号は、四万十川河口から徳島までその道を走破しようという目的で走れば楽しめる道ですけれど、今回のように南の果てから今治まで帰るために使ってしまうと「さっきもこの景色、見たような‥」と延々考えさせられる道で、時間をかけた割には地図上の成果は少なくて肉体的にも精神的にも疲労感が増すばかり‥長かった。途中立ち寄れるところで息抜き。

事前に調べたら高さ18mとか書いてあって、こんなところにそんな高い橋?うっそだぁ?と思ったら現地の看板には20mって書いてありました。道幅も狭く、橋の真ん中あたりに立つと足のすくむ高さです。

海洋堂ホビー館からハイエースを停めた西条市まで4時間、ほぼほぼ全線ワインディング。よく走った!

04:15 自宅出発
05:00 あやのすけ邸でバイク積み込み
08:00 西条市からバイク出発
10:00 須崎でカツオのたたき
10:45 安和駅
12:45 Tシャツアート
13:45 海洋堂ホビー館
14:30 ホビー館出発
15:00 ツガダム
18:30 西条に帰着

カツオと太平洋の水平線がメインだったのに、振り返ってみれば安和駅に全て持って行かれた感のあるツーリングでした。

450kmを10時間半。最後の4時間はひたすら帰るために走るだけっていうのもどうかと思いますが、新緑のGWを駆けるだけでも時間をかける意味はありますね。

山陽道のノロノロ渋滞にハマりながら自宅帰着が22時で、この日は実に18時間コース。高知+αの日帰りは、やってやれないことはないけれど‥という1日でした。初日からいろんな意味でGW満喫です。

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