SEROW YZマスター

「セローにYZ250のマスターをつけるととても良い」という話を聞いて早速真似しました。タンデムさんの2万4000円のキットもありますので失敗したくない方はそちらで。キットにはメッシュホースも含まれています。自分で揃えたい方は

YZマスターシリンダ 5XC-W2587-00
DRC ブレーキレバー D40-11-608
ホンダブレーキスイッチ 35340-GFC-890
デイトナ逆ネジミラーステー 94636

でいけると思います。全てモノタロウで手に入ります。

僕は欲を出してZETAのYZ用ブレーキレバーを注文しましたが、年式を間違えてしまいました‥。

さて、YZ用のマスターなのでブレーキスイッチがついていません。そこでホンダのスイッチを取り付けるためにマスターとスイッチの加工をしなくてはなりません。
まずスイッチのまわり止めの突起を削り取ります。縁の外周の引っかかりになる部分は残しておきます

レバーホルダ部分に8mmの穴を開けます。あまり内側(マスターピストン側)ではない方が良いようです。というのは、今回購入したホンダのスイッチは少しでもスイッチが押されていると通電しないのです。通常純正のFブレーキは大抵少し指をかけた程度でも通電しますから、できるだけレバーの支点より離れた位置の方が少しの操作でレバーとホルダの隙間が広がってスイッチが入りやすい(スイッチ部が飛び出しやすい)、というわけです。

3日くらいして、DRCのブレーキレバーが届きました。ヤマハ純正のレバー(5XC-83922-L0:2690円)の半額くらいです。

レバーが届いたので取り付けてテスターでスイッチの通電を調べてみると、単に8mmの穴を開けてスイッチを差し込むだけではレバーを握り込んでも通電しませんでした。そこで9mmのドリルで慎重に掘っては確認‥を繰り返して、適切な位置にスイッチを押し込むことができました。結構深く掘ってますね。(スイッチの突起部の先端を削るのでもOKだと思います)

粛々と作業を進めます。純正マスターからスポイドでオイルを抜いて、バンジョーを外して付け替え。エア抜きもマスター側を高い位置にしてレバーをカチンカチン弾いて抜く、という方法でほぼ抜けたのではないかと思います。

純正を知っている人が見れば「ほう。」と思うようなちょっぴりスパルタンな感じ。

使用感は‥マスターのピストン径が細くなっている分、キャリパーのピストンを押す力は強くなっているのですが、その分レバーストロークがかなり深くなっています。でも、これが嫌な感じじゃなくてコントロールできる幅が増えた感じ。スポンジーな印象にも感じかねないので、純正では必要ないと思っていたメッシュホースが、ここでやっと日の目を見ているのではないかと思います。

全然本気で止まるつもりを感じない純正のブレーキに比べて、フロントタイヤをロックさせる勢いで効くブレーキ。フロントのスプリングをテクニクスのバネに交換して、フロントをストロークさせ切れない感が拭えていなかったのに、このブレーキだとフロントの強さが安心感にもつながります。ノーマルスプリングや油面だとズゴっと入りすぎるんじゃないだろうか。もともとオンロードの移動を快適にしたいセッティングで進めてきましたが、これでオンロードバイクっぽさがさらに際立ってきました。

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