SEROW 夏の阿蘇ツーリング(前半)

「しばらく九州、さすらってきます」と家族に告げて、日程を決めない夏の九州ツーリング。

自走で行くか、トランポで行くか、何時に出るか、誰と行くか‥いろいろ事前に悩んだ割りにはいつも通りトランポ積みの夕方出発で行けるところまで行く、というパターンで、福岡県の行橋市あたりで力尽きました。

翌朝、バイクを降ろして豊前市スタート。GROM関係のみなさんが阿蘇あたりで集まるということで、可能なら合流しようと阿蘇方面に向かいます。

豊前の田んぼ。5時半に日の出なので6時くらい?朝早くに九州に居て走り出せる幸せ。

青の洞門。国道を通らず、つい通ってしまう。

深耶馬渓を抜けて国道210号へ向かうといういつものルート。前回の九州ツーリングの帰路で立ち寄った天ヶ瀬温泉の河原露天風呂がとても良いお風呂だったので、今回もまずスッポンポンになってから旅をはじめようと、天ヶ瀬へ向かいます。地図によると国道210号は水害で通行止めになっていて、多少の迂回を強いられました。

天ヶ瀬温泉に到着して‥ビックリ。これは‥橋?

川沿いの商店は軒並み1階部分の壁が取り払われて内部を洗浄した様子が見受けられます。自分が今回入ろうと思っていた完全露天の神田湯は先ほどの橋の真下。この橋がもともと架かっていた少し上流にある鶴舞の湯も今回入ろうと思っていたお風呂なのですが、橋がこんな惨状ですから跡形もありませんでした。

昨年利用した駅前温泉も、綺麗になっていましたが手すりなどがなくなって湯も張られていません。

河原に丸見え温泉が並ぶ天ヶ瀬温泉‥1つひとつのお風呂に毎年順繰り入っていこうと思っていただけに、とても残念です。他とは違ったテイストをもつ温泉街として、昔以上の復活を願って止みません。

何箇所か迂回しながら、昨年から定番にしようと決めた小萩山稲荷神社周辺の草地へ向かいました。草・空・道そしてバイク。単純すぎる絵が楽しめる素晴らしい場所です。

この日は阿蘇五岳もバッチリ。

山が丸々牧草地になっています。緑・緑・緑‥。

昨年気がつかなかった、神社の本殿へ行ける道があったので寄ってみました。鳥居越しに阿蘇五岳が見えるようです。

どこまでもバイクで分け入ってみたいところですが、ちょうど道が見えなくなるあたりでゲート通行止めの道。

黒川温泉が近いので朝風呂でも‥と立ち寄ってみると‥

が、がーん。また脱ぎ損ねた‥。ちなみにより河川により近い穴湯は水害で使えなくなったとか。満願寺温泉の川の中の半露天風呂もだめらしくて、全くもって脱ぐ機会をうしなってしまっています。

悲しみを顔湯で誤魔化す。

駐車場からお風呂へ向かう途中にある、この場所で操業100年近くになる酒屋で小銭を作るために買ってみたジャージーヨーグルト。普段こういうものを観光地で買ったりしないのですが、コレは超濃厚で美味しかったです。

瀬の本レストハウスのガソリンスタンドであやのすけさんとバッタリ。なんだ、阿蘇でもまた無秩序に予定外の人と出会ってしまう先日のしまなみ海道の再現か?

この界隈、舗装路は大概走り尽くした感があるし、折角セローなのでどんな道でも新しい道を見つけては入ってみます(※牧草地は牛に有害な病原菌を持ち込む/持ち出す可能性があるので、立ち入りはできません)。

真夏で暑いことは暑いんだけど、この日は湿度がそれほどでもなくて耐えられる暑さ。まー、本当に気持ちが良い。

掘り込んだような起伏の続く地形に落ちる雲の影が、スーッと流れていく。風が渡る。木陰に居るとかなりサイコー。

昔GROMで走ったことのあるこの道は大量の水の通り道になったようで、この先ガレガレになっていてフル積載のセローでは通り抜けられませんでした。

木漏れ日のフラットダート。ダートばかり走ってちょっと飽きてきた。

森の向こうに草原の山が見えてくると、抜けた感が強くてちょっと安心します。

昨年あたりに一般車通行止めになった蛇の道を見下ろす場所になる「第2のラピュタ」とよばれてた(?)崖上へ向かう道、今年は私有地侵入禁止になっていました。これは非常に残念‥。

他にすることもないので内牧まで降りてきて、今年も桃タルト狙いでMIYUKIに寄ります。

このタルト、時価みたいなものだそうで、入荷する桃の値段で価格が決まるそうです。今年は850円。新型コロナウイルスの影響で店内での食事ができなくなっていて、屋外にテーブルとパラソルが設置されていました。

つい尻と言ってしまいたくなる、桃。

種をくり抜いたスペースにカスタードクリームが入っています。MIYUKIのケーキは甘ったるくないのが良いです。が、今年の桃のタルトは桃そのものの甘さが今一つでした。

天気が良いので草千里あたりまで登ってみようと、メインのルートではない道を見つけて阿蘇の山上を目指します。これ、途中にあった蛇石神社。鳥居がどういう事情かとってもハの字。

もう、ビュンビュン走らなくていいから、こういう道をトコトコ登っていきたい。

米塚。子供の頃に阿蘇へ家族旅行したときの刷り込みが強いのですが、米塚は特に覚えているところ。

雲が近いので、見える風景と雲のスケール感が何かおかしい。夏の阿蘇っぽくて良い。

噴煙がチョロチョロ。でも火口へ続く登山道路に車が走っていないので、御釜までいけない日なのかも。

ああ、通行止め。何度も来られる人は良いけれど、滅多に来られない人はちょっと残念ね。

4段階ある規制の中で、この日は一番下の「立ち入り禁止」でした。周辺で聞こえる多言語の放送でも、火口から1km以内に近くな、とアナウンスされていました。

草千里の山の裏側ね。前々から崩れてるけど、いつも崩れた面が新鮮なので崩れ続けてるんだろうか。

高森駅の近くの踏切の遮断機が降りて妙に開放感のある列車が走ってきました。はて?不通なんじゃなかったっけ?調べてみると、平日でも数本、週末は観光用にトロッコ列車が5駅の区間だけ走っているようです。

漫画で町おこしをしていると言う話をどこかで聞いたので、高森駅に寄ってみました。

ちょっと煤けて妙に腰のひけたペッパーが。駅舎内に漫画本がずらりと並んでいます。

漫画家さんの色紙もずらり。

駅前の観光案内板に「高森湧水トンネル公園」という鉄道用トンネルから水が流れ出てくるという公園が載っていたので寄ってみました。

湧水トンネル公園は高森駅の南側、歩いて10分のところにあります。旧国鉄高森線と高千穂線を結ぶ工事が昭和48年12月から着手されましたが、昭和50年2月、突然トンネル工事で大量の出水に見舞われ、その後も度重なる出水事故が発生して中断となり、その結果、今は高森町の貴重な水源地となっています。 トンネルの長さは2,055メートル。常時、毎分32トンの湧水量があります。

高森町ホームページより
http://www.town.takamori.kumamoto.jp/kanko/kankomap/kanko/yusui.html

や、楽しそうじゃないですか。現地は500mほど奥までほぼ一直線にトンネルが続いています。

トンネルの両サイドが右側通行の往路復路になっていて、真ん中を水が流れています。途中、光りモノのオブジェが多数。

ゴールには何があるんだろう‥

いろいろ湧水トンネルとは関係のないオブジェが並んでいます。

ゴール手前、ストロボライトで水滴が宙に止まって見える作品。湧水トンネルとは関係のないオブジェ。あ、水が流れているだけちょっと関係あるか。

最深部は壁面から水がダクダクと湧いていて‥紹介すると面白くないので載せませんが、それほど期待に応える物があるわけじゃありません。入場料300円。

雨雲に追い立てられて逃げていたらついに追いつかれてしまったので地図で近くの構造物を探して雨宿りしようと立ち寄ったらくだ山。到着したところにあったのは庇のない仏舎利塔と、ちょっと不気味なトイレ。トイレに避難。

雨は10分ほどで止みました。シートに載せてある尻痛対策クッションのメッシュ部分が水に濡れるとしばらく乾かないので、カッパをかけてしのぎました。

らくだ山と呼ばれている岩。高森から北へ抜ける際に、ここだけニョキっと突き出した岩が道路から見えて昔から気になっていたのですが、今回通り雨のおかげで足を運んでみることができました。

外輪山を作っている岩に硬い岩が貫入して、時間をかけて周囲が侵食される中で硬い岩だけが剥き出しで残った、というような説明が見つかりました。すぐ近くまで歩いて近づいて観察ができます。阿蘇は走り回るだけじゃなくて地理・地形・地質学なども含めて楽しむと3倍も4倍も楽しめる!

ずっと雲をかぶっていた根子岳が、トゲトゲした姿をやっと現しました。

箱石峠。根子岳周辺は曇っているのに、阿蘇の街あたりの雲は晴れているという場面に出会うことが結構あります。

小腹の空いたのを埋めるのに、木村豆腐店の豆乳ソフト。豆腐っぽい香りが口に広がる甘くないソフトクリーム。壁にジグソーパズルの出来上がった写真が懸けてありましたが、これ、今は通行できなくなっているラピュタですね。

今回シートに載せてきたアブソプラスというエアザブ、単体ではいかにも座布団載せている感じでカッコよくないのですが、サイドバッグ類とセットで使うとうまい具合に綺麗に収まって気になりません。普段ゲルザブを被せていましたが、それでは尻痛は防ぎきれません。今回のこのアブソプラスを使ったツーリングでは尻が痛くはなりませんでした。

再建中の阿蘇神社。まさかの、絵。

この日、千葉からやってきた古いバイク友達のトナミゴン君と阿蘇ライダーハウスで落ち合いました。久々に阿蘇ライダーハウスの利用説明を聞きました。

僕はライダーハウス泊でも外に食べにいくことが多いのですが、この日はいろいろ持ち寄りやら差し入れやらで結構なボリュームの食事が並んで、皆で食事。こういうのは久しぶりだなぁ。

→次の日に続く

1 Comment

ひらき

いつもながらの楽しいレポートですねまた、九州に行く楽しみが増えました。

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