宮島野宿はじめ

最低気温も10度を下回らないようなので、今年の宮島野宿はじめ。昨年は3月初旬にセローでテント泊でしたが、今年はGROMでハンモック泊です。

装着。旅バイク感あるし、この装備で本当に十分旅ができる。

金曜日の夕方前、宮島へ向かう車両は皆無でした。

上陸していつもの道を泊地へ向かう途中、包ヶ浦の海水浴場あたりの岩山に、入り口を封鎖された防空壕の跡が目に留まりました。これまで全く気にならなかったのに、戦争の遺構を探すようになってからこういうものに気がつくようになりました。

他にも。

他にも。沿道に結構見つかる。

現場到着して、まずハンモックを吊ります。持参した斧の背中はペグハンマーとしての使い勝手がとても良い。これまで拾った石で叩いていたりしたのに比べると断然気持ちよくペグが刺さっていきます。

とりあえず、ハンモックに揺られながら1本。お一人様の幸せ時間。

飲みながら焚き火用の木材集めなど。いつもなら焚付け用に細い小枝なども集めてくるのですが、今回は斧があるので小割を作るのも簡単。なので、太めの木を主に拾ってきました。

18時に着火して4時間少々焚き火していましたが、これで翌朝少し材木が余るくらいのボリューム。

明るいうちに準備完了。

主食は焼き鳥。熾(おき)火で炙ろうと思って早めに着火して太い木を燃やします。

簡単に調理など。鶏肉は家で適当な大きさにしておいて、長ネギは青いところだけカットして持参。

これを金属製のバーベキュー串に刺してネギマ三昧。肉が100円くらい。ネギが200円くらい。満足度とコスパを掛け合わした指数はかなり高いのではないかと思う料理。

熾火になるのが待ちきれなくて、直接炙って焼き鳥化します。
熾火の輻射熱で焼けばお店で出てくるような焼き鳥になりますが、直接炙るとススが付着するので、見た目は若干アレな感じになってしまいます。

昨年の5月以来、焚き火にこのチャコスタIIを使っていますが、この焚き火台(というか本当は火おこし器)だと燃焼効率が良すぎて木が燃え尽きて灰になってしまい、熾火にするのが難しいようです。

もともとが焚き火用として長時間使用するために作られたものではないので、数時間使っていると大量の灰が底に溜まって空気の通りが悪くなって燃焼能力が落ちてしまいます。そこで、底を石などで嵩上げして灰や空気のための抜けを作っておくと火も長持ちして使い勝手が増します。

夜が更ける。ネギマ、美味しい。考えた人、天才。

ある程度薪を割って着火しましたが、しばらくビールを飲んでから木を使いやすい大きさに整えるのに斧を振るおうとして‥これはとても危険だろうということに気がつきました。もう酔っているのです。ノコギリは酔っていても問題なくひけますが、斧はアブナイ。ほんのちょっとしたミスが流血沙汰になってしまいます。面倒臭くても、斧を使った下準備は酔う前にしておいた方が良いです。

ビールが尽きて、ウイスキータイム。アーモンドフィッシュ考えた人、天才。チョコレートとウイスキーの組み合わせを考えた人も、天才。

ビール1.2Lにハイボール。存分に飲んで酔ったので、お開き。


翌朝。曇っていたおかげで気温はそこまで下がっていないものの、火があると助かるなと思えるくらいの気温だったので、残りの薪で火を起こしました。

夜の野趣たっぷりな食事に比べたら、ガスストーブを使ってお湯を沸かす朝はなんというか、スマート。

ハンモックはテントほどの機密性がないので、エアマットにモンベルのダウンハガー#3という組み合わせだけで気温10度を下回ると寒さを感じます。今回はこれにアルミ蒸着シートを1枚被せて寝ました。明け方まで寒さに震えるということはありませんでしたが、朝起きてみるとシートの裏側が結露。熱を逃さないのは良いとして、湿気も逃さないというのは困るなぁ。

おかげで片付け始めはシートとシュラフ干しから。
以前からセローのエンジン動力を使ったチェーンソーが欲しいと思っているのですが、GROMのエンジン熱でシュラフを乾かせる乾燥機も欲しいな。

今回持参した主な道具。左から焚き火台、Helinoxのチェアとテーブル、ハンモック、アルミの机、エアマット。下段はスキットル、お湯を沸かすためのJETBOIL、シュラフ。刃物はノコギリと斧とナイフ。おまけで焚き火の時にあると便利なトング。

これ以外に保冷バッグや料理調理関係の道具、バッテリーやケーブルなどをそれぞれ小袋に入れて仕分けています。

綺麗さっぱり片付きました。

最近使わなくなりましたが、一応ここにはカマドのようなものがあります。熾火焼き鳥するなら、こっち使った方が良かったかも。

朝8時前のフェリーに乗って、宿泊現場から30分で帰宅。いつも思いますが、街なかに住みながらこうやって気が向いたら人がいないところへ出かけて行って酔っ払って外泊できる環境、本当にありがたいです。今年もお世話になります。

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