岩国市由宇町の銭壺山の山頂から安芸灘を見晴らす展望は、「海:島」比でいうとうちの近所と比べて海の比率が高くてゆったりとした風景になっています。広島湾は島が大きくて密集していて、とても窮屈な感じがする。
日の出の時間をすぎた朝の5時台にカブで登ってみました。
展望を楽しんで山を降ろうと思っていたら、「キャンプ場」という看板が目に止まりました。どれどれ。
レッグガードって直接太陽光が当たると透けるのね。おばちゃんカゴのメッシュが模様になってる。
ダートの先に広がる芝生の広場。なんだここ、すごく綺麗に整備されているキャンプ場じゃないですか。海も見張らせて、最高のロケーションです。ここはDサイト。
トイレと水場。トイレは入り口に網がかけてあるので蛾の侵入はありません。洋式便器あり。
奥がAサイト、手前がBサイト。とにかくひとつひとつが広くてきれい。
ここから少し山を下ったところにある山口県由宇青少年自然の家に申し込めば借りられるようです。4人あたり1,250円、ただし山口県外者の施設利用料は1.5倍。
先日オリンパスのTG-7を購入しました。「防水防塵耐ショック」とタフさを売りにしているコンデジです。
今時のコンデジだから、とかなり期待していたのですが、携帯で撮影慣れしてしまった上にその絵にも慣れてしまっているのか、このカメラで撮影して上がってくるJPEG画像がどうしても馴染めません。解像感が低く、それを補うためかシャープネスをあげて輪郭あたりにノイズが乗る感じ。
でも、TG-7を購入した理由のひとつにRAW撮影できるという点があります。そこでRAWデータを現像してみたところ、解像感の低い感じもわざと残すことで、最近の携帯で撮影した写真のバキバキした絵に比べると落ち着いた写真が作れました。
先の写真と同じ場所の同じ時間帯に見えませんが、秋を感じる雲がひろがっていました。
昔住んでいたとなり町まで、畑の合間を縫って走る道をトコトコと進んでいきます。米の匂いでも藁の匂いでもない、稲穂の匂いが漂っていました。
今の今まで何とも思っていなかったけれど、小学生のころ5年間通っていた通学路で山陽本線のすぐ下を通る隧道。冷静に見ると、こういうのあんまりないよな、と。
昔見てきたハス田の記憶に比べるとハスの品種が変わってしまったのかと思うくらい背が高い。ハスはクルクル巻いた葉が広がっていく生え方も面白いし、雨が降ると水玉がコロコロ転がるし、花も綺麗だし、独特の匂いが広がって結構好き。
花は蓮弁という、お釈迦さまがお座りになるあの台座ですね。
花の中を除くとツブツブしたものがかたまっていて、花が散ると真ん中だけが残って、
よく見るコレになります。
昔小学校へ通学する途中、ここで「今、1秒の長さを自分がどう感じるかをしっかりと覚えておこう」と秒針の動きのリズムを頭に焼き付けました。10秒がものすごく長く感じられました。
あれから50年経って今アナログ時計の秒針の動きを見ると、あの時まったりと動いていた針がサクサクキビキビと動いていくので恐ろしくなります。1秒1秒を大切にしたいけれど、パラパラと荒い網から時がこぼれ落ちていく感じがします。
本日のスタート/ゴールはここ。昔住んでいた土地を貸し駐車場にしているのですが、草の丈が長くなって仕切り線が見えなくなったということで草刈りに来ました。
カブでノスタルジーに浸れる町をウロウロするのは、他の知らない土地を巡るのとは違った面白さがあります。子供の頃に遊びまわってこの地域の様子を脳裏に焼き付けていった、今こうして記憶の絵あわせの切片として活きてくるなんてその当時は思いもしませんでした。
コメントを残す