SuperCub サブコン

これまでサブコンはプリセットの燃調設定を選ぶものしか使ったことがありません。自分でマップを作るタイプは今回のエニグマtypeVが初めて。

サブコンといえば以前あやのすけさんのGROMにI-MAPを取り付けるのに、延々配線処理をした覚えがあります。今回購入したRTFというタイプはECUのカプラを抜いて割り込ませるだけのカプラオンタイプです。カブのECUはサイドカバー内にあります。

ECUを抜き出して、

配線を割り込ませるだけ。

シート下のセンターパネルを開けた中に広い空間があるので、エニグマ本体はこちらへ。

右も左もわからないまま使い始めました。プリセットのマップも何もないので、取り付けると基本的なマップでも作らないとエンジンがかからないのかな思ったら、デフォルトの全面フラット状態で「ノーマルECUに無介入」なんですね。ここから縦軸にアクセル開度、横軸にエンジン回転数の560マスに対してどのくらいプラスマイナスさせていくかをひとつひとつ設定していくわけです。

回転数が0なのにアクセル開度100%とか、1万回転なのにアクセル開度が0%とかいう場面は走行中ではあり得ないので、全てのマスをいじる必要はありません。携帯のアプリとエニグマをペアリングさせた状態で平面マップを表示しておくと、今現在のアクセル開度と回転数がどこなのかが目視で分かるのでいじるべき範囲や、「この辺でパワーが出ると良いのにな」とか次にいじる箇所の目安になります。

とりあえず、「回転数が上がってアクセルを開ければ燃料の噴出が増える」という単純なマップを作ってみましたが、全面フラットと比べると明らかにパワー感が違うんですよね。ビッグスロットルボディを入れて、低回転で若干ゴボついていたのも解消しました。

ただ数値の尺度がわからないので、例えば500という数値を入力してもそれがどの程度の量なのかが全然つかめません。いったい上限でどのくらいまでエンジン的には許してもらえるのか、が分からないのです。作ったマップは保存していつでも呼び出せるので、恐る恐る付き合ってみます。

僕のカブの現状は、モリワキショートモンスター、クリッピングポイントビッグスロットルボディ(19Φ→24Φ)、SP武川のスポーツカムシャフト、サブコンにエニグマ。これでゴリゴリ走ります。エンジンパワーが出たからハッピー!ってわけではなくて、そうすると今度は無茶苦茶プアーなブレーキとのバランスが合わなく感じるし、バンピーな路面をゴリゴリ走るとサスペンションにも不満が出てきます。本当に、エンジンパワー出てハッピー!って素直には言えないのです。

ミニバイクって、どこかに課金するとすぐバランスが崩れて他が気になってくる。丁度良いバランスに落ち着かせる、というのが真面目にとても難しくまた面白いところだな、と今回あらためて10年も前に感じたGROMの時のあの感覚を味わっています。どこへ向かうかなぁ、うちのカブ。

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