庄原の実家へ来ています。朝、夜明け前にセローで家を出て、三次の高谷山にある霧の海展望台へ来てみました。昼間には何度も来ていますが、いつか雲海に沈む三次を見たいと思って幾年月、早朝に訪れるのは3回目くらいかな。
日の出の時間を見計らって来たので、展望台に到着した時点で薄靄に包まれる幻想的な風景になっていて、これは気持ちの良い朝焼けが楽しめそうだぞ‥と思っていたら、みるみるうちに自分が雲海に飲み込まれて空の色もわからなくなってしまいました。
何人か展望台まで登って来て、霞で期待できない展望にがっかりしたように帰って行かれましたが、日が昇ってくれば雲も下がるし明るくなれば周囲も見えるようになってくる様子がうかがえたので小一時間粘っていたら、突然霞が晴れて素晴らしい風景が広がりました。
雲海って、よく言ったもので、遠くの山が雲の上に顔を出している様子はまるで瀬戸内海の島々が見えている風景のようです。
ここへ来る途中、三次の街は霧の中だったかというとそうでもなくて、むしろ街からは展望台のある山が雲を被っていて街の中はただの曇り空、といった状況でした。展望台まで上がってくると最初の写真の状況でしたから、この日の雲海の雲の層というのはそれほど厚くなく、うまい具合に雲の高さと山の展望台位置関係で雲海が出来上がっているという状態でした。
上下段ある展望台の下の方は、額縁の向こうに雲海が広がる絵画のような風景が広がっています。
三次は日本海へ流れ出る江の川に西条川をはじめとする数々の川が集合地点になる盆地という立地から、秋から翌春にかけて太平洋高気圧の張り出した天気の良い朝に雲海が出やすいという場所です。今はお盆ということで夏ですが、もう少し涼しい季節になってくればもっと分厚い雲の雲海がみられるようになるのだと思います。
高谷山の展望台のパネルに、雲海の見られる他の場所の名前が載っていたので地図上にいくつかマークして訪問してみました。ということで、三次の西側の高谷山から、三次の北側を塞ぐ山並みにある岩屋寺山公園展望台へ。
ここから見ると横方向へ雲が広がる風景が見えるのかな。僕が訪れた時間はもうすっかり雲が晴れていました。
GoogleMap上では公園のあたりまでで道が終わっていますが、maps.meではその先まで道が続いているので入ってみると完全フラットなダートになっていました。先日の四国アドベンチャーラリー以来、達成感のあるガレ場よりも走りに専念できて爽快感のあるフラットダート欲がムラムラ増し増しになっていたので、これはヒャハーです(語彙力‥)。
山の斜面に段々に溜池がつくってあって、時間帯と日差しのせいか溜池ごとに表情が違う素晴らしい環境‥これはウットリ。
フラットフラット!
フラットフラット!なんという気持ちの良い林道。
枝道は通ってくれるなと露骨に塞がれています。
朝来るべき。ホント綺麗なところでした。
別の雲海スポット、登美志山へ。この山は山頂を取り巻くようにフラットダートがぐるりと一周しています。
駐車場から200mほど歩いて山頂へ登ると、360度パノラマで開放的な景色!雲海の中にポツンと山頂が突き出すようで、雲に囲まれた風景がみられるようです。
この後、638mの岡田山へ。この界隈の山並みから飛び出している高い山頂までバイクで上がれます。標高が高いので、高谷山で雲海が見られないような日でもここからは見られるという情報も。東側が開けているので、朝はとても良い景色が広がるんじゃないかと思います。
それにしても、たまたまなのかもしれないけれどこの日は路面がガレていないだけでなくアップダウンも少ない本当のフラット林道天国でした。三次や庄原の界隈は基本的に山ですから、1日ウロウロして開拓していくのも楽しめる地域だと思います。
セロー、最高に楽しいな。
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