KTM 390 Adventure R AX41

新車からの走行距離4,500km。純正タイヤの溝はオンロードを走る分には心配がないくらいには残っていますがオフロードで食わなくなってきたので、ついに!ブリヂストンのAX41に交換します。

AX41は僕が全幅の信頼を置いているタイヤです。もともとオフロード寄りのアドベンチャーバイク用に開発されたタイヤですから、390AdventureRにはぴったりのタイヤじゃないですか。

リアは140サイズの設定がないので130にします。リム幅は適正。

まな板に鯛、木枠にタイヤ。

調理すっぞー!とこの車両では初めてのタイヤ交換に気持ちが乗ってきます。

まず片側のリムを外す、ところまでは普通に進んだのですが‥

通常だとここからタイヤレバーを反対側(上経由の左側)まで倒してタイヤをめくりあげて、プラスチックハンマーで叩きながらビードをリムから外していくのですが、全く外れない。

うちにある変な工具でも歯が立たない。というかこの手のタイヤチェンジャーはタイヤの共回りを防ぐためにポールを立ててこのリムの場合スポークにそのポールが当たってタイヤの回転を止めるのですが、キャストならまだしもスポークでは強度が弱すぎて力をかけられない。

一旦諦めて機械式のタイヤチェンジャーのあるショップに持ち込もうとしましたが、夕方で時間切れ。

持ち帰ってタイヤレバーにエクステンションバーをつけてタイヤのめくれを大きくしてからプラハンを叩き込んだら、なんとか外れました。

これまで外してきたタイヤの中で一番難儀しました。

新旧タイヤを壁に押し当てて、外径がどのくらい変わるかのチェック。

古いタイヤは山が減っているにも関わらず、新しいAX41よりもハイトがあるのがわかります。これはかなり車高が下がりそうだ‥。

タイヤを外すのに難儀したのはタイヤのせいかと思ったら、組み込みもここから先へ進まない。いつもならこのはみ出しているところを端からプラハンで叩いてリムの中にビードを落とすのですが、突っ張って全く落ちません。

仕舞い込んだファンヒーター登場。タイヤを温める作戦。

これもダメ。

今度こそ機械で作業してもらおうと近隣のバイク関係のお店を巡る中で、ウィークエンドさんに立ち寄ってみました。

僕が広島で就職をした1990年代の初め頃、ウィークエンドさんは五日市にあってタイヤ交換でお世話になっていました。廿日市に店を移されてからは訪れる機会がなかったのですが、この度30年振りの訪店です。タイヤ交換、快く引き受けてくれました。

と、取り出したのは木枠。え、手組ですか?

「この方が早いのよ」

と、2本のタイヤレバーだけで少しずつ確実に押し込んで行きます。あっという間に組み込み完了。すごい、いい物を見た。ポイントはしっかりと潤滑させることと、少しでもビードの突っ張りを緩められるように稼げるところは稼いで少しずつでも丁寧に進めること。

うちに帰ってすぐフロントタイヤで同じ方法を使って‥と組み始めてみましたが、身体が勝手に長年馴染んだ方法で動いていく‥。一回見ただけでは覚えられない技でした。

組み込み完了。ワンサイズ落とした細さは、気にならないかな。

フロントはこんな感じ‥じゃないです!これ、CRF用に在庫していたワンサイズ細い物を組んでしまってます!なんてこった!

あらためてフロントの組み直し。21インチのフロントは全く難儀しません。

AX41に組み替えることで、390ADVRはとりあえず完成!と思っていた僕が居ました。走り出して、無茶苦茶な違和感。特にフロントの動きがモッサリとして、全然曲がらないのです。

僕の予想だとリアのタイヤが細くプロファイルも尖った形状になることで、ヒラヒラパタパタとした軽快な動きになるんじゃないか、と思っていたのに思っていたのと全然違う。

おそらく、リアタイヤの直径が小さくなってリアの車高が下がったために、リア自体は曲がろうとするのに、フロント側がアンダーステア気味になっているんじゃないかと。フロントが気になるけれど、おそらく原因はリア。

ただ足つき具合から感じるのは若干車高上がった?と思ってしまう感じもあります。でも光軸をみるとリアが下がっているようです。どうも感じ方と実態に齟齬がある不思議。

走り始めると、ガタガタガタガタとこれまでのタイヤとは違った振動があります。CRF×AX41では気になったことはないのに、390ADVRではものすごく気になる振動です。4速45km/h〜50km/hの、普通に走っていて必ず通過する速度域のあたりで特に振動が強くなります。うーん、快適じゃない。バイパスを走る速度まで上げると振動は気になりませんが、一般道を普通の速度で走る快適性はかなり落ちました。

試しにダートへ。

オフロードに入った瞬間に感じ方が全く変わります。コレは最高にいい!とにかく路面に食いつく、バイクが軽くなったんじゃないか!?というコントロール性の良さです。超快適で楽しい。

これはいろいろ困っちゃうな。オフロードはCRF、ロングツーリングは390というそれぞれの立ち位置が被りはじめてしまった。

リアのプリロードをかけてみると、嫌な感じが驚くほど落ち着きました。やっぱりリア下がりな傾向になっちゃってるんですね。ベストなバランスに落とし込んでいくというのも僕のバイクの愉しみのひとつですから、この夏に向けてじっくり付き合っていきます。振動はどうしようもないかな。

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