
GoogleMap上には、引きで見るともう地図として用を為さないくらいにはピンが並んでいます。
昔はGoogleMapに標準で用意されている緑のフラグ(行ってみたい)を行きたい場所に立てて、訪問したらピンクに白抜きのハート(お気に入り)に変えていました。ところが緑のフラグは意外と目立たなく、フラグの近くを通っているのに出先で地図を見ていても気が付かないことがあったので、最近は訪れたいところには紫色の●マークを立てるようにしています。
白地に黄色いハートは紫●を訪れて変更したところ。ということで、白地/黄色のハートはピンク/白抜よりも最近訪問したところ。年代に応じてフラグも色を変えれば地図に時間というレイヤを付け足すことができますね。

僕は別に温泉マニアなわけじゃないのですが、変わり種温泉と噂されるところにはピンを立てています。島根県の湯谷温泉にずいぶん長いことピンを立てっぱなしにして訪れていませんでした。ピンを立た理由もすっかり忘れてしまっていましたが、行ってみることにしました。
何故長いことピンが立てっぱなしで訪れなかったのかというと、営業開始が10時だから。涼しい時間帯を堪能しながら走るために家を5時に出ると、入浴までに5時間もうろうろしていなくてはいけないのです。
今日はちょっと遠回りして、戻りの道すがらで湯谷温泉に寄るつもりで出発しました。

芸備線、段差があるおかげで柵がなく、線路が近っ!
この近さで列車と併走とかすれ違いってちょっと怖そう。

流れ流れて荒谷山のテイクオフポイントに来てみました。

雲海で有名なポイントです。以前から何度か訪れたことはありますが、太陽の位置を見て「?」。
ここ、西の谷を見下ろしているのだと思っていました。これ、おひさまの位置からすると南東向きじゃない?

途中のワインディングのうねうねで方向感覚がおかしくなっていたようです。地図を見て納得。テイクオフポイントは南東斜面です。

アサメシ。

そのままテイクオフポイントを超えて奥へ進んでいくとダートになっています。
そういえば以前、あやのすけさんとセローで反対側から登ってきたことのある道だな。結構なガレ場だった覚えがありますが、結構なガレ場でした。降りるのは良いけれどもしかしたら登れないんじゃないかというような段差もあって、リバースするのは嫌だなと思いながら山を下っていくと、

道がなくなっていました。おそらく水害でもともと道だったか橋だったものが壊れてしまった様子です。
少し上流に向かって走ると川幅が狭くなっているところに渡河ポイントが設けてありました。狭いところでグっと90度向きを変えて川を越えたらすぐにまた90度向きを変えなくてはなりません。
おまけにボロボロのラダーがかけてある斜面は写真では伝わりにくいのですがラダーを踏みながらじゃないと登れない段差。僕の技術では乗ったまま行くにはちょっと怖い。

バイクを車両に積み込む要領で横からバイクを支えながら乗り越えられはしましたが、これは一人じゃ危ないな。少なくともバイクを車に積む経験がないとクリアできないでしょう。
途中で「降りるのは良いけれど登れなくなるような段差」も下ってきているので戻るに戻れない、CRFではなく390AdventureRで来ていたら詰んでいたところでした。
雪山と一緒で、「この坂を下るのは良いけれど、先で何かあった時に登って戻れる?」と車両に応じて自問しながら走るようにしなくちゃいけません。

香六ダム公園。濃い緑と空の夏の色。

これはどうなんですか!?おがわん家という名前のバス停。
奥の家が小川さんなんでしょうね。表札なのかなぁ。

時間がたっぷりとあるので、風来坊を使ってどこへ連れて行かれるか分からない遊びをしながらなんとなく湯谷温泉方面へ向かっていると、2018年に廃線になった三江線の式敷駅跡に案内されました。幹線道路とは川を挟んで対岸なのでここに駅舎があるのは知りませんでした。
10年近く前に使われなくなった割には、住めるくらいには綺麗です。トイレもペーパーも補充されて綺麗に整っています。

ここでロードバイクにのった自転車のおじさんに声をかけられました。(おそらく広島から)日本海まで抜けようと走っていたのに、パンクしてしまったようです。
僕は全然急いでいないし、バイクでなら15分ほどのホームセンターもあと5分で開店というタイミングなのでちょっと待っていてもらったら修理道具を買ってきますよ、とお話ししたのですが、あちらはお急ぎだったのか僕が怪しかったのか、そのままパンクした自転車で出発されてしまいました。

「展望所」とかかれた案内板の先のダートを進むと、少し開けたところにポツンと木の切り株。

キノコのベンチだ!うまい具合に切断面が階段状の段差になっているので、キノコのベンチの一番上に座って景色を眺めることができます。

遠回りを重ねて、やっと湯谷温泉に到着。もうここが目的地だったということはすっかり忘れてしまうくらい十分走りました。
浴槽で最初に浸かった透明なお湯は、ちょっと学校のプール臭くてなにが良くてこの温泉にピンを立てたんだろう?と正直不思議に思いました。
他に陶器でできた丸い壺のような浴槽が2つ、中へ薄い味噌汁のような湯がかけ流されています。恐る恐るこれに浸かってみると‥超ぬる湯。きもちいい。朝早くてお客さんもいないので、20分も壺付けされてしまいました。
他にもこの味噌汁のようなお湯を加温した5・6人入れそうな小さめな浴槽もあります。そちらに引っ越ししてみましたが、圧倒的に壺付けの味噌汁の方がいい。
広島からだと温泉津温泉や三瓶山へ向かう途中といった場所にあるので、そこまで足を伸ばすのが面倒な時やそちら方面からの帰り道に立ち寄るのに良いかな。

ただ、10時営業開始の温泉だと風呂から出た頃にはすっかり夏に覆われてしまっています。暑い暑い。
バイクで走っていて楽しいのは10時くらいまでだな。昼食は家で摂るくらいの計画で走らないと、この時間に外を走っていても楽しくない。

近くを走っていたのでまた立ち寄ってしまいました、僕が山陰を訪れた際によく食事をいただいているやま茶家さん。たんぱく質多めの定食。

ここで水冷服、今季初登場です。午後をこれで乗り切ります。

ここもピン立てしていた八戸の風穴。ここだけ100mほど岩がゴロゴロと重なって隙間を作っている崖になっているのですが、バイクで走っていても分かるくらい、この前を走ると涼しいのです。

そよそよそよ‥と岩の隙間から冷気が吹き出してきて、植物が揺れています。
エアコンの前に座っているみたい。ものすごく涼めます。風穴も地図上で見つけてはピンを立てまくっていてよく訪れるカテゴリーのひとつです。風穴そのものは結構あちこちにあるものの、ここまで広く冷気が噴出しているのは珍しいです。

最近思うこと。
山を走っているとこの手の「通行止め」「工事中」の看板が結構目につくのですが、実は通り抜けられる道であることが多いです。その出入り口の縛り具合からなんとなく中がどうなっているかが臭ってくる。
確かに普通車じゃちょっとしんどいだろうなという荒れ具合、でも路面が決壊しているとか崖が崩落しているとかということもなくオフロードバイクでは全く問題ない(ともいえないけれど)程度には走れる道。
これ、自治体や関係各所に人が足りなくて維持管理が難しくなってきたので、そのまま廃道にしてしまおう計画なんじゃないかと思うのです。

夏だなぁ。暑くても、知らないところに連れて行かれるの楽しいなぁ。

と、走ったことのない道だと思っていても、見たことのある景色が目に飛び込んできたり。携帯のナビや地図を使いはじめてから、拠点間を結ぶ道が把握しづらくなってしまって早何年だろう。紙の地図のころは頭の中の白地図を走ったことのある道で塗りつぶしていきながら、拠点間と道の位置関係を完全に把握できていたのにね。あ、年齢の問題なのかな。

先日訪れてみて良かった場所を再訪してみたり、

湧水で水冷服に保水したり。
湧水×水冷服は、着る時にうひゃと声が出るくらいキンキンに冷たくて気持ちがいい。

トンネルができたおかげで打ち捨てられている旧道。これは廃道一直線なの、しょうがないか。
なんだかんだと暑い盛りの15時過ぎに帰宅しました。山間部でも嫌になるのに、平野部の日中の気温というか陽射しはもう、危ないです。暑い時間は美術館とか博物館とか巡るなど、夏こそ計画的に走るようにしなくちゃ。



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