CRF250L 巨大環流丘陵

雪も溶けたようなので、以前から気になっていたあの地形のあの場所へ。

太田川中流にポコンと丸く突き出した山のある地形、どうみてもまわりから浮いてる。

この場所、遥か昔はピンクのラインが山で遮られてつながっておらず、太田川は黄色のラインを経由していました。上流からの流れがピンクと黄色ラインの分岐付近の急カーブにぶつかって山を侵食することでピンクラインがショートカット、山の中の黄色ラインが取り残されて環流丘陵という地形ができてしまったとのこと。

広島県のここは国内でも規模が大きくわかりやすいものとして、環流丘陵地形の例としてよく取り上げられるそうです。

左の山を取り巻く川がこの谷を流れてきたということになります。左の山の山麓をぐるりと走ってみると最初結構な傾斜の上り坂で、登り切ったところから太田川まで下り道になっています。

川の流れから取り残された地形ですから、山の周囲は平坦なのかと思っていました。これだけ傾斜ができているということは長い年月をかけて上の地形写真でいうところの右上に伸びている沢からこの谷を埋めるように堆積物が入ってきた、と推察されます。本当に相当な年月。

何も知らないとなんでもないところだけれど、環流丘陵としての視点で観察するととても面白いです。

環流丘陵の麓に古墳がありました。近くの小学校のプール建築時に見つかって、その場で現状保存ができなかったので移転して再建したとありました。ということで石は本物なんでしょうね。

さて、谷を埋めていったと思われる川が流れる沢を上ってみると長そうな林道発見。

でも麓に近いところでこの状況ですから、ここは無理せず春までとっておこう。

少し走って、加計へ。

木炭自動車とレトロ車の館、という案内がチラリと目に入ったけれど、そんな施設あったかなぁ‥と街を徘徊したら、ちょっと奥まったところにありました。残念ながら休館日です。見学する場合は0826-22-1221 安芸太田町商工会加計支所に連絡してくださいとのこと。

林道を探して別の山へ潜ろうとしたら、お墓からあがってきたおばあさんが「この先すぐ倒木、通れない、通れない」と教えてくれました。どんなものか進んでみたら、これ。CRFなら問題なし。

と、思っていたら、さらにこれ。このくらいなら人力で撤去できるけれど、その先も塞がれているようなので覗いてみたら、

あかん。延々小枝や中太の倒木で塞がれている。人数居ればなんとかなりそうだけれど、この先も雪が積もっているのでやめておきました。

ひと昔前は俺の林道を切り拓いてつなげていくために俺のノコギリが火を噴いていましたが、最近はノコギリ持ち歩かないおかげで俺の人生が無事未来につながっているような気がする。

日陰は雪が溶けないね。

山の中にあるドッグラン付き古民家一棟丸貸しの田舎AWAYさん、今度家族でお借りしようと思っているので下見に来ました。

バーベキューしながらサウナ入りたい放題。天体観測し放題。ドッグラン走り回り放題。雀卓もあるので麻雀し放題。古民家を若者が力を合わせて大改修して、ウッドデッキにサウナまで作っちゃったというんだからも面白い。僕も是非参加してみたかったw

山の北側斜面の雪もなかなか溶けないようです。

ああ、でも畔の雪解けに春の近さを感じる。

雪が残っているけれど、冬度と春度なら春度が増している。

ということで、すぅちゃんの開店時間になったのでいつも通り、

いつもの席で、安定の焼肉定食600円。

さて、今回はPOWER BOXサイレンサーを取り付けて、平日通勤で乗っている間にECUの学習も進んで全体的に良い感じになってきてから初めてのツーリングでした。

うちのCRFはこのサイレンサーを取り付けるまでに、エアクリーナボックスの加工・インシュレータダクトの大径化・AIキャンセル・ちょっとだけショートなギア比・POWER BOXエキゾーストパイプという構成で走ってきました。この状態にPOWER BOXサイレンサーを取り付けたのですが、低回転からのスムーズなつながりと、パワーバンドの気持ちよい吹け上がり‥こんなにパワーが出せたのか、と驚くばかりです。

ただ、パワーがあれば良いというわけでもなく僕が欲しいバランスからいうと上はこんなに要らないし、パワーバンドに入ったら2サイクルバイクみたいに吹け上がるくらいなら低回転のパワーがもう少し欲しい。音量も気になるのでインナーバッフルでも入れたら全てが解決するのかな、と考えています。

帰りにフラっと林道に入ってみたら、これまた驚いた。オンロードの楽しさが2割増しだとしたら、林道の楽しさは5割増し!オンロードよりもオフロードの方が地面を蹴る力の強さを実感します。とにかく前へ出る!装備がちゃんとしていないので飛ばせないけれど、これは転んでも良い勢いで走ったら相当面白いだろうなぁ。

何にしてもサイレンサー交換の意味が抜群にありました。大収穫です。

環流丘陵地形の謎にも迫れて短いけれど大変面白いツーリングでした。

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