先日四国でアシカさんに乗ってもらった時、小うるさいと言われました。排気音じゃなくて耳に痛いようなビンビンした吸気音が耳障りなのです。吸気量を稼ぐためにエアクリーナーボックスに大きな穴を2つ開けた当時からうるさいのは気になっていたので、適当なプラ板を両面テープで貼って、穴を半分塞いで対策していました。が、
プラ板、なくなっていました。アシカさん、こりゃうるさいわ。
とりあえず出勤前に蓋を3Dプリント。
完全に塞いで出勤。
静かにはなりましたが、全然トキメキのないエンジンになりました。これはいけない。通勤中に1個外してみたら、音は少し大きくなって、パワー感も少しアップ。1つ取ったなりの結果に。
音は静かな状態であの四国で楽しかったCRFのパワーが手に入らないものか、とここの蓋の形状を考えながら帰宅‥。
いろいろ試行錯誤。これは失敗作。引っかかりの凸部を作るのに、オーバーハングしているからサポートが必要になります。サポートつけると印刷時間が長くなるので嫌い。
結局シンプルにこんなスリット入りの形状のものを出力しました。
AutoDeskで図面描くの面倒くさくなって、スケッチアップで図面作ったから、正円が描けなくて多角形になっています。おかげでスリットを抜くのが簡単でした。
正しいのかどうなんだかわかりませんが、このくらいの穴だったら印刷時にサポートつけません。そもそも開口部をスリット状にしたのはサポートつけなくても良いように、と考えてこうしてあります。
穴は下向きにつけたら吸気音もさらに減るかな。
でも、泥とか吸い込みそうだから向きは逆にしました。
というわけでこうしてサイドパネルをはめて‥と思ったら、サイドパネルの内側に羽状の張り出しがあって、この蓋の上部を押し込んでしまってスリット量が減ってしまいます。サイドパネル内側の羽を切除。
しっかりと走り込んでみました。穴が空いているんだから多少なりともビリビリした音が聞こえるかと思っていたら、予想以上に音はしません。さすがにノーマルの穴なし状態よりは音が出てますが、嫌な感じじゃなくてむしろやる気を感じさせる内燃機関特のサウンドが増しています。ダクトの口径はほぼそのままなので吸気量自体はしっかり確保できているようで、中回転以降はどん詰まりなノーマルに比べると、面白いように上までグイグイ回転数が上がります。以前の穴完全開放の時は中回転域で若干もたつきがあったのですが、それがなくなって繋がりも良くなっていました。
この「ただ差し込むだけ」方法のメリットは押し込んでやればスリット量を減らせるので、吸気量のコントロールもいろいろ調整できるところです。立体的な思いつきが形になるのって楽しいな。
[…] CRFのインシュレータを太くしただけでは吸気量が足りなくて、エアクリーナボックスのサイドに大穴を開けたところ、吸気音が大きく耳障りだったので直接音が出てこないようなスリットのついたダクトカバーを3Dプリンタで2つ出力して差し込んで落ち着くかと思いました。ところが差し込むだけでは負圧に負けてボックス内にダクトが吸い込まれてしまったので、裏からグルーガンで固定して走ってみると、大穴2個の蓋なし開放状態に比べると今ひとつパンチが足りない。そこでもうひとつ穴を開けてダクトカバーを追加してみることにしました。 […]