CRF250L トランポ積み宿泊ツーリング 能登半島巡り

福島県南部を走り回った翌日の明け方、金沢まで移動しました。

この日はサイドバッグに宿泊セットを積んで、どこかで一泊する体制で6時にスタート。

のと里山海道という高速道路規格の道を北上しました。

海沿いすぎるくらい海沿いです。こんな特別感のある道路を普通に走っていいの?

千里浜なぎさドライブウェイを走ってみようと、のと里山海道からさらに海に迫ります。

終点って書いてあるけれど、南側の入り口ね。

海、めっちゃ近い!

というかほとんど波打ち際!

まさに目の前が海。普通砂浜を走るとタイヤが砂を掘り返してスタックしてしまいそうなものですが、ここの砂浜は普通にオンロードバイクでも走れるくらい妙に締まっています。

でも、海水で緩んだ砂浜はこわいからこれ以上海側へはいけない。

スタンドも立たない。のでスタンド台にするのに、俺のノコギリ。

ぐはー‥潮騒と自分のため息しか聞こえない。

ここは夕方の夕日に染まる景色が良いのかと思ったら、朝の海も決して悪くない。良い色してて堪らないです。

思った以上に波が寄せてきて、俺のノコギリが海水に浸ってしまった‥錆びそう。

同じような写真をひたすら延々と撮ってしまう。こんな爽やかにバリっとした海の写真を撮れることないものな。携帯のストレージなくなるかと思った。

なぎさドライブウェイは想像していた以上に長かった!そして想像していた以上に素晴らしかった!そりゃ、これはみんな感動するわ。

あんまり景色がすごくて忘れてた。アサメシ。

能登半島のハト、3羽のうちのひとつ。ものすごくベーシックな、そのままグッズにできそうなくらいきれいな立ち姿のハト。

能登半島西岸に出ました。バイクを降りて能登半島国定公園のひとつ巌門へ向かいます。海岸は安山岩質でちょっと白っぽい岩とか、奥の方は玄武岩。

陰で見えづらいけれど白い岩も。色も侵食具合も様々で、ここは岩好きには堪らないな。

え、これ下るの?

自然のトンネルなのでしょうか?先が見えないくらいひねりが入っています。

戒壇めぐり的に抜けた先は海蝕洞になっています。

巌門。ここも水平線くっきり

階段おもしろい。こうでもしないとここに階段作れなかったんだろうな。

おつとめ。

世界一長いベンチに来てみました。長い長い海岸線をうまく活かしているといえます。とりあえず長いというよりも無茶苦茶暑い。

修学旅行で訪れても、全クラスの全員が並んで座れそうですね。

渋面みたいな表情の名もない崖。グットクリフ!

義経の舟隠しというグットクリフ。義経って全国いろんなところで伝説にであうな。

そのすぐそば、ヤセの断崖。ヤセの断崖といえば松本清張のゼロの焦点。ゼロの焦点の崖と言えばみうらじゅんが「グッとくるクリフ=グットクリフ」を生み出した元となった崖です!ここだったのか。

映画観てないからわからないけれど、これか?

怖さから言ったら落差のありそうなこっちな感じもする。
何にしても、サスペンスドラマでおなじみの「崖で追い詰められた犯人が自白する」演出の原点となる崖。ある意味聖地巡礼。

奥の森の中にポツンと鳥居が立ってる。あそこまで行けるのかと思ったら、

その入り口らしいところの有料駐車場は地震の影響で立ち入り禁止になっていました。通路も封鎖されて、人が訪れるのが難しい場所になっています。

海蝕洞のある岩とか、名前がついていても良さそうなのに何にも案内されていないし。能登半島西岸の海岸線はこういった見どころが連続して現れるので麻痺してしまいそう。

能登半島地震の海底隆起によって港が使えなくなったということは報道で見ましたが、使えなくなった漁港を実際に目にするとちょっと信じられない様相です。

輪島の最北部をぐるりと回る道とトンネルにマークをつけていたので立ち寄ってみると崖崩れで通行ができません。

輪島の朝市もついに訪れることができず仕舞い。復興して新たな賑わいが始まることを願っています。

輪島から少し半島の先へ進んだところに白米千枚田があります。

千枚という名前に負けないくらい、数えるのが億劫になる棚の数。

オーナー会員やトラスト会員制度で田んぼ一枚をまるまる所有したりすることができるようになっています。そのせいものあってか小さな田んぼがたくさん。中には「最小」「2番目に小さい」といった田んぼもあるのでしばらく散策が楽しめます。

能登半島北部の国道249号は何ヶ所も寸断された道を補修していて、何ヶ所も交互通行になっています。ほとんどが山側が崩れて海側に迂回路を設けていました。

現状でも通行できなくはないので修繕はこの辺にしておいても‥と思いますが、迂回路程度では長年もたないということなのでしょう。交通量そのものもそれほど多い道ではありませんが、それでもきちんと復興させようという思いが伝わってきます。

これはどういう地形なんだろう。

積層したものが傾いて露頭になったところを削られて平らになったのかな。

この場所は地形的に隆起して元の海岸線が変わってしまった様子。

さて、この辺りの全ての箇所がこうというわけではないのですが、一部岩肌が様々な表情を見せていてこれを横目に見ながらながら走るだけでも面白いゾーンがあったので並べてみます。

白い堆積岩が削られてこれまたいろんな種類の面白い表情を見せています。路面をみると仮設で新しくつくった道っぽく、このゾーンは交互通行なので、今後復旧が進んだ後でもずっとこれが見られるのかは分かりませんが、通れなくするにはちょっと勿体無いところでした。

あやのすけさんが訪れ損ねたという潮騒レストランに来てみました。もともとは高台の小学校があった場所のようです。

おしゃれ。高台すぎて潮騒は聞こえなさそう。こんなに能登半島の先にあるにもかかわらず人気のお店のようです。メニューが美味しそうですもの。それにしてはお客さんが居ない。

本日8月19日、店休日。

先っちょがあると、どうして先っちょまで行きたくなるのでしょうか。

これまた超ベーシックなハト。

水平線の写真、何度も何枚も撮りました。瀬戸内海じゃこんな水平線撮れないし、日本海でも基本的に北向きだけでしょ?

能登半島一周だと東西南北いろんな方向の水平線を見ることができるのです。

半島の南側、富山湾に面した側は、北側に比べると人が住んでいる町が多く点在していて、2005年まではのと鉄道能登線も走っていました。

ここは終着駅、蛸島(たこじま)駅。

いつまでもこのままでいて欲しい、タバコの自販機。taspo?なにそれ?って感じ。taspo自体も2026年に終わっちゃいましたけどね。

広島のあたりだと廃線のレールは取り除かれていますが、蛸島駅のホームに立つと軌道は撤去されずに残されていました。

やっと昼食にありつきました。野菜たっぷりの冷やし中華みたいなもの。

看板犬が厨房から出てきました。そこから店員さんと震災時のペットの話になって「たまたまペットOKの避難所だったので助かった」「普段からケージに入れて運ぶのには慣れさせておかないと大変」など、参考になる話をたくさん伺いました。まだ震災から2年と日も浅いので、語る様子から受ける切迫感やらリアリティがかなり高いお話で、うちものんびりしているわけにはいかないな、と思わされる内容でした。

これ、こう使うのかな。多分違うね。もともとは案内板でもかけてあったのでしょう。

震災前の姿を知らないのでこれでも十分迫力を感じる見附島

珍しい、段違いハト。

元々の予定ではこの先10ヶ所ほど廃線の駅をたどる旅をしながらどこかで泊まって、翌日は白川郷あたりをバイクで走ってから車へ戻ろうというつもりでした。でもね、くたびれちゃった。とにかく暑いのがいけない。

のと里山空港まで進めばあとは高速規格道路で金沢まで戻れます。これでまた千里浜なぎさドライブウェイまで戻ってきました。

昼間は朝に比べると、ドラマ感少ないというか、荒涼とした砂漠感すらある。朝の方が断然良いな。ということは夕方も良いのかな。

とにかくきびしー。暑い。

車へ戻る途中でとび太を見かけました。ここは石川県。

どこからでも水平線に沈む夕日が見られそうな金沢にいるので、日の入りの時間を狙って海岸まで来たのに、この日は夕焼け不発。こういう西に水平線のあるところって日の入りは確実にドラマチックなのかと期待しすぎていました。

数十年、宿題として残していた能登半島をやっと巡ることができました。昔、バイクでツーリングを始めた頃は、半島があればぐるりと巡ったり先端まで行ったりすることを目的にただひたすら走っていた時期もありました。今回のようにそのために延々と長い距離を走るというのは昔懐かしい感じがします。

今はどちらかというと目的地まで走るというよりは、その地域を掘り下げるということを目的に走るようになってしまいましたからね。

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