
エキゾーストパイプもサイレンサーもSP忠男固め(吸気量アップ+AIキャンセル、サブコンなし)したうちのCRFは、面白いほどエンジンがギュンギュン回って、乗る度に「イイね‥」と思うマシンになってきました。
ただ上が回るようになったからか6000回転以下の押し出し感がやや物足りないのと、何より音がうるさい。耳栓なしで長時間のるには耳障りな角が立った高音を含む排気音が気になります。
そこで、消音+低回転トルクアップを狙ってバッフルを挿入してみることにしました。

排気口の形状からサレンサーエンド部に取り付けるのは難しいので、インナータイプ。これも専用品はないので、汎用品を加工取り付けしてやろうと。
SP忠男のサイレンサーのパイプ径は37mm。そこで35mmのバッフルを調達。
もともとはエンド部に差し込んで、横からボルトで固定するタイプですが、固定用のボルトを内側から外側に出てくる向きにして固定してやろうという魂胆。GB250でも同じようにインナーバッフルを入れていました。
ただ、猛烈な排圧がかかるところですから、このボルト1本で耐えられるとは思っていません。これはあくまで回転止め程度で、バッフル自体を排気方向へ押し込んで動かないように固定しておかなくてはなりません。

バッフル自体が長く、内側にある蓋の固定位置を動かすことで排気量を変動させるさせることができます。まずは8個ある穴のうちの3個目に固定してみます。かなり排気量を絞った設定です。

エキパイ内側を覗いてみると、おや?二重構造になっていて内側に段差があります。

なんとその段差にバッフルの縁の反りが引っかかって、綺麗に収まりました。内側からボルトで圧をかければ中でカタカタいうこともなさそうです。
早速試走。
だめだ。まるでノーマル。音は抜群に小さくなったけれど、上が全然回らない。

走行中も変な焦げ臭さが漂っていたので予想していましたが、本体を黒く塗っている塗料が熱に耐えていません。ついでに商品案内には「ステンレス」と書いてありましたが、塗装の下はスチールです。排気に含まれる水分で錆びていくんだろうなぁ。
内蓋の位置を8に。
早速試走。
だめだ、ノーマルに毛が生えた程度。音はそれでもかなり絞られれいるけれど、上がやっぱり回らない。
内蓋撤去。
早速試走。
バッフルなしのころのように、6000回転から11500回転のレッドソーンまで一気に吹け上がる、とはいかず、8000回転くらいでパワーの伸びが頭打ちになるけれど、低回転もそこそこ力強く、音も許容範囲。とりあえずこれでECUが落ち着くまで乗ってみることにします。
一番面白いのはインナーバッフルなし、です。音さえ抑えられたらなぁ。
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