GROM1と同じブレンボの汎用4ポッドキャリパーの取り付け。前回のGROM1に取り付けた時の記事はこちら。
今回は「ブレーキホースはノーマルのものを使う」というところが前回と違う点です。
リザーバータンクからフルードの吸い出し。このスポイドは工具屋で買ったものだけど、こういう作業のために100円ショップとかで売っているものを調達しておくと良いですね。まだ100kmも走っていないのでほぼ新品状態。
キャリパー側もレバーを握る空気圧で、できるだけ抜き出します。
新しく入れるブレンボのキャリパーは、そのまま組むとハードブレーキングで鳴きが酷かったので、パッドの裏にシリコングリスを薄く塗布しておきました。このブレンボの純正パッドは恐ろしい勢いでブレーキダストが出るので、汚れ落ちが良くなることを期待してキャリパー全体にシリコンスプレーを塗布。
仮組みしようとしたら、純正ホースだとバンジョーとキャリパーの受けの位置が全く合わないことが分かりました。前回GROM1でホースも交換した際、純正ホースとほぼ同じ長さの825mmでは長かった原因はここにあるようです。
長は短を兼ねるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ホースをフェンダーに固定するためのゴムのブーツがブレーキホースの外側にかぶせてあるチューブと一体化していて上下にずらせないので、バンジョーをキャリパーの受けの位置に合わせることができません。そこで、チューブからゴムブーツを切り離して位置をスライドさせました。
すっきり装着。ホースのゆとりがありすぎますけれど。
続いてフルードを注入してエア抜き。ブレンボ4Pのブリーダーボルトはニッシンのものに比べるととても太い!ニッシンのキャリパーのエア抜きで8mmのメガネレンチを用意してしまいましたが、これは11mm。
ブレーキレバーを幾度もピストンしながらエア抜き。
交換後、試走しましたが‥またまた1点豪華なことによるバランスの崩れが‥。ブレーキをかけるとフロントフォークがダイブしすぎてしまう。こうなるとフォークオイルを硬くして‥とまた連鎖的に作業が発生してしまいます。んー、結局行き着くところは前に作ったマシンと同じところになってしまいそうな‥。攻めるのが目的じゃないマシンだよ、ってことを常に念頭に置いて作業‥。
本日ヨシムラダウン&オーリンズR
にしました。体重54kで5kの純正マフラーを背負い帰宅したときはいい感じ?と思いましたが荷おろし後何となく硬い?と感じました柔らかくしたほうがいいですか?散歩やたまにワインディングです。ちなみにヨシムラダウン入れましたが思ったより爆音でした。師匠ご教授ください
>ryuさん
こんにちは。
サスセットをどのあたりに、というのは普段の走り方によるのと、バイクの楽しみ方にもよるので何ともご案内がし辛いです。無茶苦茶飛ばしたりしないのであれば標準セットでしばらく乗られてみて過不足なければそれで良いのではないでしょうか。
ヨシムラのダウンタイプは過激に走られるとサイレンサーの角が接地しまうのを練習会会場で見たことがあります。あらかじめそれを避けるなら、イニシャルをかけておくなどして対策をしておいた方が良いと思います。(サイレンサーを擦るような走りをするならなおさらリアショックを固めた方が楽しくしっかりと走れると思います)
日常使う範囲であれば積載やライディングのシーンに応じて、イニシャル調節のリングを回さなくても圧側のダンパー(ピギーバッグ側のダイヤル)を緩めたり締めたりするだけでも思うところに近い調整はできると思います。もっと腰が欲しいというようであればイニシャルを固めていく、という感じで。ジムカーナコースのようなところを走ると顕著にわかるのですが、リアを固めていくとダイレクトな押し出し感が得られるようになります。ワインディングを走るときにフックレンチ持参で調整して乗り味の変化を楽しんでみるのも良いですね。
ああ、柔らかくするという方向で全く話をしていませんが、体重も軽いということですし街乗り重視でということであれば柔らかくするというのももちろんアリですね。もともとがショートホイールベースでクイックですから、少々ダルなハンドリングになっても普段使いでは全然問題ありませんものね。
ありがとうございます。しばらく標準のまま様子をみてみます。
また何かありましたら相談させて下さい。