GROM ブレンボ P4 30/34 40mm化

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九州D杯でGROMが本気で止まらなくてゴールの停止ラインをオーバーしたのは少なからず気になっていたようで、同じ額をかけて「オーリンズのフロントフォークダンパー」か「フロントブレーキのブレンボ化か」といわれたら、迷わずブレンボ、と思うくらい制動力をなんとかしたいという思いになっていました。

先日shigekiさんのマスターはノーマル、キャリパーはブレンボ化したGROMに試乗してみて、チョンがけでガツンと効く制動力に愕然としました。ちょっと扱いにくいくらいの勢いの制動力でフロント周りのセッティング変更が必要だろう、と思うくらいブレーキの性格が違うのです。そこまで効かなくてもいいんですけど‥加速力や制動力は慣れの問題だろうと、2ポッドと4ポットを選べるなか4ポッドのキャリパーを選びました。

購入したのは「Bremboブレンボ ブレーキキャリパー P4 30/34 40mm 」「キャリパーサポート (brembo40mm&スタンダードローター径対応) 」「SWAGE-LINEスウェッジライン スウェッジライン イージーオーダー ブレーキホースキット825mm」「バンジョーボルト シングル ボルトピッチ:P1.00シングル(ブレンボ側用)」「バンジョーボルト シングル ボルトピッチ:P1.25シングル(マスター側用)」「バンジョーアダプター45度×2」で、ウェビックで3万円弱。

GROM×ブレンボ用のキャリパーサポートは様々ありますが、アクティブのものは価格で選びました。高いやつは付属のボルトなどもオシャレなもののようです。僕は実用性重視で。ブレーキラインは825mmだとちょっと長かったので、もう1段階短いモノでも良いでしょう。

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広くなったガレージで作業開始。バイクを1台も出さなくてもブレーキ交換ができるなんて‥この家を建てて5年間、僕は何をしていたんだろう‥。

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工程がよく分からないのでブレーキ周りの構造から考えられる工程を自分で考えて進めていますが、参考までに一応掲載します。まずは古いブレーキラインを外すために、マスター側のリザーバータンクから予備フルードをチューチュー吸いだします。

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エアがではじめるくらいまで、キャリパー側も通常のエア抜きの要領で作業をします。

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上半分くらいのフルードは抜けたと思われるので、マスター側のバンジョーを外します。

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ブレーキラインがどこを通っているのか確認しながらホースを抜いていきます。

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ノーマルのブレーキシステム、取り外し完了。
キャリパーに残ってるオイルどうしよう‥ピストン抜けばいいのか。

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新しいラインをとおしていくのですが、バンジョーを止めているボルトは、安くあげようと思ったらノーマルのものが使えますね。ただし、M10ボルト用のクラッシュワッシャーは別途必要。

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キャリパーサポートの取り付け。アクティブ製のものは付属のナットが13mmなので、13mmの片口スパナが必要。メガネレンチがかかるクリアランスはありません。

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キャリパーはそのまま取り付けずにピストンを引っ張り出して、ピストンにメタルラバーを塗布しておきます。

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僕はさらに全体にシリコンスプレーを塗布しておきます。これをするだけで、使用初期の汚れの付着がかなり防げます。車体にも普段から塗布しています。

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付属のボルトで固定しようとしたら、金属質なじゃりじゃり感があったので、ボルトにスレッドペーストを塗布しておきました。

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ラインを接続してフルード注入。マスターの容量が少ないので慎重に‥。

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ブレンボのエア抜きボルトは11mm。外車って結構普通に11mmとか13mmとか国産車じゃあまり使っていないボルトやナット使ってますよね‥。

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見た目にちょっと重ったるい感じもありますが、ブレンボ化完了。あ、フェンダーも延長しました。

試走してみたところ、効きはもちろんのこと心配していたタッチも試乗したものと同じ1/2マスターを使っているのに、何故か握り込んだ分だけ効く良好なタッチ。効き過ぎたらうちにはピストン径の大きなマスターもあるので、って思っていましたが、これでいいんじゃないかと思います。

マシンはどんどんボロくなっていくのに、補機類がどんどん豪華になっていく‥。

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