GROM 生月島ツーリング etc… 3日目

P1270950

3日目、朝は靄がひどくて、せっかく展望台に(キャッシュを求めて)やってきたのに、九十九島も佐世保の街もはっきりとは見渡せませんでした。

 

P1270953

佐世保の街巡り。宅地の中にある簡易郵便局やら、

P1270956

お盆だからか全然露店が出てない朝市やら、

P1270957

米海軍や海上自衛隊の艦船が見られる海沿いの公園やら、

P1270972

佐世保駅前やら、

20150814_223018376_iOS

駅のすぐ近くの教会やら、全部キャッシュのおかげで巡れたところ。

P1270977

街の中央にある佐世保公園。目的はここではなく、

P1270978

その奥にあるニミッツパークのキャッシュなのですが、小さなゲートをくぐった先は米海軍の管理する公園で、まるでアメリカ。ここ、日本人が普通に入って良いところだったのでしょうか‥。火曜〜土曜日の9時〜18時までの、この建物が開いているときしか獲れないキャッシュのようで、今回佐世保市街はここだけ獲ることができませんでした。

佐世保っていつ来ても車は多くて道は混んでるし暑いしハンバーガー買うのに待たされるしで、あまり良い印象じゃなかったのですが、早朝にキャッシュハンティングのためにうろうろして街の地形や様子がつかめてくると、なんだかとても馴染みのある街といった印象に変わってきました。満喫したので先へ進むことにします。

P1270985

長崎に来る度に謎だった大村湾。南側は外洋とつながっている様子はないし、湖のように穏やかな海面だし、これで水は澱まないのかと不思議でなりませんでした。前回のツーリングで北側で2箇所、外の海とつながっていることが分かったのですが、今回そのうちの細い方の水道にキャッシュがあったので寄ってみたところ‥ちょうど湾内と外洋の潮位に差がある時間だったようで、恐ろしい勢いで轟々音をたてながら海水が流れているところでした。奥の海と手前の大村湾の海の海面の高さが見た目にも明らかに違うのです。面白いなぁ。

20150815_002744936_iOS

その水道沿いに進んで行くと、ハウステンボス。

P1270998

もちろん用事があるのはその先の護岸のキャッシュ。ここは日差しを遮るものがないところで1時間くらい探したけど、結局みつけられませんでした。

大村湾の海は本当に穏やかで、寄せて返す波もほとんどありません。

P1280010

海に突き出した護岸の先から振り返ってみると、子供が絵に描きそうな基本図形の並んだ風景が‥。

次のキャッシュへ向かいます。

20150815_011335516_iOS

GROM+キャッシュハント=土地の人しか知らないようなハウステンボスを一望できる岬、とか。

P1280014

湾に沿って進んで行くと、特攻艇で亡くなった方を祀る場所がありました。

P1280017

ベニア製の特攻艇、震洋。訓練基地はこの大村湾にあったようです。石碑には亡くなった方の名前がびっしりと刻まれていました。

P1280025

さらにキャッシュを求めて進むと、あきらかに怪しい建物を発見。でも、

P1280023

フェンスと鉄条網に遮られて近づけない。地図を見ても道がない。釣り人も居るし、発見ログが書かれているので、どうにかして行けるはず。岬の反対側に回ってみたら、「車両進入禁止」と看板が立った山道がありましたが、車じゃなく人が進入するのなら良いということと解釈して入っていきました。

P1280028

正解だったようで、さっきの反対側からアプローチできました。でも、GZはコレじゃない‥!?

P1280029

GZはこの屋根の抜け落ちた石造りの廃墟の中。

P1280033

建物の中は、思わずうわー!っと声が出てしまうような、絵に描いたような荒廃ぶり。キャッシュを探すのも忘れてしばらく見とれたりうろうろしてみたりしてしまいました。

P1280034

自然の一部になろうとしています。奥にも部屋があるようです。

20150815_020613350_iOS

これまた見事に阿蘇のラピュタとは違った意味でのラピュタそのもののような世界。

P1280036

ちなみにキャッシュのヒントも座標も全くアテにならず、地道に見つけました。キャッシュは奥の部屋です。

ここで午前11時をお知らせする防災無線が響きました。1時間後の正午、終戦を偲んで黙祷をしましょう、というアナウンス。なんというタイミング、従わずにはいられません。

P1280047

大村湾の北側を走っていると、いつ見てもその存在感とそれらが醸し出す独特の重いムードに心が引き込まれてしまう謎の塔‥離れたところからでも見た瞬間に相当古く超巨大なものだとわかるし、でも何のためのものなのか初めて見た時には察しがつかず、しばらくの間かなりの謎でした。「電波塔」という名前を知ってからは、またその言葉の持つ意味も相まってさらに不思議で不気味で謎な構造物に思えるようになりました。「針尾送信所」。ここにもキャッシュがあるので、今回初めて近づくことができました。いや、本当に遠くから見えた瞬間ゾッとするような存在‥。

20150815_025614035_iOS

近くまで行ってみました。「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を発したともされるこの塔の写真を撮っているときに正午を迎え、甲高いサイレンが鳴り響きます。黙祷‥。

普通に案内に従って進むと塔に囲まれた送信所の見学施設はあるのですが、お盆休み。でも、キャッシュの座標はそこじゃなく、なんと塔の足元を示しています!本当にここでいいの?と思うような茂みをかき分けて進む道を歩いて行くと‥

P1280062

塔の真下へ!基部12m、先端3mの太さでテーパーがかかっているので、真下から見ると自分に迫ってくるような迫力はもう、異様なものです。

P1280081

大量の蚊に襲われながら座標上の茂みをゴソゴソしても見つからない‥諦めて帰ろうかと思ってふと目にとまったものを動かしてみると‥ありました!これは本当に思い出に残るキャッシュになりました。

P1280082

その背景も少し知れたし、何より真下まで近づいてよく観察することもできたので、ここを訪れる以前に比べて親しみを持つことが出来ました。畑の中から突然ニョキっと生えている姿も、あまりのギャップにちょっと笑える感じも。

P1280087

それでも離れれば離れるほど、その大きさや正三角形に整然と並んだ巨大な塔のもつ異様さが増してくるのです。訪れたことのない方、是非体感してみてください。

P1280092

さあ、そろそろ車へ戻る時間です。もうドロドロの道を走ることはないだろうと、ガソリンスタンドで翌日の大会へ向けて洗車。

P1280093

そこで以前補修したリアキャリアがまた破断しているのを発見。荷物重い上にガタガタ道走りすぎなんだよ。

P1280091

佐世保から伊万里へ。有田を見下ろせる高台の道を走ると、棚田ロードと言えるこれまた素敵な道がありました。

P1280098

うわぁっっ!伊万里の手前で驚きの彦衛門さんとの邂逅!お互いどこをどう走るとか知らない上に合流するのは明日佐賀で、ってことになっているのになんというタイミングでしょう!3分くらい一緒に走って「また明日!」とお別れしました。それにしても恐ろしい偶然‥。

P1280122

伊万里で入浴して、武雄市まで進んで本日終了。車中泊よりもハンモック泊の方が疲れが取れそうだったので、吊れる木を探して落ち着きました。

20150815_101256387_iOS

西に山のないところを探せればよかったのだけれど、贅沢はいえません。この日は20時過ぎには就寝しました。

[1日目] [2日目] [3日目] [4日目]

2 Comments

tonamigon

うわ、佐世保の送信所行ったんだ。いつか行きたいところです。3日間の充実っぷりがすごい。キャッシュ探すと今まで以上に一生懸命走らないといけないので大変ですよね。

返信する
つがたく

>tonamigon君
まだまだいろいろあったんだけど、書きつくせないわー‥ちゃんと走る原付で知らない土地のジオキャッシングというのは超充実、んだけど体力が‥w

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です