GROM BT-601SS

多分走った気になっているだけで実際はたいした距離を走っていないというのもあるのでしょう。またTT93GPのGROM用サイズはコンパウンドがシティーユース用のハイグリップじゃないというのもあるでしょう。それにしてもGROMはタイヤが全然減らない気がします。別にTT93GPに不満があったわけじゃないのですが、ちょっと違ったハンドリングも楽しんでみようと、NUDAのタイヤを注文したついでにブリジストンのBT-601SSを前後買ってみました。タイヤが「ついで」に買える価格というのがなんとも嬉しい12インチミニバイク。

シュコーンっと、タイヤ交換開始。うちではフロントをリフトするのに、ステアリングヘッドあたりを天井からチェーンブロックで吊っています。

ブレーキの揉み出しもしておきました。ビール片手に洗浄やらなにやらで小一時間。

毎度のことなのですが、17インチタイヤの交換のようにエアを吹き込んで一発でビードが上がることはありません。これまでの経験で、ビードワックスだけでビードが上がらない場合は、タイヤとリムの隙間からシリコンスプレーを1周回拭いてやって、立てたタイヤに座って場所を変えながら圧をかけてエアを入れてやると大体なんとかなります。今回も前後ともそれで解決しました。

酔いも回って勢いでリアも交換を始めます。

1年半ほど使ったダンパーゴムも買い置きのストックと交換。

サクサクと作業が進んで簡単に終わるかと思っていたのですが‥ついでに始めたリアブレーキの洗浄を終えて組もうとしたら、ブレーキパッドスプリングの取り付け方がわからない。サービスマニュアルでスプリングの向きは確認したのに、いろいろ位置をかえてもうまくはまらない。たまたま取り付けできた状態で走ると、キーキーと何か引きずる音がする。ディスクローターの外周部がスプリングに当たっている音でした。というわけで取り付け方を間違えたようです。はめては外し、走っては外し‥を繰り返して2時間以上格闘したのちに、画像検索でGROMのリアブレーキのアップ写真を見たら‥一発解決。スプリングをフロントブレーキのようにキャリパーの内側に完全に隠してしまう構造だと思い込んでいたのですが、思い切り後ろからスプリングのほとんどが見える位置が正しい取り付け場所だったんですね‥思い込みってコワイ。

タイヤサイズは前後とも幅が狭くなりましたが、もともとデザイン優先で不似合いなくらい太いタイヤを履いていた外観が、非常にすっきりとした見た目になって個人的にはこちらの方が良い印象。

適正な空気圧のデータもないのでとりあえず規定圧の2kg/cm2で近所を試走してみての第一印象は‥ただでさえ軽かった挙動がさらに軽く鋭敏になりました。ターンし始めからグイグイ曲がるのでTT93GPよりも明らかに小旋回できる、ということはもっとスピードを上げて曲がれるといった感じ。ハイグリップタイヤですからそのグリップを信じてこの旋回力を活かせばジムカーナでも結構なペースで走れるのは間違いありません。

と、スポーツ走行前提で考えたら良いところばかりが目立つ印象ですが、普段の街乗りという点ではTT93GPのハンドリングの方が気負うことなく気楽に走れる感じがします。というわけで、ダラダラ走るツーリングの時にはTT93GPに戻してやろうと思います。

 

4 Comments

まめしば。

俺もリアブレーキキャリパーは同じミスをしました(^^;;
間違えてても組めちゃうので危うく間違ったまま走る所でしたよ。
601ですがうちのは千キロ走って台形化が始まっています。
二千キロくらいしか保たない予感がします。

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てけてけ

このあいだ乗った時もタイヤに不満がなかったのに更にハイグリップのタイヤ入ったとなるとこれはやばいマシンになっちゃいましたね

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つがたく

>まめくん
え。それはツーリングに使うにはもったいないねぇ。スポーツ走行や通勤を織り交ぜて使うとなると、スペアホイールほしくなるね‥。

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つがたく

>てけさん
珍しくコース走って練習したい欲が湧いてきました。路面冷えててもパワーがないマシンだと結構楽しめるのがいいです。

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