こいつ‥動くぞ!

うちにはずいぶん長い間お世話になったGARMIN製のLEGENDというハンディGPSレシーバーがある。2002年頃に購入したと思うので、もう12年も前のモデルだ。数年前まではツーリングの友として現役で使っていたのだけれど、携帯のマップアプリが必要十分な能力になってきたため、この2年くらいは登場する場面がなくなっていた。

ジオキャッシングをする際、携帯の電波の届かない山中に入るとGPSで自分の位置がわかっても肝心なマップデータの更新ができなくなってしまうので携帯は使い物にならなくなる。その点、ハンディGPSはマップデータを自分で持っているので、GPSで位置情報さえ分かれば自分がどこにいるのかが分かる。

問題はキャッシュの座標をこの古いモデルに登録できるかどうかだ。目的地点を座標で登録するような使い方はこれまでしたことがないし、PCで編集したポイントをインストールするような使い方もこのハンディGPSに対応したシリアルポートを搭載したPCをもう持ち合わせていないので不可能である。

いじっていると「登録」メニューから座標をポイント登録という形で登録して、「検索」>「ポイント」>「名前」で呼び出すことができることが分かったので、早速ハンディGPS上でうちの近所のキャッシュの座標を手入力で登録してみたが‥実際のキャッシュの位置とは大幅にズレてる。
実は以前にもちょっとだけ試してみたことがあって、このズレはおそらく測位系の問題だろうということはわかっていたのだけれど、今回はちょっと本腰入れて調べてみた。すると、程なくガーミンのレジェンドは測位系が「hdd°mm’ss.s”」表記で、ジオキャッシングでは「hddd°mm.mmm’」表記だということがわかった。ガーミン側の設定を変更して改めて座標を登録してみたら‥ドンピシャリでキャッシュを示している!

早速レジェンドを持ち出してキャッシュまで歩いて行ってみたら、空が開けているところではほぼズレなくGZを示す。iPhoneよりも頼り甲斐のある示し方だ。念のためもう1つ駅に仕掛けたキャッシュへ行ってみると、こちらは空が開けなくなった途端自分の位置ズレはじめて使い物にならなくなった。空が開けているところで示されているキャッシュの場所は間違いないので、精度が期待できるところでキャッシュの場所の検討をつけておけばなんとかなりそうだ。

これは、山歩きがしたくなった‥いろいろ勉強になるし、それがお出かけのエネルギー源になるのが嬉しい。

ちなみに測位系の設定は、「設定」>「ユニット」>「位置フォーマット」が標準だとhdd°mm’ss.s”なので、これをhddd°mm.mmm’に変更。測地系はWGS84で。

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