BD-1 ジオキャッシングポタ

先週の岩国に引き続いて今日もジオキャッシングの1日。

宮島サービスエリアに仕掛けたキャッシュのメンテナンスも兼ねて早朝自宅近隣をうろうろしていたら、日の出を西広島バイパスの佐方サービスエリアで迎えることになった。上りと下りのサービスエリアを結ぶ陸橋の上からは海まで見える。広島湾越しに対岸も見えて、全く期待をしていなかったのにとても条件のよい朝焼けスポットだということが分かった。

海上を走る船もバッチリ。ズームで寄ってみると水面に反射する朝焼けが、自分が何をみているのかわからなくなるくらい綺麗。

さて、日が昇ってから西広島まで輪行して広島キャッシュハンティングポタのスタート。新しい輪行袋は自転車を畳んで袋を被せるだけなので、1分程度で輪行体制が整う。「車体を持ち上げて袋に突っ込む」という作業から解放されるだけで、輪行の気軽さがものすごく増す。

日差しが心地ちよくて、自転車を漕いでいるとちょうど良い体温が保てるような素晴らしい日で、ゆっくり市街地を流しながらキャッシュハントしてまわってみた。

実に気持ちの良い広島市街巡り。平和公園に自転車で訪れる旅に、ここ園内を自転車で走って良いんだっけ?と不安になる(くらい気持ちよく走れる)。

2002年に開館して12年になる「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」を初めて訪れてみた。施設は地下に埋まっていて地上部分も高さを抑えているので、公園の景観が大きく変わった印象はないのだけれど、それでも近くに行くと見るからに大袈裟で立派な建造物が埋まっているということが前々から気になっていた。

内容的には‥一般的な美術館や博物館の密度を期待すると肩透かしを食らうようなもので、ものすごく手間暇かけてつくったメモリアルホールといった感じ。

この平和祈念館は公園の南入口にある平和記念資料館と同じく丹下健三の設計によるものだが、直線的で無機質な原爆資料館に対して平和祈念館は曲線的で人に優しい配色の内装となっていて、50年を経た建物に対する設計思想の違いを見比べるという意味でも、両館を巡って見比べる価値はあるといえる。

原爆資料館。本当に直線的。建物の腹下にとってつけたような階段が、意外と実はと好きなところ。

日が暮れるまでに21箇所巡って18個のキャッシュを発見。3個DNF。ついでに今日は4個新たに設置。

最後に訪れた稲荷神社で、暗いなかフラッシュライトを照らしながらキャッシュを探しているスウェーデン人の老夫婦に出会った。境内に入って良いものかためらっている様子だったので、一緒に入って行ってキャッシュを発見したら「TBを集めてますか?(英語)」と言われた。最初テレビがどうしたのかと思ったら写真のトラベルバグをくれたので、手持ちのジオコインをお礼に差し上げて「スウェーデンに持って帰ってください(英語)」とお願いしておいた。このジオコインは世界中を巡ることを目的にしていたので、なんといきなりスウェーデンデビュー!とても嬉しい出会いになった。

ちなみに僕がもらったこの「Green M」と名付けられたトラベルバグは、デンマーク出身でスウェーデンを経て、東京→金沢→京都→広島と旅してきた様子。「世界中の大都市を巡って写真を撮られる」という使命をオーナーに与えられているので、岩国あたりに持って行ったらアメリカに連れて行ってもらえるかな?

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