NUDA900R 遊び調整

夏あけくらいからスロットルの遊びがきになりはじめました。僕は遊び「ゼロ」なスロットルが好きなので、バイクを買ってきたらまずいじるところではあるのですが、NUDAの場合遊び調節がシリンダヘッドの上でしかできず、またそこまで辿り着くにはシートレールと燃料タンクを外して、エアクリーナボックスを持ち上げて、というプロセスを踏むので結構面倒な作業なのです。それでも去年の4月に一度作業しているので、今回は少し気が楽な作業開始です。

外装を取るとぺったんこの車体。ツインらしさを前面に押し出した形状をしています。

外したパーツは床に置くよりうちの場合は吊った方が、作業空間を広く取れるので良いってことに最近気がつきました。フックを沢山用意してあります。

作業工程は前回の作業を参照していただくとして、今回はスロットル遊び調整に至までの注意点など。

注意点その1)シートレールを固定しているM10ボルトは掛かりが浅く、その上柔らかい鉄で出来たボルトなのでナメないように要注意です。他はほとんどステンレスのボルトなのになぜここだけこのボルトなのかがサッパリわかりません‥。ロックタイトを塗布されていることもあるので、ヘッドがグラグラしないような工具で一気にトルクをかけて回す必要があります。前回の作業では2本くらいナメたように思います。

注意点その2)燃料ポンプ関連のパイプを抜くと、結構な量のガソリンがタラタラと垂れてきます。受けの用意をしておきましょう。

注意点その3)NUDAスタンダードなら問題ないでしょうが、900Rはリアサスのピギーバックが燃料タンクに干渉するので、リアショックを外さないとテール周りを引き抜くことができません。

作業的にはこのくらい燃料タンクが離れてくれればエアクリーナーボックス関連のボルトを外すことが出来ます。

注意点その4)ケーブルの取り回しは正確に再現しましょう。特に、スロットルケーブルはブリーザーパイプの上を通っている点に要注意。ブリーザーパイプの下を通すと、スロットルワイヤが圧迫されてエンジンをかけたとたんタコメーターの針が跳ね上がります。

最終的にこのくらいエアクリーナーボックスや燃料タンクをずらせばプラグ交換なども含めた作業ができます。エアクリーナーボックスや燃料タンクはそれぞれに結構複雑な形をしているのですが、テトリスのコマのようにはまるべきところにスコっと無駄無くはまるような構成になっています。とても今どきな設計です。

ついでに外してみたエアクリーナーエレメント。1万キロちょっと走っている割には妙にきれい。光に透かしてみましたが、黒ずみもないのでまた再利用。

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