夏休み最後の日

夏休み最終日で日曜日。前日妻実家に泊まったので、いつもと違うところから朝駆けのスタートです。といっても目的地は昨日と同じ吉和で、普段は南側から吉和へ入るところを今日は北側から。

吉和の手前までは晴れていたのに、峠を越えた途端濃いガスに包まれました。昨日も南側からのアプローチで峠越えしたとたんにガスっていましたから、地形的に冷たい空気の逃げ道のない土地なのかもしれません。というわけで南に向かって素通りせず、前日に引き続いて高台まで登ってみました。

昨日は雲の晴れる直前の時間帯でしたが、今日は到着したらちょうど日が昇る時間で、たっぷりとした雲海になっていました。ここはただ雲海が出るだけじゃなくて、雲海越しに向かいの女鹿平山をお拝めるからより視覚的に楽しめるのです。ところで女鹿平山は山頂まで登れないのかなぁ。あちら側はあちら側で、山が雲に囲まれたおもしろい風景が期待できそうです。

しばらく眺めていると車が1台やってきて、おじさんが荷台から大きなバスケットを下ろしはじめました。中には鳩。

伝書鳩の愛好家の方だそうで、山口からやってきて、鳩を自宅に帰巣させる訓練なのだそうです。1羽1羽バスケットから掴み出して脚輪の数字でどの鳩を放つのかチェックされていました。

ここから山口までの直線距離で70kmくらいなら、鳩は目視で帰る方向をみつけていくそうです。距離が長くなった場合は地磁気と時間と太陽の位置などから自分の場所を割り出して帰ってくるのだとか。レースに強い個体はいつも強いのですか?と尋ねてみたら、1羽のハトが何度もレースで優勝することがあるので個体差というのはあるそうです。また優勝した鳩から生まれた鳩が翌年のレースで親鳩とわずかな時間差で一緒に帰巣して優勝したこともあって「楽しいのは全体の3%くらいですけど、こういうことが稀にあるから鳩はやめられないんです」と苦笑いされていました。

この日、鳩がバスケットから放たれるのを待ちましたが、ガスがかかっているうちは目視で目標が見つけられないのでしばらく待ってから放つということで、諦めました。土曜日か日曜日の早朝、訓練でよく訪れているということでしたので、次の機会に期待して山を下りました。

午前中、1時間ほど出勤して午後の家族サービス。多分体を動かしたいんだろうなぁ、と思われるムスコのために、再び吉和のもみの木森林公園まで上がってきて、サイクリングコースにチャレンジ。

ここのサイクリングコースは持ち込み自転車があればコースの利用は無料です。子どものヘルメット着用は義務化されているので、持っていなければ無料で貸してもらえます。

昔レンタサイクルで走ったときは、結構前半の登りがキツかった覚えがありましたが、ナルキはがんばって登り切りました!全長6.2kmですから、広島空港の中央森林公園サイクリングロードのちょうど半分の距離ですね。

夏休み最終日、ということはまだ8月だというのに、ここからの帰りにバドミントンをしたりフリスビーをしたり、屋外遊びが平気でできるくらいこの2日間は過ごしやすい気候でした。

とはいっても汗はかきますから、湯ノ山温泉に寄ってスッキリ。湯ノ山温泉といえば屋外の冷水打たせ湯ですが、僕が頭皮を刺激しようと頭で受けて見せたのが悪かったのか、ナルキも激しく落ちてくる冷水を頭で受けて、それを3分以上耐えるという新しい遊びに打たせ湯の利用方法が変わっていました。

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