他人事ではなく

以前から胸の内側に違和感というか圧迫感を感じていました。
今までははすぐに気にならなくなくなっていたので放っていましたが、ここ数日違和感が続いたので病院へいってみることにしました。
子どもの頃は風邪をひいたら小児科に掛かっていたおぼえがあります。それ以来怪我と健康診断以外で病院へ行くこともない生活でしたので、病院というと完全に自分のテリトリー外という感じです。胸が痛い場合は何科に掛かればよいのかも分からず、とりあえず内科に申し込んで待合いの椅子に座りました。
昨年の健康診断では心電図に「気にするほどではない異常」という結果が示されましたが、今日最初にとった心電図は異常なし。そころがレントゲンでは「気管支の分岐が丸く見える」「リンパ腺がはれているのかも」という診断となり、CTスキャンを受けることになりました。

CTスキャンはでっかいドーナッツの輪の中をベッドが移動することで、人間の連続断層写真をX線で撮影するという機械です。撮影はすぐに終わりました。1時間ほど待ったあと内科に呼ばれ、担当医と再び会話。
「気管支は問題ありませんでした‥が‥別の問題が‥」と示された写真を見ると、心臓の背中側にプリプリっとした塊が。「形状からして悪性ではないと思うのですが、腫瘍です」とのこと。これが直接胸の圧迫感の原因かどうかは分かりませんが、念のため???(名前忘れた)とMRIで撮影して、外科と今後の方針について相談ということになりました。???は放射性物質を注射して、2日ほどしてから撮影するものですが、年末なこともあって段取りがつかず、今日はMRIを撮影してオシマイとのこと。

MRIは巨大竹輪の穴の中にベッドが移動していき、30分~40分ほど周囲でコツコツガンガンブーブーいう中で何度か息を止めて撮影をしてもらう装置です。体内の臓器を立体描画できるそうです。撮影中、狭い空間の中でこれといってすることもありませんから、装置の内側の塗装が荒いなぁ‥など観察しながらじっと耐えました。

撮影が終わったら外で看護婦さんが年明けの検査について案内をしてくれました。放射性物質を体内に入れることから、幼い子どもや妊婦の近くへは近づかない方がよいそうです。

他人事のように思っていたことがあれこれ自分ごととして降りかかってきました。何はなくとも自分の体のことです。受け入れるしかないですね。

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