実家帰省2日目 早朝徘徊@東京

もう何年も計画していて実行に移せなかった「休日早朝の東京徘徊ツーリング」、ついに実現です。

実家は上野から40kmほどの距離で、GROMで行くのは面倒くさいかなぁ‥と思っていましたが、早朝4時台の国道6号線はガランガランで何のストレスも無く20分で葛飾区入りできました。日の昇る前に東京入り。それはもう楽しくて、交差点の信号待ちの間も降車して写真を撮るくらい。

夜明け。うんこがピカピカ光り始めました。このうんこ、もともと縦に置いて「魂(スピリット)」をあらわすはずだったのが、何かの規制に引っかかって横置きしたために、うんこになってしまったという話を聞いたような聞かないような。

狙って訪れたわけじゃないのですがたまたま雷門の前を通ってびっくり、週末は人で溢れ返っている仲見世もガラガラ。雷門まわりの印象そのものが違って見えたくらいです。

そして、秋葉原中央通も‥まさに世界線を乗り越えたオカリンの居たシュタインズゲートの世界‥誰も居ません。

【参考】世界線を乗り越えて呆然としているオカリンの図

目的地は特にないのですが、皇居を周遊していればどちら方面にでも行けるな、と走っていたら、首都高の代官町のインター前にきてしまいました。ここ、高速の出入り口の前に信号横断歩道がある変なインターチェンジ。

東京らしいところで写真を撮ろうと思って走っていたら国会議事堂前にきてしまいました。ここを曲がったことで、六本木方面に行ってることに。

以前六本木ヒルズから見下ろした時に気になっていたヘンな建物を探して表通りから裏の通りに入ってウロウロしてみました。住宅街はどこにでも見られるような普通の宅地です‥空に六本木ヒルズが生えている以外は。

表通りに出てしまったら、すぐに裏通りに入ってみます。この先行き止まりと書かれた坂道の先には私邸が並んでいましたが、ベンツしかガレージに収まっていない邸宅やら緑がふんだんにしかも意図的にあしらわれた邸宅やら‥六本木・麻布・赤坂のあたりをかなり徘徊してみましたが、この辺で集合住宅じゃない個人の持ち家に住んでいる人って、何を生業にしているのかとても気になりました。

六本木にて。自撮り。

普通の生活感溢れる家もたくさんあって、町内会の看板に貼られた「ラジオ体操」のビラなどがとても庶民的で微笑ましい六本木7丁目。数百メートル離れた六本木交差点の周辺は、土曜から徹夜で遊んだ不健全な若者で溢れ返っているというのに、2本くらい筋違いに入るだけで、普通の人の生活が営まれているというのがとても面白い町です。

青山墓地周辺もウロウロ。個性的な外装のお宅とか。

まだ1回も入館できていない国立新美術館とか。

お台場にも行ってみようと芝公園を突っ切りました。スカイツリーの常軌を逸したスケール感に触れてしまうと、間近で見ても東京タワーがとても現実的で可愛らしいサイズに見えます。

山手線の内側から外側に抜ける近道はないかな、と徘徊していたら、とても良い雰囲気の隧道を見つけました。この上を山手線や京浜東北線、東海道新幹線が走っています。

レインボーブリッジへ駆け上がる巨大なループのたもと。

お台場に人が集まるようになってからは、数えるくらいしか訪れていません。お台場の自由の女神像もどこにあるのか知らなかったくらいです。たまたま通りかかってその小ささに驚きました‥。

フジテレビが移転してきたりレインボーブリッジができる以前の’80年代のお台場といったら、都営バスを乗り継いで延々遠回りしてくるか、水上バスで訪れるしか無い、自然タップリの都心の秘境のようなところで、台場の対岸に見える大都会の風景が面白くて、よくデートしに来ていました。それが今では都会の象徴のような場所に‥写真の中央の家族連れは大型犬を連れているのでこの界隈にお住まいの方々かと思われます。犬友の輪があるようで、じゃんじゃん犬連れの人が集まってきて犬が泳ぎ回っていました。早朝で太陽が低いものですから、お台場の高層マンションの影がビーチにまで伸びていて、おくつろぎなさるには最適な環境を創っているのでございます。すごいすごい。

折角来たので台場まで歩いてみました。かなりきれいに整備されていますが、蝉がギャンギャン鳴いてトカゲがチョロチョロして、ミミズに蟻が群がっていて‥自然がタップリ残っています。30年振りくらいに来たのでどんなところだったのか全然覚えていませんでしたけど。

7時になったら帰ろうと思っていたので帰路につきます。短い間だったけれど昔働いていた会社の入っていた月島倉庫に寄ってみたり。

銀座のアップルストアに寄ってみたり。ジーニアスな方がもう店内でお店の準備を始めていましたよ。

そのまま銀座から上野まで中央通りを走ってみましたが、日本橋も神田も秋葉原もガラガラ。8時前になっても上野でさえこの有様。

そして母校でもないのに東京芸大の前を通って帰りました。

8時丁度に上野を出て、実家到着は8時50分。週末の東京周辺は、朝なら全くストレス無く一般道でも移動ができます。GROMで東京往復、楽勝。

map

遊びや仕事で訪れる東京はどこか特別なところという印象でしたが、東京の都心部の普通の人の生活が感じられる空間や時間を体感してみると、東京が特別なところではなく、たまたま多くの人が集まって人々が工夫しながら生活を営むことでできあがった街だということが感じられて、ちょっと親近感を覚えることができました。
週末早朝に東京徘徊するなら、日の長いこの季節が良いです。連日気温34度とか言われていますが、朝は30度ありませんでしたし。

2 Comments

これまたいいツーリング。
東京の道って、渋滞前提で作ってるから
車が居ないとえらく走りやすいんですよね。
真夏はどこにも出かける気がしないので、今度行ってみるかな。

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>柏くん
実際に走っていて、平日の仕事車が往来することを前提としてつくられた道だなぁと実感したよ。
人がたくさん集まって時間をかけてつくった工夫が至るところに見られて、短時間でも密度がものすごく高く感じられるね。

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