アライ プロシェードシステム

OGKさんやSHOEIさんがヘルメットの内側にスライド式のスモークシールドを内蔵したのに対して、アライヘルメットさんは外側にスモークシールド(アライさんは「シェード」と呼んでいます)を被せる「プロシェードシステム」という方法でクリア/スモークを両立したモノをつくりました。ので、購入してみました。ヘルメットそのものを購入する訳ではなく、対応した型なら手持ちのヘルメットに付け替えるだけというお手軽さが良いですね。

結論から。見慣れない形状、特にシェードを上げて帽子のツバ状態にした時の形に馴染むまではそれなりの時間が必要ですが、外からの評価ではなく使う側の立場で考えたらとても良いモノでした。バイク通勤で帰宅は暗くなってから、という自分の場合、夜はクリアの方が断然良いのですが、これまでは明るい時間を優先してスモークのまま走っていました。そういう使い方にはピッタリで、今回ホント何十年振りかに夜間にライトスモークでもないただのクリアシールドで走る体験をしましたが、視界良好で正直とても快適なナイトランでした。シェードを下げても下側1/3がクリアなのはどうなのよ?という点も、走り出しこそ気になったものの慣れてしまえば違和感を感じなくなりました。

開封してみて、あれ?と思ったのは手に取った重さ。ちょっとずっしりしたので計ってみたら167g。

SONY DSC

ノーマルシールドは103g。62%の重量増です。実際装着してみると、最初は重たさを感じますが、すぐ慣れます。

クリアシールドの外側にシェードが被さるという構造。スモーク部分を上げるのはスムーズにいきますが、下げる際は軽くロックされているので、手前に引いてロックを解除して下げるという操作になります。風圧でパンっといきなり下がってくることはありません。
シェードを支えている黒い三角のパーツは工具なしで開いてシェードを取り外せるようになっています。

あの、長年変化のなかったアライさんのブローシャッターがついに変わりました。上側に軽くスライドすると開く構造。正直デカくてカッコ悪い。作りも甘くて、まっすぐスライドせず斜めに開いたりします。

ブローシャッターを避けるシェードの逃げの切り込みが若干大きくて、シェードを閉じた状態でもブローシャッターとシェードの間にクリア部分の隙間ができています。内側から見るとUの字にクリアの視界が出来る感じ。構造的にも視界的にもこの隙間を作る意味がまったく分かりません。GROMやNUDAのようにアップライトなポジションだと正面に見る視界のほとんどはシェード部分になるのでこの隙間は気になりませんが、前傾姿勢のきついバイクでヘルメットの開口部の上端あたりを常に見るようなポジションのバイクだと、この隙間は結構気になるんじゃないかと思います。

シェードだけ上げた顔は帽子をかぶった子どもみたいで、RX7-RRでさえちょっとコミカルな表情になってしまいます。この既視感って何なんだろう。最初モビルスーツの「ジム」?と思ったけど、ジムはツバ付きじゃないし‥とか考えていたら気付きました。ああ、なんだバイファムか。

2 Comments

つがたく

>カントク
最初面白かったのに、途中から見なくなってしまったアニメのひとつです。

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