またも転覆

前回の「養育費を払え」という日の電話で、僕は今後妻と金銭的な接点を持ちたくありませんでしたので、「財産分与の額面から養育費に相当する額を差し引いて先払いする」形で手を打つという提案をしました。ところが残念ながら財産分与でこちらが頂ける額面は、妻の計算した斗威の養育費に満たなかったので、その案は丸々通りませんでした。すると、「新生活を始める上で必要な引っ越し資金だけを僕が受け取る」ことで手を打つという言葉を「妻の口から」提案してもらいました。大変ありがたく‥と思うのも変なのですが(そもそもも全てをなげうってでも斗威と一緒に生活をしたいといったのは妻ですから)、それで両者納得したものとして離婚協議書を書き、署名捺印して離婚届と共に妻へ送りました。

さて。届け出を妻が千葉の自治体(<戸籍があちらにあるため)に出す段になって、妻から電話がありました。離婚届けの証人になってもらう妻の知人と相談したら、養育費はやっぱりもらうべきだとアドバイスを受けたので、やっぱり養育費を払って欲しいとのことです。

これまでの話し合いって何のためにしたんでしょうね。

僕が斗威を妻に託すと決めたのは、できるだけ多くの人が笑えるからだと思ってのことなのですが、そういう気持ちって伝わらないんですかね。

そんなことを言われてしまうと、「それでは、斗威はこちらが育てます。財産分与は均等に割るとして、その後養育費は払って下さいね」という妻の出した要望をそのまま妻に尋ねたくなってしまいます。妻は「はい分かりました」と二つ返事で言えるのでしょうか‥。

離婚が成立したあとに、少なくともこちらは斗威に会うために連絡を取ることがいろいろな意味で難しくなることを望んでいません。それに少しずつですが前へ進めるように譲歩してきたつもりです。
下から高く積んでいった積み木の、床に近い部分をいきなり崩してしまうような連絡をもらうたびに、怒ればいいのに逆に虚しく悲しく情けなくなってしまいます。

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