ハイエース納車

人生3台目の所有車。ハイエース SuperGLが納車されました。

これまで2004年式のノアに乗っていました。ノアはファミリーカーとしてもトランポとしてもうちとしては過不足無かったのですが、先月側面からぶつけられて、全額支払って頂いた修理費が直すよりも買った方が‥という額になってしまったので買い替えることに。各社ディーラーを巡ってみながら、はじめは自分もRyocoもステップワゴンにするつもりだったのに、最終的には何故かハイエースになっていました。何でだろ。各社のミニバン、ファミリーカーとしてはとても良いのですが、ノアと代わり映えしなかったからかなぁ。買い替えた！という実感を得るという意味ではハイエースが一番インパクトがあったのだと思います。今日になってRyocoに尋ねてみたところ「一度はハイエースに乗っておかないと収まらないんでしょ？」と言われました。うーん、そこまで思い入れはなかったんだけど、いやでも乗ってみたかったというのは確かに‥うーん、よく分かっていらっしゃる‥。

というわけでうちの駐車場にちょっとワルい雰囲気の黒いハイエースが収まることになりました。

ファーストインプレッション。比較対象は2004年式のノア。
第一印象は「坂道、全然走らん‥」です。標準ボディーの2000ccガソリンエンジンのハイエース。なにも積んでいないのに車体が重い。同じ2000ccだったノアに比べると250kg重いのですが、これってノアにNSR積んでドライバー＋人間2人乗っているのが常態ってことですから仕方ないんですけど。バイク2台積んでもスイスイ走る2700ccのガソリン車のハイエースに比べると、2000ccのハイエースはホントに「荷車」って感じです。この辺は割り切って付き合うしかないですね。
シートの生地は肌触りがよく滑りにくい素材なのですが、シート高があるため降車時に着座の状態で尻を中心に90度回転する必要があるのに、滑りにくさが仇になって何か引っかかる感じがします。乗車時も、いずれかの腕や足が1本怪我するだけで、非常に乗りづらくなると思います。身体の動きにしなやかさがなくなった年配の方にはとても乗降しづらい運転席だといえます。

岩国までドライブしてみたところの後部座席に乗ったRyocoの第一印象は、「窓の広さがパノラマビューで感動的」「後部座席の座り心地は硬めだけど薄っぺらい堅さではないので座り心地は良い」「後部座席の暖房の調整が難しい」とのことでした。
後部座席の窓はオーダー時に開閉できる小窓タイプにするか、開閉出来ない1枚ガラスタイプにするか選べたのですが、スタイル的に1枚ガラスの方が断然カッコ良かったのでそうしたところ、普通サイズの車にはちょっと無い大きな窓が視界良好でかなり好印象だったようです。

ネガティブな部分も、この荷室をどれだけ活かすかで補うのがハイエースのハイエースらしい個性だと思います。

さて、先日ノアから取り外したカーナビとETCを取り付けるために早速パネルを剥がして配線しました。ここまでの作業をするのに、ボルト止めは一切ありません。力技でバキバキとパネルを剥がせます。

ケーブルを通すのに、この工具がとても役に立ちました。フレキシブルマジックハンドといいますか、先端部分に爪がでて手の届かないところのパーツを拾う工具です。爪が出るだけじゃなくて、先端はマグネットになっていて、さらにLEDライトもついているので、奥まったところからETCやカーナビのアンテナ線を引っ張り出すのに大変重宝しました。

ハイエース、ノーマルのまま乗り続けている人ってほぼ皆無だと思います。いかに自分流のハイエースにしていくかという楽しみ方は、他の車種を大きく上回るハイエースの魅力のひとつです。でも、最近GROMのカスタムに慣れてしまったせいか、ハイエースのカスタマイズはひとつひとつが金銭的に荷が重い‥。まずはやれるところから、コツコツとハイエース生活を楽しもうと思います。