九州右半分ツーリング 4日目

朝、夜明けの時間を見越して霧の町を出発して、大観峰を目指します。標高が上がるに連れて霧が晴れて来て、空は青空。間違いなく雲海の出ているコンディションです。大観峰に着くと車やバイクが数台、施設の駐車場のゲートは閉じているので、道ばたの砂利引きに停めていました。到着したのは日の出の直前で、阿蘇の中岳は真っ白な雲海に群青のシルエットで浮かんでいます。久住連山まで幾重にも重なって見える外輪山の丘の向こう側から茜色の陽が射しはじめると、作り物みたいな深い色の風景のコントラストが更に深まりました。

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ここにきて、デジカメの電池切れ。iPhoneのカメラで撮影です。大観峰からのパノラマ写真、大きい写真にリンクしています。

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ラピュタへも行ってみました。まさに雲に浮かぶラピュタ。何とも言えない風景。日が昇ると阿蘇の中岳の表情が豊かになりますが、高く上り過ぎると雲海の明暗が弱まってきて雲の連なりが分かりにくくなります。日の出からしばらくの、限られた時間が雲海を見る良い時間のようです。

動画も撮ってみました。

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ラピュタでこんなに人が居るのは初めて見ましたが、大観峰と併せてもムチャクチャ大人数なわけではありません。こんな素敵な風景見ている人がこれだけしか居ないのかと思うと、とてもとてももったいない気持ちになります。

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ここからは完全に帰路。うちの九州土産は唐揚げと決まっています。内牧の唐揚げをゲットできなかったので、帰りに買って帰ることになりました。耶馬渓の村上食堂さんがうちとしては最上級の唐揚げ土産になるのですが、今回1週間も放置してくれた家族のために、中津の村上食堂さんに寄って唐揚げをキロ買いしよう(その分船で帰らず自走で帰ろう)!ということで、ナビをセット。途中、長湯の炭酸温泉でも‥と寄ってみたら、河原に「かに湯」という野趣たっぷりの無料露天風呂が!ちなみに「かに湯」は「蟹湯」のことで、炭酸泉で泡泡が立つことから蟹湯と呼んだそうです。以前は河原の石を集めて川の水で温度を調整するような露天風呂だったようですが、今はコンクリートで固めた風呂釜になっています。
入浴どうしようかなぁ、と迷いましたが、カメラを構えた観光客がいっぱいで、さすがにスッポンポンになるわけにはいきませんでした。

これまたナビの決めたルート上にたまたまあった男山水源。駐車場から5分程、5年ぶりに歩いてみました。人里離れたところにあるので他の有名な水源より地味ですが、僕はここが気取っていなくて好きです。青く透明な水、と書くとなんだかヘンですが、ホントに青く透明な水が溢れています。

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県道28号、深耶馬渓は交通量も少なく、風景も走りも楽しめるオススメルート。

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村上食堂さんに到着です。青の洞門のすぐ近くにあります。昨年の夏、耶馬渓は大水害で酷い映像が流れていました。うちでは「村上食堂さん、大丈夫かねぇ」と心配していたのですが、普通に営業されていました。お店で水害のことを尋ねると、「あの蛍光灯のスイッチのところに線ができてるでしょ、ここまで水に浸かったのよ」と教えてくれました。そういえば看板やらカウンターやら細々としたものが新しくなっています。

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唐揚げ1.5kgを注文して、待つ間に唐揚げ定食を頂きます。800円。前回定食を食べた時はもも肉だったのでそういうものかと思っていたら、唐揚げは持ち帰りも定食も部位を選べず常におまかせなようです。

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青の洞門は全面通行止めでした。川の対岸から見て楽しむスタイルになっています。

暑い中下道自走で小倉まで北上して、最後の200kmは高速で広島へ帰りました。平日扱いになることを忘れていました‥。

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今回は使いませんでしたが調理器具も一式積んでこのサイズ。NUDAツーリング仕様の荷物の積載量は、僕のツーリングスタイルでは必要十分でした。

4日目の走行距離 約400km。

4日間の合計1,600kmの夏ツーリングでした。

2 Comments

takashi_s1w

九州のいいところを沢山ご存知ですね。いい旅をされていますね。
住んでいながら殆ど出かけることのないところばかり。

ここ最近は阿蘇方面で、中年ライダーの死亡事故が多発しているということで出かけるのを禁止されている私です。

私事ですが、骨折が8割がた治ってきたのでSMRの慣らしを優先しています。

ところで、蟹湯は入るのに度胸がいるのでまだ一度も入ったことないですが、長湯温泉自体はとてもリラックスできる炭酸温泉ですね。
またいつか出かけていこうと思っています。

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>takashi_s1wさん
言われてみると中年ライダーの枠に入ってしまっているのがショックなことですねw
九州は山も海も道の種類が本当に豊かで羨ましい限りです。完治されましたら、是非九州在住の素晴らしさを噛み締めてください!

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