九州右半分ツーリング 3日目

公園野宿は水やトイレの確保だけでなく、東屋があるのと雨の日も安心できるのが良いですね。

3日目にもなると、予定を立てずにスタートしたツーリングも目的地やルートがやや曖昧になってきます。今日は阿蘇までたどり着ければいいなという感じで、北へ向かうことにします。

折角鹿児島まで来たので桜島くらい拝んで帰ろうと思ったのに、昨日に引き続いて霞がひどく、対岸の鹿児島市街からでも見えない状態でした。
数日前から何か液体が漏れているなぁ、と思ってはいたラジエーターまわり、高速を走ったらひどいことになっていました。シュラウドの中のリザーバータンクあたりから漏れているようです。

この2日、海沿いばかり走っていて、連日36℃とか37℃とかが続いていたので、山間部に入って33℃でもかなり涼しく感じます。韓国岳あたりは24℃。寒いくらいです。残念なことにバイクで走るとあっという間に通り過ぎてしまうんですよね。

樹間の木漏れ日の道路、気持ち良くて大好きです。たまに木漏れ日と砂だまりが分からなくてヒヤっとすることがあっても、好きです。高千穂峰から南に下る県道480号線は、とても気持ちの良い木のトンネル道路です。そういえばえびの高原や霧島周辺の道路、全体的に舗装が新しくなっていてとても走り易くなっていました。

鹿児島とえびの市を最短距離で結ぶと走ることのない、高千穂峰の東側の道路。まだまだ知らない風景が沢山見つかるのが嬉しい。1時間くらい遠回りのワインディング三昧でした。

えびのから人吉へ抜け、そこから阿蘇へ向かうには秘境・椎葉村を超えるか五木の子守唄で有名な五木村を抜けるかのルートがあります。椎葉越えはすでに経験済みなので、今回は五木村超えをすることにしました。地図上のイメージからして椎葉に並ぶ酷道かと思っていたのに、こちらはほぼ2車線道路で、拍子抜けするくらいお気楽なルートでした。眼下にうねるワインディングロード。ワクワクしますね。

抜けた先の美里町には古い石橋が点在しています。五木村越えは秘境・酷道のつもりで時間を考えていたので、浮いた時間を石橋探報に充ててみました。上の写真の橋はすぐ隣に国道の鉄橋が架かっていて、普通に走っているとその存在に全く気づかない橋。

生活道路になっている石橋もあります。

霊台橋は地図で見ると国道として使われているのかと思って最初は通り過ぎてしまいました。ここもすぐとなりに国道の鉄橋が架かっていて、今は歩行者用道路になっています。奇麗な石組みにホレボレします。

5月にも訪れた通潤橋。このスケールと美しさもちょっと足を運んで見る価値があります。

ずっと天気には恵まれてきましたが、阿蘇の山頂で突然の雨。雨雲ズームレーダーを見ると、避けようの無い帯状の雨雲が九州を縦断しています。もう阿蘇まで来ているので、勝手の分かる内牧に行こうと山を下る途中、激しく雷が落ち始めたのでガソリンスタンドに避難すると、直近に落雷があって驚きました。

温泉は雨が降っても楽しめるレジャー。GWに引き続いて、今回も宝湯さんに入りました。シャンプー・ボディーソープ・タオルの貸し出しありですから、手ぶらで楽しめるお風呂です。

いつか行ってみようと思っていた内牧のお寿司屋、番長寿司に入ってみました。上握り2000円、ビールとお通しで3700円の支払いという感じ。気取ったお寿司屋さんじゃないのでお気軽にどうぞ。

雨だったこともあって、確実に屋根下が確保出来るところ、ということでGWと同じ場所に吊りました。真夜中、トイレに起きてみると、一面の霧。これはもしかして‥と翌朝に激しく期待が高まります!

3日目の走行距離 約500km

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