九州右半分ツーリング 2日目

道の駅北川はゆまは飛び飛びでつながっている東九州自動車道の入り口にもなっていたので、そのまま5:30に高速に乗って朝の早い時間に出来るだけ南への距離を稼ぎます。でも、ガソリンの残量が3Lしかなくて、日向でスタンドが見つかるまでは結構焦りました。

7時過ぎに宮崎市へのエントランスとなる一ツ葉有料道路入りです。今回は早朝なのでスムーズに宮崎入りできましたが、東九州は国道10号の一本道で、片道2車線区間も少なく本当にバイクでもツラい道程です。土地の人ではありませんが、僕も高速道路の早期完全接続に賛同します。

宮崎市以南の南国アピール度は半端ありません。どこへ行ってもフェニックスとソテツ。

鬼の洗濯板に囲まれた青島。初めて訪れた時はその奇岩奇景に大変感激しました。宮崎はとても遠い土地だと思っていたので、小学生のころに社会で習った鬼の洗濯板をまさか自分の足で見に行くことが出来るとは思わなかったからです。見慣れてしまうと一人で渡っても楽しくも何ともないトコ。是非アベックか家族連れでどうぞ。

日南海岸、前半はしばらく鬼の洗濯板に囲まれた海岸線が続きます。理科好きの人にも社会科好きの人にも堪らない風景でしょう。
これ、浸食で露わになったのだと思うのですが、そうるすと、山の部分の下にはこの地層が埋まっているということなのでしょうか?

 

普段は一気に走りきってしまう日南海岸ですが、前々から途中にある油津という町を散策してみたいと思っていました。運河と重要文化財になっている古い建物のある町です。寅さんのロケ地にもなったそうです。

なんともいえない色合いの古びた建物が実店舗として今でも使われています。

レンガの倉庫も現役です。変に保存せずに使われているということは、これからもどんどん時に磨かれた味に深みが増していくのでしょう。何十年かして、再び訪れてみるのが楽しみです。

様々な表情の南国の道がひたすら続きます。普段瀬戸内海に住んでいるので、大きなビーチに横一文字に押し寄せる波をみているだけでもやられてしまいますよ。というか、もうこの辺りではかなりハイな気分です。海岸線なんて面白くもなんともないと思っていたのに、日南海岸を走って面白くないと言える人はそれほど多くはないのではないでしょうか。

素通りするのも申し訳ない気がしたので、とりあえず都井岬。

佐多岬も桜島も今回はパスするつもりで、大隅半島から薩摩半島に渡るフェリーの時間を調べると、ここから次の便までギリギリな感じ。飛ばして走って余裕で間に合いましたが、折角の自由な旅なのにこういう時間や場所に縛られてそれに合わせて走るの、イヤですね。自分が一人旅で宿を取らないのもそういう理由だからだと思います。

折角間に合ったフェリーですが、到着したら車もバイクもいっぱいで、受付で「次の便になるかもしれません」と言われてしまいました。自分が到着してからも車がバイクがワラワラと。結局隙間に詰め込んでもらって最後の1台でした。人が動く時期って、いろいろ読めないことが沢山。

指宿は奇岩が目立ちます。

本土最南端の佐多岬へ足を運ぶ人は多いでしょうが、薩摩半島最南端の長崎鼻へ足を運ぶ人はそれほど多くないのでは?まぁ、地味なところでした。灯台も小さいし。

開聞岳。この数日、逆光だと大気中で何かが乱反射して霞がかかったよう。

何となく開聞岳の南側を走ってみようと行ってみてビックリ。塹壕跡のような気味の悪いトンネルが長々と続いているのです。後半はそれなりに楽しいワインディング。入り口が少々分かりづらいですが、薩摩半島ツーリングされる際は是非是非訪れてみて下さい!強烈にオススメです。

もうひとつ、池田湖の北西にある大野岳という山は山頂近くの駐車場から108段の階段を上ると山頂の展望台まで登ることができます。ここからは開聞岳はもちろん、池田湖や鹿児島湾、周囲の茶畑など海景・山景が360度広がって素晴らしい光景です!薩摩半島の魅力は砂蒸し風呂で砂をかけられるだけじゃない!指宿周辺のツーリングの際には是非ルートに加えてみて下さい!

2日目は山の中の公園野宿。誰もいない静かな夜でした。

2日目の走行距離 約400km

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